2010年01月31日
fan5にfan中華セット登場 クッカーの素材の話
ユニフレームの大人気クッカー、fan5DXに、中華なべのfan中華がセットになってます。
ファミリークッカーとして、人気実績ともに高いクッカーですから、買って後悔することはありませんね。
ユニフレーム(UNIFLAME)fan5(ファンゴ-)DX+fan中華 セット
4~5人のグループで使用するならジャストサイズのクッカーセット。もちろんスタッキング(重ねて収納できること)もできるから、収納もコンパクトですっきり。人気の1品です。
ステンレス製の大鍋・片手鍋は耐久性もたかく、丈夫だし、炊きやすさにこだわったライスクッカーはアルミ製。熱伝導率が高く、均一にお米を炊き上げられますよ。
フライパンはフッ素コーティングで焦げ付きにくく、ハンドルも取り外してコンパクトにまとまります。
そこに、中華なべをセット。深さもある中華なべは、炒め物はもちろん、煮物にも使えちゃいます。ある意味フルセット、バラバラに購入するより便利でお買い得。
定価¥18400のところ、¥15800 14%割引
ところで、キャンプに使うクッカー、どんな素材のものを使いですか?素材によって一長一短がありますから、素材特性を知っていると購入する時に失敗が少なくなります。
そんなわけで、クッカーの素材のお話を少々。
クッカー、要は鍋釜ですが、クッカーに使用されている素材というと、「ステンレス」「アルミ」「チタン」などがあります。また、クッカーとはちょっと違うけど、「鋳鉄」はダッチオーブンに多いですし、「黒皮鉄板」もユニフレームのダッチオーブンなどで使われてますね。
形は同じようでも、それぞれに特性があるんですよね。
まずは、ステンレス。
ステンレスという金属の特性は、錆びにくい・硬い・熱伝導率が低いなどいったものがあります。
錆びにくく、硬度が高いので耐久性に優れてますね。変形もしにくいし、熱変形もおこしにくいです。使用後の手入れも洗って乾かすだけでOKなので、一度購入すればほぼ一生物といってもいいと思います。もちろん、ステンレスにも合金の配合によって種類があり、錆びやすいものもありますが、そういったステンレスをクッカーに使用することはあまりないですからね。
スタッキング収納タイプでも、変形しにくいので長期間使用してもしっかりスタッキングが可能です。耐久性の高さ・汎用性・コストパフォーマンスの点でもかなり高得点です。
欠点としては、熱伝導率の低さがあげられます。熱伝導率が低いため、炎があたっている場所から遠くなると温まりにくいんです。
熱伝導率の高いアルミに比べると、同じ量の水を沸かそうとするとステンレスの方が若干時間が掛かりますね。また、鍋全体に熱が回った方が上手に仕上がる炒め物も少し苦手ですね。火のあたる場所だけ温度がガンガン上昇するので、焦げ付くことが多いです。ステンレス製のフライパンだと使いにくいです。炒め物に使用するなら中華なべのような鉄板のものの方が上手に仕上がりますね。
次にアルミ。
アルミはご存知の通り、軽い・錆びにくい(アルマイトなどの加工をされたものは)・熱伝導率が高い・柔らかいといった特徴があります。
金属としてはとても比重が軽いので、同じサイズであればステンレスや鉄よりもずっと軽量です。荷物の軽量化をはかりたい場合にオススメですね。アルマイト加工などを施してあれば、腐食や錆も少ないです。ただ、表面加工が傷んでくると腐食しやすくなりますから要注意。結構扱いはデリケートさが必要です。
熱伝導率が高い素材なので、火にかけるとクッカー全体に熱が回ります。そのため、焦げ付きにくいし、お湯の沸騰時間も早いです。鍋全体に熱が回るのでムラなくご飯が炊けるのもアルミ製が有利ですね。
比較的リーズナブルに販売されるアルミ製クッカーはコストパフォーマンスも高く、料理もしやすいです。またその軽さから、装備の軽量化が必要なトレッキングやバックパッカーにも人気ですね。
欠点としては、素材の耐久性でしょう。アルマイト加工が傷んだクッカーは腐食しやすくなりますし、柔らかい金属なので強い衝撃で変形しやすいです。スタッキングしようにも、変形しちゃって入らなくなることもありますね。管理人のアルミクッカーも、鍋が歪んできていてフタが上手くはまらなくなってます。
そして最新素材(?)チタン(合金)。
