2011年07月13日
ベイトフィネスなリール!カルコンDC&PX68SPRなど
ベイトフィネスというフィッシングスタイルもすでに定着した感があります。
シマノ、ダイワ両社から専用のベイトリールがリリースされてますし、ロッドの方も各社からベイトフィネスロッドが登場。すでに釣りの1ジャンルとなってますね。
で、今日はベイトフィネス専用機といわれるベイトリールをご紹介しておきます。シマノもダイワの力が入ってますからね。
まずはシマノのベイトフィネス専用機の最新モデルから。
シマノ(SHIMANO)カルカッタ コンクエスト 50DC
カルコンDCこと、カルカッタコンクエスト50DC&51DCです。先行発売されていたカルカッタコンクエストDCに新たに追加された最小モデルですね。
先行発売されていたカルコンDC100・200同様、デジタルコントロールブレーキを搭載していますが、100・200がI-DC+というシステムだったのに対して、50・51ではI-DC4というシステムを搭載してます。
I-DC+は3つのモードに対して8段階の調整で24パターンの調整が可能ですが、I-DC4は至ってシンプルな調整機構になりますね。基本的にキャスコン以外は4つのモードをチョイスするだけです。
軽量なスプーンやミノーをキャストできるベイトリールとして登場したカーディフDCをバス用にモディファイされたモデルというわけです。
調整機能はシンプルですが、バス用のルアーにアジャストさせたチューニングが施されてます。ノーシンカーワームなど重量は軽く空気抵抗が大きいルアーをキャストしてもバックラッシュさせないために、ブレーキの立ち上がりが早くなってますね。
プログラミングを変えることで味付けも変えられるデジコンならではのチューンです。
ロングディスタンスモード・ミドルディスタンスモード・オールラウンドモード・ウィンドモードの4つから選ぶだけで、常に最適なブレーキを得られるため、かなりオートマティックな印象ですね。ベイトフィネス専用機として考えれば、微調整もそれほど必要とはならないわけで、これは実用的です。だって、最初から軽量なルアーしか使わない前提ですからね。あとはキャスコンの微調整だけで対応できます。
スプールにはカーディフDCよりもラインストック量を増やした30mm径のものを採用。これによってナイロンラインなら8lbクラスのものが105mほど巻けます。ベイトリールはラインを少なめにすればするほどスプール回転が良くなるので、容量目いっぱいよりも少なめに巻いた方がトラブルも起こしません。8lbが100m、6lbが140mとなってますが、6lbを100mでも問題ありませんね。飛距離を重視するなら、75m程度に抑えても良いくらいです。そもそも、それほど機距離は出せませんからね。
ベイトフィネスでは圧倒的な飛距離よりも、より正確にキャストできる方が重視されます。キャスティングアキュラシーに優れているのがベイトリールの魅力なので、狙ったポイントにピンポイントで打ち込む貯めにはライントラブルはNG。
デジタルコントロールブレーキならではの、ストレスのないキャストフィールが味わえますよ。
またメインギアはカーディフDCのアルミに対して、強度に勝る真ちゅう製に変更されてます。アルミが弱いということではありませんが、耐久性では真ちゅうの方が優れてます。この辺は安心感ということでしょう。
シマノ(SHIMANO)カルカッタ コンクエスト 51DC
右ハンドルの50DC、左ハンドルの51DCともに
定価¥66150のところ、¥51090 22%割引
ダイワ(Daiwa)PX68R SPR
シマノのデジコンに対して、ダイワが出した回答が「遠心ブレーキ」の採用。ダイワのルアー用ベイトリールといえばマグブレーキがその代名詞でしたが、スモールプラグなどのベイトフィネス向けに遠心ブレーキをチョイスしたのがPX68 SPRです。
マグブレーキでも軽量なルアーに対応することは可能ですが、スプールの立ち上がりからブレーキが利き始めるマグブレーキは、空気抵抗の大きい軽量ルアーでは飛距離、特に後半の伸びに難がありました。
