2010年09月22日
スプールの話!AR-CとABSⅡのエッジ形状
革新的なスプール形状として登場したシマノのAR-Cスプール。
ラインの放出抵抗を減らし、飛距離をアップ。さらにライントラブルも少ないと評判でして。
そんなわけで、シマノのスピニングは続々と登場するニューモデルが次々とAR-Cスプール搭載になってますね。
このAR-Cスプールは、スプールエッジの形状が特徴です。
スプールエッジの最も高い部分(ライン放出時にラインが接触するところ)をより前(ドラグノブ側)に持っていくことで放出抵抗を減らし、また引っ掛かりも防止するわけです。
スプール糸巻き面でもっとも前に巻かれているラインは、ライン放出時にスプールエッジに接触する面が多くなり、これが抵抗となって飛距離を落としてしまったり、引っ掛かりの原因となってしまうんですね。
エッジを前に出すことで抵抗が減るわけです。
08バイオマスターで見るとこんな感じですね。
写真の撮り方が下手なので、シマノのHPより画像をお借りすると
エクスセンスのスプールです。やはりエッジが前に出てますね。
これが現在のところ、最も新しいスプール形状だと思うんですが、今年ダイワから登場したABSⅡというスプールのエッジがどうもAR-Cに似てなくもない、かな、と。
残念ながら、まだABSⅡのスプールを搭載したリールを持っていないので、こちらもダイワのHPより拝借。
ちょっとわかりにくい画像ですね、メーカーサイトのものとしては。。。。。。
(2010/10/7日補足)
[レブロスMXのスプールです。
2段エッジではなく、AR-Cのエッジを小さくした感じ?]
内側に出っ張りがあるような、2段になったスプールエッジ。内側の段付きを超えてラインをストックするのが正解でしょうから、その線を超えたところまでラインを巻くとちょっとAR-Cスプールっぽい?
気持ちスプールエッジが前に出てますよね。これによって、AR-Cスプールに近い効果が期待できそうです。AR-Cほどスパッとした面ではなく、丸みを帯びているのでライン放出抵抗はABS2の方が大きいとは思いますが、スプール前端部に巻かれたラインもスムーズに出ていきそうです。
ABSスプールは、バックラッシュしにくいよう、スプールの糸巻き面に1~3度の逆テーパーを付けてます。順テーパーのほうがライン放出はスムーズですが、ちょっと緩く巻かれていると「バサッ」とバックラッシュしますから、投げ釣り用リールなどでしか採用されてません。
ABSの逆テーパーはバックラッシュしそうになったラインが逆テーパーに阻まれて出にくくなる→バックラッシュしにくいということになります。絶対にバックラッシュしない、ということではありませんけどね。テンションを掛けずに巻いたり、ラインのヨレがひどかったりするとバックラッシュしますから。
ABS2もAR-Cもどちらが良い、悪いじゃありません。どちらもリールとしての性能を高めるための工夫ですからね。進歩ということで。
現在のところ、ABS2が採用されているリールは、10セルテートとレブロスMX、プレイソ、ファントムJ、Jライトと限られてます。
今後、どんどん採用されるとは思いますが、RCSのエアスプールなども従来型ABSのままですね。
ABS2搭載のモデルは下の検索リンクから探せますよ。
レブロスMX
10セルテート
ファントムJ
フィッシングタックルならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館
ラインの放出抵抗を減らし、飛距離をアップ。さらにライントラブルも少ないと評判でして。
そんなわけで、シマノのスピニングは続々と登場するニューモデルが次々とAR-Cスプール搭載になってますね。
このAR-Cスプールは、スプールエッジの形状が特徴です。
スプールエッジの最も高い部分(ライン放出時にラインが接触するところ)をより前(ドラグノブ側)に持っていくことで放出抵抗を減らし、また引っ掛かりも防止するわけです。
スプール糸巻き面でもっとも前に巻かれているラインは、ライン放出時にスプールエッジに接触する面が多くなり、これが抵抗となって飛距離を落としてしまったり、引っ掛かりの原因となってしまうんですね。
エッジを前に出すことで抵抗が減るわけです。
08バイオマスターで見るとこんな感じですね。
写真の撮り方が下手なので、シマノのHPより画像をお借りすると
エクスセンスのスプールです。やはりエッジが前に出てますね。
これが現在のところ、最も新しいスプール形状だと思うんですが、今年ダイワから登場したABSⅡというスプールのエッジがどうもAR-Cに似てなくもない、かな、と。
残念ながら、まだABSⅡのスプールを搭載したリールを持っていないので、こちらもダイワのHPより拝借。
ちょっとわかりにくい画像ですね、メーカーサイトのものとしては。。。。。。
(2010/10/7日補足)
[レブロスMXのスプールです。
2段エッジではなく、AR-Cのエッジを小さくした感じ?]
気持ちスプールエッジが前に出てますよね。これによって、AR-Cスプールに近い効果が期待できそうです。AR-Cほどスパッとした面ではなく、丸みを帯びているのでライン放出抵抗はABS2の方が大きいとは思いますが、スプール前端部に巻かれたラインもスムーズに出ていきそうです。
ABSスプールは、バックラッシュしにくいよう、スプールの糸巻き面に1~3度の逆テーパーを付けてます。順テーパーのほうがライン放出はスムーズですが、ちょっと緩く巻かれていると「バサッ」とバックラッシュしますから、投げ釣り用リールなどでしか採用されてません。
ABSの逆テーパーはバックラッシュしそうになったラインが逆テーパーに阻まれて出にくくなる→バックラッシュしにくいということになります。絶対にバックラッシュしない、ということではありませんけどね。テンションを掛けずに巻いたり、ラインのヨレがひどかったりするとバックラッシュしますから。
ABS2もAR-Cもどちらが良い、悪いじゃありません。どちらもリールとしての性能を高めるための工夫ですからね。進歩ということで。
現在のところ、ABS2が採用されているリールは、10セルテートとレブロスMX、プレイソ、ファントムJ、Jライトと限られてます。
今後、どんどん採用されるとは思いますが、RCSのエアスプールなども従来型ABSのままですね。
ABS2搭載のモデルは下の検索リンクから探せますよ。
レブロスMX
10セルテート
ファントムJ
フィッシングタックルならこちらにも
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Posted by あごひげあざらし at 12:41
│リールの基礎知識
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