2010年07月08日
根掛りルアーを取り戻せ!ルアー回収器
ルアーに限らず、釣りにつき物なもののひとつに「根掛り」があります。
複雑な地形やストラクチャー周辺は、釣りのポイントとして外せませんが、根掛りのリスクも背負うわけです。
特にルアーフィッシングの場合、プラグ類は比較的高価なものが多いわけで、根掛り→ロストとなると懐へのダメージも大きいですよね。また、水底にゴミを増やしてしまうことにもなり、環境にもやさしくありません。
ということで、ルアー回収器は昔から数多くあります。残念ながらどの回収器も「パーフェクト!」というわけにはいかず、回収率100%と言えるものは見かけません。取れないときは取れないんです。使いやすくて、回収率100%で、となるとオススメできるものがなくなっちゃいます。
また、使用するシーンによっては、携帯しにくかったりすると自ずとタンスの肥やしとなるわけで。
今回紹介するのは、ルアー回収器、それも用途はボートフィッシング限定で考えてみます。オカッパリからのルアー回収はひとまず、置いといて、ということで。

コーモラン(CORMORAN)パーフェクトルアーリトリバー

現在、ボートからのルアー回収率が高い、というのがこのタイプのものですね。
伸縮式の柄をもったタイプのルアー回収器です。もちろん、柄の長さを超えるところに引っかかったルアーは回収できませんが、ガッチリ引っかかってしまったルアーでも届けばかなりの確率で回収可能です。
コーモランのパーフェクトルアーリトリーバーは結構評判がいいですね。回収率が高い、といわれてます。
先端のらせん状の金具にラインを通して、ルアーまでデリバリー、らせん状の金具をルアーやフックに引っ掛けて外してあげるわけです。引っ掛けたら、引っ張るんじゃなく、一度押すようにしたほうが回収率が高いですね。引っ張ってしまうと、フックが刺さっていた場合、さらに深く刺さっちゃいますから。
まずは一度、押してみてください。それだけで外れる場合もありますからね。
伸縮式で、収納サイズは115cmほど、とボートであれば邪魔にならない程度の長さです。伸ばせば最大4.5mほどに。結構深いエリアでも届くのですが、最大まで伸ばすとかなり持ち重りがします。決して軽い使い心地とはいえませんね。手首にかかる負担はかなりなものです。それでも取れればその苦労も報われますけど。
水深2mくらいの場所であれば、それほど重く感じないし操作性も高いです。柄の強度も比較的高く、押したり引いたりしている分には破損もしにくいです。
ただし、玉の柄などと同じく、こねくり回したりすると破損の原因になってしまうこともあります。長物なうえ、水中で使用するためかなりの負荷がかかりますからね。力任せに扱うとルアーと共に回収器も沈んでいってしまうことにもなりかねませんよ。
また、ルアーリトリーバーの水没防止にロープなどを取り付けておくと万が一落としてしまっても回収ができますね。
¥6200

ベルモント(Belmont)ルアーリターンII

従来からあったルアーリターンのアップバージョンです。
最大に伸ばすと278cmと若干長さも増したし、1周り太くなって各パーツの強度も上げられてます。ハンドルには浮力もあるEVAを採用し、滑りにくくなってますしね。
このベルモントのルアーリターンの特徴は仕舞い寸法ですね。わずか41cmの長さは、ボートだけじゃなくオカッパリでも重宝しそうです。
回収の仕方はコーモランのものと同様で、先端の金具を起こし、ラインを通してルアーに届かせます。押したり引いたりしながら根掛りを外すことができますよ。
柄の長さは3m弱なのであまり深い場所では届かないかもしれませんが、その分持ち重りもしないです。長くなればなるほど、持ち重りもするし、操作性も悪くなるのでこの辺は良し悪しですね。
ハンドルに取り付けられたEVAは高い浮力があるため、落水させてしまっても完全に水没することがありません(どこかに引っかかってたらアウトですが)。なので、回収率(ルアーリターン自体のね)は高いですね。もちろん保険をかけて、ロープでつないでおくともっといいですけど。
扱いはパーフェクトルアーリトリーバー同様、こねくり回すと負担がかかりすぎますのでご注意を。
¥6825