クッカーの素材としては最も新しいのがチタン。特性としては、軽い(ステンレスとアルミの中間くらい)・科学的に安定している(酸化チタン皮膜)・硬い(合金)・熱伝導率が低いなどでしょう。純チタンではなく、チタン合金が使用されてますね。
メガネフレームなどでおなじみのチタン。軽くて強いです。同じ強度を出した場合、アルミよりも軽くすることができます。素材を薄くできるので、アルミよりも軽量なクッカーを作ることができますね。たわみにくいですしね。また、表面に酸化チタン皮膜が形成されていれば酸やアルカリなどにも強く、腐食しにくい金属です。
科学的に安定しているので、金属臭もしないため料理の味に悪影響を与えないというのもあります。ステンレスの食器独特の金属臭が苦手な人には特に評価が高いですね。
軽量化を優先したいソロクッカーなどに多く使われるチタン。金属としては高価な部類に入るため、決して安くはないです。アルミ製のソロクッカーと比べると価格は2倍~3倍になっちゃいます。何よりも軽さを優先したい場合にお勧めですね。
欠点としては、価格もそうですが、クッカーとしてみた場合は熱伝導率の低さでしょう。ステンレス以上に熱伝導率が低いため、炎のあたっている場所だけ温度が急上昇します。お湯を沸かしたりする場合はそれほど気になりませんが、炒め物などは特に苦手。普通にバーナーにかけると間違いなく、焦げます。バーナーパッドは必需品でしょう。
また、摩擦にも強くないので長時間擦れたりすると簡単に深い傷が入ってしまうのでご注意を。
次に鋳鉄や黒皮鉄板などのスチール。
ファミリ-クッカーやソロクッカーでスチール製というのはあまりありませんけどね。鉄の特性は、熱伝導率が高い・加工しやすい・他の金属と混ぜやすい・比重が高い・錆びるといったところでしょうか。
調理器具で鉄の特性を活かせるのは、熱伝導率の高さです。鍋全体に熱が回るため、均一な仕上がりが期待できます。ダッチオーブンや鉄釜などがまさにそれですよね。また、中華なべのように炒め物をする器具でもこの特性が活きてます。
ただ、ご存知の通り、酸化しやすいため、表面にコーティングをしたり油を引いたりしないといけません。強度的にも決して硬い金属ではないので、強度を高めると重くなり、薄いと強い衝撃によって変形したりもします。スチール製のものだけでクッカーをそろえるというのは現実的じゃありませんし、商品もそろってません。鉄に適した器具だけを用意するべきでしょう。
と素材の話をしたところで、ナチュラムさんで売れ筋のクッカー類をいくつかご紹介しときます。
ファミリークッカーとして、人気実績ともに高いクッカーですから、買って後悔することはありませんね。
ユニフレーム(UNIFLAME)fan5(ファンゴ-)DX+fan中華 セット
4~5人のグループで使用するならジャストサイズのクッカーセット。もちろんスタッキング(重ねて収納できること)もできるから、収納もコンパクトですっきり。人気の1品です。
ステンレス製の大鍋・片手鍋は耐久性もたかく、丈夫だし、炊きやすさにこだわったライスクッカーはアルミ製。熱伝導率が高く、均一にお米を炊き上げられますよ。
フライパンはフッ素コーティングで焦げ付きにくく、ハンドルも取り外してコンパクトにまとまります。
そこに、中華なべをセット。深さもある中華なべは、炒め物はもちろん、煮物にも使えちゃいます。ある意味フルセット、バラバラに購入するより便利でお買い得。
定価¥18400のところ、¥15800 14%割引
ところで、キャンプに使うクッカー、どんな素材のものを使いですか?素材によって一長一短がありますから、素材特性を知っていると購入する時に失敗が少なくなります。
そんなわけで、クッカーの素材のお話を少々。
クッカー、要は鍋釜ですが、クッカーに使用されている素材というと、「ステンレス」「アルミ」「チタン」などがあります。また、クッカーとはちょっと違うけど、「鋳鉄」はダッチオーブンに多いですし、「黒皮鉄板」もユニフレームのダッチオーブンなどで使われてますね。
形は同じようでも、それぞれに特性があるんですよね。
まずは、ステンレス。
ステンレスという金属の特性は、錆びにくい・硬い・熱伝導率が低いなどいったものがあります。
