2012年11月22日
カセットガスヒーターの疑問?屋外専用・屋内使用可

簡単手軽なヒーターとして人気なのがガスを燃料にする燃焼式ヒーター。
薪ストーブのような暖房能力は期待できませんが、サブヒーターとしてや手焙りヒーターのような使い方なら十分暖かいですよね。ちょっと危険ではありますが、コタツのような使い方をしたこともあります。テーブルにテーブルクロスを掛けて足元でヒーターを使用するんです。燃え移らないような注意は必要ですが、これって結構暖かいんですよ。
ガスのヒーターもずいぶんと増えました。以前は燃焼式というと反射板タイプが多かったですが、今では平面燃焼式も多くなりました。
カセットガスを燃料にするヒーターでは、屋外専用というモデルと、屋内・屋外兼用、屋内専用といったモデルがあります。
どこが違うんだろう、と素朴な疑問を持ったんですが、安全装置の関係なんですね。
屋内でも使用できるヒーターには立ち消え安全装置や不完全燃焼防止装置などが必要なんだそうです。それらの機能が搭載されていれば屋内使用可、圧力感知装置や転倒時消火装置などだけの場合は屋外専用となるそうです。
で、ナチュラムさんでの掲載数が多くなってきているのがグリーンウッドというブランド。もともとは石油ストーブの販売メーカーのようですが、現在はパネルヒーターやカセットコンロなども販売してるブランドです。

このグリーンウッドGCPー221は屋内外兼用のカセットガスヒーター。不完全燃焼防止装置や立ち消え防止装置が採用されます。グリーンウッドのメーカーサイトには掲載されてないけど、新製品でしょうか。従来からGCPー220というモデルはありましたが、ボディサイズなどがちょっと違いますよね。重さもわずかながら軽く(4.3kg⇒4.1kg)なってます。
燃料はカセットガスです。カセットボンベ1本で1時間半程度使用可能となってます。ちょっと燃焼時間が短いかな、とも思いますね。できればガス2本搭載にして3時間程度は燃焼してもらいたいところですが。火力が大きいのである程度燃焼時間が短いのは仕方ないですけどね。
そう、これ、火力が大きいんですよ。最大で約2.2KW/hとなってます。熱量でいえば約1900Kcalと強力。火力・熱量が大きいということは暖房能力も高いということです。同様のカセットガスヒーター、イワタニのカセットガスストーブは1.0KW/h、約900Kcalですから、倍の火力ですね。
このくらいの能力があれば、スクリーンタープ内の暖房としても使えるかもしれません。
平面燃焼のストーブは反射板タイプよりも広い範囲を暖めることができます。反射式だと本当に正面と上だけが暖かい感じですが、平面タイプはもう少し正面に伝わる熱量が大きいです。わずかな違いかもしれませんが、このわずかな差が結構感じるんですね。
普段は自宅のサブヒーターや緊急防災用に、アウトドアではメインヒーターに、なんて使い方もできそうですね。ランニングコストでは石油や薪ストーブの方が安上がりかもしれませんが、点火消火といった取り扱いが簡単なのは魅力です。
¥14800

でこちらが、一回り大きいと思われるモデル。とはいえ、暖房能力はほぼ同じようです。ほんの少しこちらの方が火力が大きいのかな、連続燃焼時間が短いですし、ガスの消費量も多いですね。燃焼パネルも大きいようです。
こちらも屋内外兼用なので、自宅のサブストーブにも使用できますね。
¥14800

こちらもグリーンウッドのサイトには掲載されてませんが、平面燃焼の屋内外使用できるタイプとしては最も小さいのかな。
ボディはコンパクトで、重量も約3.7kgと軽くなります。ボディが小さくなる分燃焼パネルも小さくなるので、結果火力も小さくなります。最大で1.8KW/h、1600Kcalくらいですかね。それでもこのサイズとしてはかなり強力な熱量ですね。管理人的にはこれが一番魅力を感じます。連続燃焼時間も最長2時間半くらいとなんとか許容できるレベルとなってます。頻繁にカセット交換は面倒ですからね。
持ち運び・収納もしやすいので、屋内・屋外兼用にするなら個人的にはこれがベストバイだと思ってます。
¥13800

こちらもサイト掲載のないコンパクトストーブ。こちらは屋外専用になってます。転倒時消火機能・内圧感知機能は採用されてますから、屋外なら安心して使用できます。屋内では基本、使用禁止ですね(自己責任ならあり?)。
GCPー160というモデルが以前からありましたので、モデルチェンジかな。
スペック的には重さが100gほど軽くなった程度です。画像で見ると脚の形状を変更して表面のガードパネルをブラックアウトした程度のようです。
火力的には1400Kcalとこのタイプとしては十分強いといえるレベルです。連続燃焼時間は約2時間程度で、ボンベ1本なら仕方ないでしょう。
¥8253

イワタニのモデルは一応屋内専用ということになってます。でもこのモデルなら外でも使用できそうです。
こちらはマイナーチェンジした2代目になりますね。ほぼ旧型と変わりませんが、パネルの仰角を8度アップしたそうで、暖房効率が高くなっているそうです。
火力はそれほど大きくありませんが(約900Kcal)、その分連続燃焼時間は長く、3時間程度は使用可能です。
¥9800

屋外専用ヒーターのベストセラーがユニフレームのワームⅡですね。こちらは屋内では使っちゃダメですよ。
ただ、カセットガスを2本収納し、連続燃焼時間10時間と長時間の使用ができるのは魅力です。ガスの燃焼式ヒーターとしては最も長く燃焼するヒーターの一つですからね。氷点下でも点火可能なサーマルコントロールシステムも優れてます。火力自体は600Kcalと高くありませんから、パーソナルヒーターやサブヒーターに使うのがベストですね。
¥10800
この他のヒーター類はこちらにも
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Posted by あごひげあざらし at 18:28
│アウトドアグッズ
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