狙ったポイントの手前でお辞儀をするように失速してしまうようなことが起きやすいわけです。これはマグブレーキの構造的な特徴なので、良い面に作用することもあるものの、ベイトフィネスに限れば弱点でもありました。
そこでマグブレーキ搭載のPX68を遠心ブレーキに換装。2点式のブレーキブロックを外ダイヤルで調整するシステムとすることで、サイドプレートを開閉することなくブレーキ調整を可能にしました。
スプールは超軽量な薄肉ジュラルミン製エアスプール。これはPX68と同様の仕上がりで、マグブレーキユニットから遠心ブレーキユニットにすることでさらに軽量になってます。負荷の掛かりにくい軽量ルアーでも素早い立ち上がりが可能です。ピッチングで攻めるときにこのブレーキのアドバンテージが活きてきますね。
ベースモデルとなったPX68よりも軽量化されたわずか150gのボディは、ライトなロッドとの相性も抜群です。タックルバランスの取れたフィネスロッドは、軽くかつ振りやすくなりますよ。
手返しのよさを重視した6.8:1のギア比も速すぎず遅すぎず、ジャストなフィーリングですね。
右ハンドルのPX68R SPRが
定価¥52500のところ、¥39830 24%割引
ダイワ(Daiwa)PX68L SPR
左ハンドルのPX68L SPRは
定価¥52500のところ、¥41470 21%割引
ダイワ(Daiwa)PX68L
マグブレーキを搭載したPX68シリーズも十分ベイトフィネスリールといえますよ。
キャスト後半の伸びは遠心ブレーキに劣るものの、ライトライン用にチューンされたマグブレーキは従来のマグよりも初速を出しやすいです。
マグブレーキに慣れた人はこちらの方が扱いやすいと感じるはずです。ピッチングだってフィネス用チューンを施されていないリールより圧倒的に使いやすいですから。
ダイワ(Daiwa)PX68R
右ハンドル・左ハンドル共に
定価¥43575のところ、¥34860 20%割引
ダイワ(Daiwa)アルファス フィネスカスタム 105HL
バス用ベイトリールとして従来からラインナップされていたアルファスtype-Fにフィネスチューンを施したモデルが、アルファス フィネスカスタム105Hです。メーカー純正のフィネスチューンといったところですね。
変更点は主にスプールになります。フィネスリグ用に浅溝化された超薄肉超々ジュラルミン製エアスプールを採用してますね。このため、軽量ルアーを使用してもスプールに十分な初速をつけさせることが可能です。
アフターマーケットで販売されてたスプールをメーカーが作って採用したといったところでしょうか。
専用に作られたPXに比べるとボディサイズが大きく、重量もありますがベイトフィネス入門機としては必要十分なレベルになってます。若干ブレーキが強いような印象もありますが、ラインを少なめに巻くことである程度は対処可能ですよ。
こちらも右ハンドル・左ハンドルがラインナップ。
ダイワ(Daiwa)アルファス フィネスカスタム 105H
定価¥32550のところ、¥22200 31%割引
シマノからは専用機とは名乗っていないものの、十分ベイトフィネスに対応できるモデルがラインナップしてます。アルデバランMgとスコーピオンXT1000・1001です。どちらも軽量なマグナムライトスプールを搭載し、ボディもコンパクト。専用モデルと遜色のない性能が期待できますね。
シマノ(SHIMANO)09 アルデバランMg7
シマノ(SHIMANO)09 アルデバランMg7 右
定価¥40950のところ、¥28660 30%割引
シマノ(SHIMANO)スコーピオンXT 1000
定価¥26250のところ、¥16520 37%割引
シマノ(SHIMANO)スコーピオンXT 1001
定価¥26250のところ、¥16640 36%割引
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Posted by あごひげあざらし at 17:45
│バスフィッシング
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