2010年09月16日
プリムスの新製品 エクスプレス・スパイダー・ストーブ

今年プリムスから新しいシングルバーナーがリリースされました。エクスプレス・スパイダー・ストーブです。
ちょっとゴトクサイズが大きめの2~4人向けとなってます。

燃料と本体が分離しているタイプのガスシングルバーナーです。
燃料・バーナー一体型のシングルストーブに比べると、ゴトクやバーナーヘッドの形状に自由度が高いので、大型のクッカーに対応することもできるのが魅力ですね。
燃料・バーナー一体型だと、バーナーを支えるのはガスボンベになります。そのため接地面積や形状は変えられません。
OD缶を使用しても、OD缶の底が接地することには変わりがなく、安定した状態で使用するためにはバーナーヘッドやクッカーのサイズは限られてしまいます。
このスパイダー・ストーブのように燃料缶とバーナーを分離させれば、安定性の高い脚を得られるので大型クッカーにも対応できるゴトクにすることができますね。
同じスパイダーの名前を持った製品に、プリムスのスパイダーストーブがあります。こちらも燃料・ヒーターが別体になったヒーターで、置き場所を選ばない安定性が魅力です。スパイダーストーブもそれと同様、不整地でも比較的安心して使用できますね。
スパイダー・ストーブは、バーナーヘッドにも新しい工夫がされてます。まるでコールマンのガソリンストーブのように、プレヒートパイプがバーナーヘッドに通ってます。バーナーヘッドに着火すると、炎によってプレヒートパイプが暖められガスの気化を促進する構造ですね。
そのため、ガスの状態が安定し燃焼も安定するというわけです。
ガスのバーナーの弱点とされるドロップダウンをある程度抑えることができそうです。ただ、ドロップダウンは燃料缶が気化熱で冷えてしまうことで起きる現象です。なので、燃料缶自体を暖めないと防ぐことができません。このプレヒートパイプの役割はドロップダウン対策をメインに考えているわけではなさそうです。
とはいえ、このサイズの分離式バーナーは各メーカー、それほど数が多くないので4人程度のパーティーにとっては便利な一品になるでしょう。収納サイズも小さく、重量も軽いですからね。
軽量化のためでしょう、点火装置は搭載されてません。そのため、点火にはライターなどが必須となります。また風防も付いてないので、強風の時は別途風防が欲しいですね。燃料一体型に比べると高さがないので風防代わりのものも見つけやすいですけどね。
定価¥8610のところ、¥7740 10%割引
燃料分離式のシングルバーナー、というと、

こちらも有名。ダッジオーブンすらも載せることのできる頑丈なゴトクを持ったバーナーです。こちらは900gとヘビー級ですが。
スパイダーストーブのライバルになりそうなのは


このへんでしょうか。
この他のシングルバーナーはこちらにも
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PRIMUS(プリムス)エクスプレス・スパイダー・ストーブ
●出力:2.8kW/2400kcal/h(T型ガス使用時)
●ガス消費量:195g/h
●燃焼時間:約100分
●ゴトク径:154mm
●収納サイズ:10.5×8.5×6.0cm
●本体重量:198g
●ガスプレヒート機構内臓
●ナイロンスタッフバッグ付属
●ガスカートリッジ別売※圧電点火装置は付属しておりません。
●出力:2.8kW/2400kcal/h(T型ガス使用時)
●ガス消費量:195g/h
●燃焼時間:約100分
●ゴトク径:154mm
●収納サイズ:10.5×8.5×6.0cm
●本体重量:198g
●ガスプレヒート機構内臓
●ナイロンスタッフバッグ付属
●ガスカートリッジ別売※圧電点火装置は付属しておりません。
Posted by あごひげあざらし at 08:12
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