錆びにくく、硬度が高いので耐久性に優れてますね。変形もしにくいし、熱変形もおこしにくいです。使用後の手入れも洗って乾かすだけでOKなので、一度購入すればほぼ一生物といってもいいと思います。もちろん、ステンレスにも合金の配合によって種類があり、錆びやすいものもありますが、そういったステンレスをクッカーに使用することはあまりないですからね。
スタッキング収納タイプでも、変形しにくいので長期間使用してもしっかりスタッキングが可能です。耐久性の高さ・汎用性・コストパフォーマンスの点でもかなり高得点です。
欠点としては、熱伝導率の低さがあげられます。熱伝導率が低いため、炎があたっている場所から遠くなると温まりにくいんです。
熱伝導率の高いアルミに比べると、同じ量の水を沸かそうとするとステンレスの方が若干時間が掛かりますね。また、鍋全体に熱が回った方が上手に仕上がる炒め物も少し苦手ですね。火のあたる場所だけ温度がガンガン上昇するので、焦げ付くことが多いです。ステンレス製のフライパンだと使いにくいです。炒め物に使用するなら中華なべのような鉄板のものの方が上手に仕上がりますね。
次にアルミ。
アルミはご存知の通り、軽い・錆びにくい(アルマイトなどの加工をされたものは)・熱伝導率が高い・柔らかいといった特徴があります。
金属としてはとても比重が軽いので、同じサイズであればステンレスや鉄よりもずっと軽量です。荷物の軽量化をはかりたい場合にオススメですね。アルマイト加工などを施してあれば、腐食や錆も少ないです。ただ、表面加工が傷んでくると腐食しやすくなりますから要注意。結構扱いはデリケートさが必要です。
熱伝導率が高い素材なので、火にかけるとクッカー全体に熱が回ります。そのため、焦げ付きにくいし、お湯の沸騰時間も早いです。鍋全体に熱が回るのでムラなくご飯が炊けるのもアルミ製が有利ですね。
比較的リーズナブルに販売されるアルミ製クッカーはコストパフォーマンスも高く、料理もしやすいです。またその軽さから、装備の軽量化が必要なトレッキングやバックパッカーにも人気ですね。
欠点としては、素材の耐久性でしょう。アルマイト加工が傷んだクッカーは腐食しやすくなりますし、柔らかい金属なので強い衝撃で変形しやすいです。スタッキングしようにも、変形しちゃって入らなくなることもありますね。管理人のアルミクッカーも、鍋が歪んできていてフタが上手くはまらなくなってます。
そして最新素材(?)チタン(合金)。
クッカーの素材としては最も新しいのがチタン。特性としては、軽い(ステンレスとアルミの中間くらい)・科学的に安定している(酸化チタン皮膜)・硬い(合金)・熱伝導率が低いなどでしょう。純チタンではなく、チタン合金が使用されてますね。
メガネフレームなどでおなじみのチタン。軽くて強いです。同じ強度を出した場合、アルミよりも軽くすることができます。素材を薄くできるので、アルミよりも軽量なクッカーを作ることができますね。たわみにくいですしね。また、表面に酸化チタン皮膜が形成されていれば酸やアルカリなどにも強く、腐食しにくい金属です。
科学的に安定しているので、金属臭もしないため料理の味に悪影響を与えないというのもあります。ステンレスの食器独特の金属臭が苦手な人には特に評価が高いですね。
軽量化を優先したいソロクッカーなどに多く使われるチタン。金属としては高価な部類に入るため、決して安くはないです。アルミ製のソロクッカーと比べると価格は2倍~3倍になっちゃいます。何よりも軽さを優先したい場合にお勧めですね。
欠点としては、価格もそうですが、クッカーとしてみた場合は熱伝導率の低さでしょう。ステンレス以上に熱伝導率が低いため、炎のあたっている場所だけ温度が急上昇します。お湯を沸かしたりする場合はそれほど気になりませんが、炒め物などは特に苦手。普通にバーナーにかけると間違いなく、焦げます。バーナーパッドは必需品でしょう。
また、摩擦にも強くないので長時間擦れたりすると簡単に深い傷が入ってしまうのでご注意を。
次に鋳鉄や黒皮鉄板などのスチール。
ファミリ-クッカーやソロクッカーでスチール製というのはあまりありませんけどね。鉄の特性は、熱伝導率が高い・加工しやすい・他の金属と混ぜやすい・比重が高い・錆びるといったところでしょうか。
