2019年10月03日
ナイフ・マルチツールに使用するオイルの話
これだけあればしばらく使えるよなぁ、と思って購入した刃物用のさび止めオイルが底を付いた。ナイフだけでなくマルチツールや電動シェーバーなど色々なものに使用してたから、思った以上に消費が早かったですね。一度こぼしてしまったのもあるか。。。。
また購入しておかないといけません。ちなみに購入しているのはAZ(エーゼット)の刃物専用サビ止め油 220mlです。
ナイフを始めとした刃物には専用のオイルを使用するのがオススメです。一部には椿油が適している、という話もありますが、長期保存すると酸化してしまうのか、刃物の表面にポツポツと変色したような錆が浮くことがあります。結構厄介な錆なので、使用上は問題がなくても気分のいいものじゃありません。本当に椿油って、刃物に適しているのか個人的には疑問です。刃物の専門家ではないのであくまで経験上の話ですけど。
刃物用として椿油も販売されているので、使用環境にも左右される可能性もあります。あくまで個人的な経験上のお話です。
コレクション用のナイフだとシリコンオイルが適している、という人もいます。錆を抑える効果は高そうです。独特のテカリも出るので飾っておく分にはいいんじゃないでしょうか。でも食材をカットすることもある刃物ではちょっと使いにくいです。シリコンは人体に有害とされてますから、できれば食材には触れさせたくないんですよね。
管理人的には刃物用とされているオイルを愛用してます。こちらの主成分は流動パラフィンオイルという鉱物系のオイルです。鉱物系オイルですが、食材をカットする刃物にも使用できる人体に無害なオイルだとされてます。一応食品添加物とされていますよ(残留濃度0.1%以下だったかな)。
粘度や添加剤は違いますが、赤ちゃんの肌の保湿やメイク落としに使用されるベビーオイルも流動パラフィンが主成分、と聞くとなんとなく安心しませんか?
流動パラフィンオイルは酸化もしにくく、長期の保管も可能ですよ。
さらにいうと、電動シェーバーやバリカンなどに最初から付属してくる小瓶のオイル。これも流動パラフィンを主剤としてますね。肌に直接触れるものにも使用できる、と解釈していいかと思います。
で、さらにもっというと、この流動パラフィンオイルを使用したものが結構身近にもあるんですね。それがミシン油。高速で動くミシンでも使用されるんです。潤滑と防錆の両方の効果を持ったオイルなんですね。なので、安価に済ませるならミシン油を錆止めとして使用するのもオススメです。ダイ○ーでも万能オイルという商品名でミシン油が販売されてます。100mlくらい入っているので使いではありますね。錆止め・潤滑に十分使えるオイルです。
管理人の使用しているオイルも流動パラフィン、食品添加用流動パラフィンオイルが主成分なので、食材をカットするナイフや包丁にも使用してます。サラッとしてベタつかないオイルです。とはいえ、付け過ぎるとやっかいなので、刃物表面に1滴落としたらキッチンペーパーなどで全体に薄く伸ばすように使います。そんな使い方なので、220mlサイズでも長く使えてしまうんですね。
ということで、食材にも触れるナイフを始め、刃物には流動パラフィンオイル、オススメです。特に炭素鋼の刃物は濡れたまま放置するとすぐ錆びるので、使用後は水分を飛ばしてから薄く塗布するといいですよ。残念ながら現在、ナチュラムさんでは流動パラフィンオイル製品は椿油配合のものしか見当たりません。個人的にはあまりオススメできませんね。
また普段の簡単なお手入れなら、セーム皮で拭くことで刃の荒れを緩和することができますよ。それだけで研ぐ回数を少なくすることができるのでオススメです。刃の背から皮を当てて、刃線を上下から抑えるようにして刃元から刃先に向かって拭いてください。汚れもきれいに落とせます。
Posted by あごひげあざらし at 19:02
│アウトドアグッズ│スポーツ&フィットネス