2011年04月20日
プロックスのリール!意外と侮れませんね

管理人、正直なところ侮ってました。リール、特にベイトリールに関しては、ダイワ・シマノ・アブ以外のブランドはあまり評価してなかったんです。
その昔、釣具屋のワゴンに載せられて売られていた激安ベイトリールを購入したことがありましたが、あまりに使えなくてゴミになった記憶があるからでしょうか。
現在、ワゴンに載せられて販売されているかはわかりませんが、プロックス(PROX)というブランドも以前はワゴンの常連さん。ということで、最初から候補に入れてなかったんですね。
ところが先日、知り合いの持っていたリールがプロックス。バルトムBC-1というベイトリールでした。ロックフィッシュ用に使用してました。海で使うから傷みが早い、傷んだらメンテナンスせずに買い替えるといった割り切りで使用されてました。
でも、十分釣りになるんですよね。スプールの回転もベイトフィネスでもなければ十分。7g前後のリグをキャストするなら全く問題ありません。ハンドルの回転は若干重いような感じでしたが許容できるレベルですし。
ダイワの入門機、バレッタやシマノの入門機、バスワンやソルティーワンと同じ感覚で使えるみたいです。
で、バルトムBC-1の後継機種として登場しているバルトムBC-2TBもなかなか凝った仕上がりですよ。


右ハンドル・左ハンドルにブラック・ホワイトの各カラーがラインナップされてます。一般的にカラーって選べないことが多いですが、プロックスはカラー違いが選べるんです。ちょっと新鮮な感じがしますね。ダイワやシマノではカラーが違うとギア比やラインキャパなどが違うことが多いですからね。
このバルトムBC-2TBのTBはツインブレーキの略称のようです。ツインブレーキを搭載しながら実売価格で5千円前後って破格ですよね。ツインブレーキとは、遠心ブレーキユニットとマグブレーキユニットの両方を搭載しているってことです。キャスコンと遠心、マグを調整することで対応の幅を広げています。使い方次第ではかなりの戦力になるのでは?
スプールには遠心ブレーキユニットが組み込まれ、スプールセンターにあるダイヤルで6段階の調整が可能です。調整する場合はサイドプレートを開けて、小さな樹脂のつまみを回すことで可変させます。
ブレーキブロックを直接いじるのではなく、ダイヤルで調整できるのは感覚的にわかりやすいです。ただ、ブレーキブロックを全て取り去ってロングキャスト仕様、というようなことはできないみたいですけど。
マグブレーキはサイドプレート外側のダイヤルで10段階に調整できます。これは一般的な調整システムですね。
キャスコン(メカニカルブレーキ)に加えマグと遠心と実質3つのブレーキシステムを採用しているので、正直なところ使い慣れるまで調整に悩むかもしれません。
ただ、ベイトリールに不慣れな人ならバックラッシュ防止の意味で、マグも遠心も強めのセッティングにすれば飛距離は犠牲になるものの、ライントラブルの危険は少なくなります。
スプール回転数が少ないところから効きはじめるマグと、高回転域で効きが強くなる遠心ブレーキの両方を強くすれば、着水の際に少しスプールを触ればまずバックラッシュはしないでしょう。それどころか、着水前にスプール回転が止まってしまうかも。
基本的なブレーキの組み合わせについてはプロックスのサイトで紹介されています(pdfファイル)。あくまで基本なので、使用するシーンに合わせて微調整は必要でしょうが、方向性は見えると思いますよ。
ネガティブな面としては、ブレーキユニットが2つ搭載されることによる重量増ですが、BC-2BTは235gとそこそこ軽くできてます。タックルバランスもとりやすいでしょう。
価格を考えると仕方ありませんが、ボディは汎用樹脂を使用しています。アルミなどの金属のようなガッチリ感は期待できませんが、バスやロックフィッシュで使用する限り素材の剛性に不満が出ることはないはずです。オフショアのターゲットでは不安がありますが、このリールの用途としては合いませんしね。問題ないでしょう。
質感や作りこみに関しては微妙なところですが、価格なり以上のものはあるようです。
入門用やサブリールとして、または消耗品と割り切るのなら問題なく使えますね。
価格はホワイトボディが
¥5460
ブラックボディが
¥5400

こちらはマグブレーキ搭載のハイギアモデルになります。ブレーキの構成を除けばバルトムBC-2BTの上級モデルとなるんでしょうか。ベアリング数が2つ多い6BBのゼビオ150です。右ハンドルのみのラインナップですが、ダブルハンドルとバランスハンドルが用意されます。
ダブルハンドル仕様は7.0:1のハイギアとなってます。素早い手返しが可能ですし、根に潜られる前に浮上させたいロックフィッシュゲームにオススメなリールです。ベアリングも錆びに強いステンレスを採用してますしね。
こちらのダブルハンドルモデルは、シルバーとブラウンがラインナップされます。
シルバーは
¥4570
ブラウンは
¥4200

バランスハンドルモデルはギア比6.2:1となります。こちらも2カラーが用意されてますね。
¥4200
この他にもスピニングなども豊富に用意されてます。抜群のコストパフォーマンスはかなり評価できるんじゃないでしょうか。
リール プロックス(PROX)
フィッシングタックルならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館


Posted by あごひげあざらし at 12:46
│リールの基礎知識