ダイワ(Daiwa)ルアーキャッチャー

比較的リーズナブルに購入できるルアー回収器が、このタイプのものですね。ハンドル・柄を備えたものに比べると収納もコンパクトです。また、ラインの長さ分の水深まで使用できるため、深い場所でも対応できるというメリットもあるんですが、あまり深いところだと、ルアーまで届かないような場合もありますね。
回収器先端にはチェーン状のものとウェイトがついているものがほとんどです。このルアーキャッチャーもステンレスチェーンとウェイトが先端に取り付けられてます。
ラインに回収器をセットしたら、ラインを張ります。ウェイトの重さで先端部がルアーまで届き、チェーンにフックが引っかかることで回収が可能になります。
が、なかなか上手くいかないことも多いのが現実ですね。ウェイトが上から落ちてくることで、フックが根掛りから外れてくれれば良いんですが、引っかかり方によってはまったく取れません。「押す」という作業は基本的にウェイトの重さ任せ。自分で調節することができませんから、何度もトライしてやっと外れるという場合もあります。
回収器を落としていくときはロッドのラインをしっかり張って、ルアーに届いたらロッドのラインを瞬間的に緩めてあげるように操作するのが基本なんですが、ルアーが回収器に引っかかったかどうかもちょっとわかりにくいんですよね。確かめるために引っ張ってしまうとさらに深く引っかかっちゃう場合もあるし。
ロッドとルアーの間にストラクチャーなどがあるとルアーまで届かないこともあるんですよ。
正直なところ、回収率の高さでは伸縮式の柄を使用しているものに劣ります。でもこのタイプならではのメリットもあるので完全否定はしませんよ。
収納がコンパクトであることと、深い場所にも対応できる可能性を持っていること、などのメリットがありますから。オカッパリでも持ち歩けないこともありません。ただ、オカッパリで使用した場合、ボートで使用する場合よりも回収率は低くなりますけどね。
ないよりはあったほうがいい、保険のような存在?
このタイプ全般に言えることですが、使用しているラインが細いと回収器が届く前にラインが切れてしまうことがあります。ナイロンなら6lbクラス、PEなら1.2号以上で使用するのが無難です。
¥1990

オフト(OFT)ルアーレスキュー

構造はダイワのものと同じです。ウェイトがクランクベイト風なところがしゃれてます。
ロープの強度自体はダイワのものよりも高いですね。ただ、ロープ用の糸巻きはありません。自分で何か別なものを用意したほうが作業性が高くなります。
20mのロープですが、オカッパリで使用する場合だと足元専用です。ラインをピンと張った状態じゃないとルアーまで届かないのですが、沖のほうで掛かってしまった場合、ラインの角度不足でルアーまで届かないことが多いですから。
やはりボートで使った場合のほうが回収率が高いですね。
定価¥1575のところ、¥1100 30%割引
この他には

ベルモント(Belmont)ルアーリトリーバーSP

¥4830

S&Nインターナショナルルーバ ウノ

定価¥5040のところ、¥4490 10%割引
などがあります。
フィッシングタックルならこちらもオススメ
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館


複雑な地形やストラクチャー周辺は、釣りのポイントとして外せませんが、根掛りのリスクも背負うわけです。
特にルアーフィッシングの場合、プラグ類は比較的高価なものが多いわけで、根掛り→ロストとなると懐へのダメージも大きいですよね。また、水底にゴミを増やしてしまうことにもなり、環境にもやさしくありません。
ということで、ルアー回収器は昔から数多くあります。残念ながらどの回収器も「パーフェクト!」というわけにはいかず、回収率100%と言えるものは見かけません。取れないときは取れないんです。使いやすくて、回収率100%で、となるとオススメできるものがなくなっちゃいます。
また、使用するシーンによっては、携帯しにくかったりすると自ずとタンスの肥やしとなるわけで。
今回紹介するのは、ルアー回収器、それも用途はボートフィッシング限定で考えてみます。オカッパリからのルアー回収はひとまず、置いといて、ということで。

現在、ボートからのルアー回収率が高い、というのがこのタイプのものですね。
伸縮式の柄をもったタイプのルアー回収器です。もちろん、柄の長さを超えるところに引っかかったルアーは回収できませんが、ガッチリ引っかかってしまったルアーでも届けばかなりの確率で回収可能です。
コーモランのパーフェクトルアーリトリーバーは結構評判がいいですね。回収率が高い、といわれてます。
先端のらせん状の金具にラインを通して、ルアーまでデリバリー、らせん状の金具をルアーやフックに引っ掛けて外してあげるわけです。引っ掛けたら、引っ張るんじゃなく、一度押すようにしたほうが回収率が高いですね。引っ張ってしまうと、フックが刺さっていた場合、さらに深く刺さっちゃいますから。
まずは一度、押してみてください。それだけで外れる場合もありますからね。
伸縮式で、収納サイズは115cmほど、とボートであれば邪魔にならない程度の長さです。伸ばせば最大4.5mほどに。結構深いエリアでも届くのですが、最大まで伸ばすとかなり持ち重りがします。決して軽い使い心地とはいえませんね。手首にかかる負担はかなりなものです。それでも取れればその苦労も報われますけど。
水深2mくらいの場所であれば、それほど重く感じないし操作性も高いです。柄の強度も比較的高く、押したり引いたりしている分には破損もしにくいです。
ただし、玉の柄などと同じく、こねくり回したりすると破損の原因になってしまうこともあります。長物なうえ、水中で使用するためかなりの負荷がかかりますからね。力任せに扱うとルアーと共に回収器も沈んでいってしまうことにもなりかねませんよ。
また、ルアーリトリーバーの水没防止にロープなどを取り付けておくと万が一落としてしまっても回収ができますね。
¥6200

