2021年04月20日
灰や炭は自然に還えりません!持ち帰りが原則ですね

ゴールデンウィーク直前です。
今年も昨年に続き、コロナウィルス禍が収束していませんので例年とは違うGWになるかとは思います。こちら千葉県はまったく収まりそうもありません。マン防ですから。
とはいえ、地域によっては比較的収まりつつあるところもあるでしょう。このゴールデンウィークにキャンプ出撃という人も少なくないはず。
密閉空間になりにくいキャンプは感染をあまり気にせずに過ごせる、とキャンプを始める人も多いですしね。
で、これからキャンプを始めよう、という方に老婆心ながら一言。
「灰や炭は自然に還りません」「灰捨て場がないキャンプ場では持ち帰りが義務です」
天然の素材である木を燃やした灰や炭、天然素材だから放置しても自然に還ると思われがちです。でも燃焼灰・炭は完全に炭化している無機物。微生物などに分解されて土に還る有機物とは違います。
放置すると何百年経ってもそのまま残ってしまうんです。遺跡発掘でも大昔に火を使った痕跡(灰や炭)は分解されることなくそのまま出てきますからね。
キャンプ場でも同じことで、燃焼灰や燃え残った炭を放置してくるとそのままず~っと残ってしまうんです。管理人さんが片付けない限りね。次にそのサイトを利用する人にも不愉快な状況になりますので、持ち帰るか所定の灰捨て場に置いてくるのが義務なんです。
なので焚き火で出た灰やBBQで燃え残った炭を持ち帰るための容器をご用意ください。
丈夫なビニール袋でもいいですし、ふた付の容器でもかまいません。車内で飛び散らないよう密閉できるものがオススメですよ。
ということで、オススメのアイテムを。

その名の通り、燃えている炭火を消すための容器、火消しつぼ。
BBQが終っても燃え続けている炭。消えるまで待てないと水をかけて消火しちゃう人も多いですが、そうするとBBQグリルはどろどろになって後片付けがより大変に。炭火は高温なので水をかけると高温の蒸気が発生して危険ですしね。
燃えている炭も酸素を遮断すれば間単に消えてくれます。この壷がそのためのアイテムです。燃えている炭を入れて蓋をすれば安全に消火できますし、火の消えた炭は消し炭として次回の着火材代わりにも使用できますよ。
ついでに灰も入れちゃえば密閉して炭と灰を持ち帰れます。
もちろん灰の持ち帰り用としても使用できますね。
大型サイズもあります。

グループユースならこちらのサイズがオススメですね。
焚き火の灰を持ち帰るなら袋でもいいですが、使いやすいのはバケツタイプです。焚き火台が冷えたらそのまま持ち上げて移せますからね。

フタ付のブリキ製バケツです。別にこれじゃなくてもいいんですけど。
フタ付なら持ち帰りの際にこぼす心配が少ないですからね。車内で灰をこぼすと結構悲惨なので。。。。
こちらは蓋を完全に固定できるタイプではないので、養生テープなどで蓋をしっかり固定して持ち帰る方が安心ではあります。

十分に冷えた状態の灰ならこういった樹脂製のバケツでも持ち帰りに使用できます。フタ付なのでこちらも灰がこぼれにくいですよ。
熱いままだったり燃えているものがはいっていると溶けちゃうので十分冷ましてから使用してください。
灰や炭のほか、ゴミもしっかり処理しましょう。ゴミも持ち帰りが原則ですが、ゴミ捨て場がある場合はそちらに捨ててください。
ルールや原則を守らない人が多くなると、キャンプ場が閉鎖されてしまうこともあります。楽しい場所を減らさないためにも、持ち帰りをよろしくお願いします。