調理器具で鉄の特性を活かせるのは、熱伝導率の高さです。鍋全体に熱が回るため、均一な仕上がりが期待できます。ダッチオーブンや鉄釜などがまさにそれですよね。また、中華なべのように炒め物をする器具でもこの特性が活きてます。
ただ、ご存知の通り、酸化しやすいため、表面にコーティングをしたり油を引いたりしないといけません。強度的にも決して硬い金属ではないので、強度を高めると重くなり、薄いと強い衝撃によって変形したりもします。スチール製のものだけでクッカーをそろえるというのは現実的じゃありませんし、商品もそろってません。鉄に適した器具だけを用意するべきでしょう。
と素材の話をしたところで、ナチュラムさんで売れ筋のクッカー類をいくつかご紹介しときます。
DUG(ダグ)焚き火缶3セット
アルミ製のポッドタイプのクッカーセットです。これが人気の秘密は、焚き火(直火)で使用できることでしょう。最近焚き火を楽しむ方が多くなってますが、見る・暖まるだけじゃなく、調理にも使うことが可能になります。もともと、昔からの焚き火の目的は暖を取る、食事を作るといったことが多かったですから、原点回帰といったところでしょう。
焚き火で使用するためにハンドルの形状は「吊り下げて」使えるようになっています。焚き火にトライポッドを組み合わせて豪快に火に掛けることができますよ。この3缶セットはS・M・Lのビリーポッドとフライパン・シェラカップとしても使用できるフタが3つセットされてます
定価¥4200のところ、¥3360 20%割引
ユニフレーム(UNIFLAME)fan5duo
ユニフレームの人気商品、ファンゴーのダウンサイジングモデルがファンゴー デュオ。2~3人向けのコンパクトなクッカーです。ペアキャンプでも本格調理にチャレンジできますよ。
コンパクトになってもしっかりした作りなのは共通、大鍋・片手鍋・ライスクッカー・ザル・フライパンがセットされます。
兄貴分同様、スタッキング収納なので、コンパクトにまとめることができますね。
ライスクッカーとフライパンにはアルミを使用、フライパンには焦げ付きにくいフッ素加工もされてます。スタッキングで外側になる大鍋と、片手鍋、メッシュバスケットには強度があり耐久性のあるステンレスを使用してます。
少人数だけでキャンプを楽しむ人ならこれで十分対応できちゃいますよ。
¥11000
スノーピーク(snow peak)フィールドクッカーPRO1
こちらも定番、スノピーのフィールドクッカーです。これも人気の商品ですね。
フライパンには黒皮鉄板、そのほかはステンレススチールです。システム展開されているので、万が一ひとつダメになっても単品購入も可能ですね。
鍋の取っ手はビリーポッドタイプなので、焚き火にも使用可能です。フライパンのハンドルを使えば片手鍋としても使えちゃうのはアイデア物、かな。。
0.5mmと薄手に仕上げたステンレスなので、ステンレスの熱伝導率の低さを多少は補っているようです。その分軽量化もされていますし、スタッキングしても重さが気になることもありません。
アルミから黒皮鉄板に仕様変更されたフライパンはイマイチ評判が悪いようですが、個人的には十分使えると思うんですけど?扱いは中華なべなどと同じく、油を引いておかないと錆びちゃいますのでご注意を。
定価¥14800のところ、¥14799
ユニフレーム(UNIFLAME)トレイルスクエアコッヘル3
管理人の大好きな四角いアルミクッカーです。ソロ~2人くらいまで対応可能です。
四角いクッカーは、昔からエバニューにラインナップされてました。この長所は収納しやすいことです。ザックに入れていくにしても、丸いクッカーはなかなか上手く収まってくれません。どうしてもデッドスペースができてしまうんです。四角いクッカーはパッキングがしやすく、デッドスペースができにくいんですね。
ユニのトレイルスクエアコッヘルはフライパンに大小クッカーの組み合わせ、フライパンにはフッ素加工が施されているので炒め物でも焦げにくいですよ。
折りたたみ式のハンドルはステンレスで、熱くなりにくく強度も高いです。
¥4600
素材の特性を考えてチョイスすると、より理想に近いものが購入できるんじゃないでしょうか。
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Posted by あごひげあざらし at 14:47
│キャンプ