従来からあったルアーリターンのアップバージョンです。
最大に伸ばすと278cmと若干長さも増したし、1周り太くなって各パーツの強度も上げられてます。ハンドルには浮力もあるEVAを採用し、滑りにくくなってますしね。
このベルモントのルアーリターンの特徴は仕舞い寸法ですね。わずか41cmの長さは、ボートだけじゃなくオカッパリでも重宝しそうです。
回収の仕方はコーモランのものと同様で、先端の金具を起こし、ラインを通してルアーに届かせます。押したり引いたりしながら根掛りを外すことができますよ。
柄の長さは3m弱なのであまり深い場所では届かないかもしれませんが、その分持ち重りもしないです。長くなればなるほど、持ち重りもするし、操作性も悪くなるのでこの辺は良し悪しですね。
ハンドルに取り付けられたEVAは高い浮力があるため、落水させてしまっても完全に水没することがありません(どこかに引っかかってたらアウトですが)。なので、回収率(ルアーリターン自体のね)は高いですね。もちろん保険をかけて、ロープでつないでおくともっといいですけど。
扱いはパーフェクトルアーリトリーバー同様、こねくり回すと負担がかかりすぎますのでご注意を。
¥6825

比較的リーズナブルに購入できるルアー回収器が、このタイプのものですね。ハンドル・柄を備えたものに比べると収納もコンパクトです。また、ラインの長さ分の水深まで使用できるため、深い場所でも対応できるというメリットもあるんですが、あまり深いところだと、ルアーまで届かないような場合もありますね。
回収器先端にはチェーン状のものとウェイトがついているものがほとんどです。このルアーキャッチャーもステンレスチェーンとウェイトが先端に取り付けられてます。
ラインに回収器をセットしたら、ラインを張ります。ウェイトの重さで先端部がルアーまで届き、チェーンにフックが引っかかることで回収が可能になります。
が、なかなか上手くいかないことも多いのが現実ですね。ウェイトが上から落ちてくることで、フックが根掛りから外れてくれれば良いんですが、引っかかり方によってはまったく取れません。「押す」という作業は基本的にウェイトの重さ任せ。自分で調節することができませんから、何度もトライしてやっと外れるという場合もあります。
回収器を落としていくときはロッドのラインをしっかり張って、ルアーに届いたらロッドのラインを瞬間的に緩めてあげるように操作するのが基本なんですが、ルアーが回収器に引っかかったかどうかもちょっとわかりにくいんですよね。確かめるために引っ張ってしまうとさらに深く引っかかっちゃう場合もあるし。
ロッドとルアーの間にストラクチャーなどがあるとルアーまで届かないこともあるんですよ。
正直なところ、回収率の高さでは伸縮式の柄を使用しているものに劣ります。でもこのタイプならではのメリットもあるので完全否定はしませんよ。
収納がコンパクトであることと、深い場所にも対応できる可能性を持っていること、などのメリットがありますから。オカッパリでも持ち歩けないこともありません。ただ、オカッパリで使用した場合、ボートで使用する場合よりも回収率は低くなりますけどね。
ないよりはあったほうがいい、保険のような存在?
このタイプ全般に言えることですが、使用しているラインが細いと回収器が届く前にラインが切れてしまうことがあります。ナイロンなら6lbクラス、PEなら1.2号以上で使用するのが無難です。
¥1990

構造はダイワのものと同じです。ウェイトがクランクベイト風なところがしゃれてます。
ロープの強度自体はダイワのものよりも高いですね。ただ、ロープ用の糸巻きはありません。自分で何か別なものを用意したほうが作業性が高くなります。
20mのロープですが、オカッパリで使用する場合だと足元専用です。ラインをピンと張った状態じゃないとルアーまで届かないのですが、沖のほうで掛かってしまった場合、ラインの角度不足でルアーまで届かないことが多いですから。
やはりボートで使った場合のほうが回収率が高いですね。
定価¥1575のところ、¥1100 30%割引
この他には

¥4830

定価¥5040のところ、¥4490 10%割引
などがあります。
フィッシングタックルならこちらもオススメ
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Posted by あごひげあざらし at 09:30
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