2019年11月09日
見たことある赤線だと思ったら!ファイヤーホースキャリー

なんか見たことある赤線だなぁ、なんて思って気になったファイヤーサイドのファイヤーホースキャリー。
あ~、消火ホースのリサイクルか、と思い当たった元消防団な管理人です。18年ほどお世話になってた消防団。見慣れたアイテムが再利用されているのをうれしく思いました。この赤線はホースの裏表(向き)を示す線ですね。
消火ホースはとても丈夫。アラミド系の繊維が現在は一般的なんだと思います。耐摩耗性にも優れているし、ホース内側には防水加工や防水ライニングを使用してるので水も通しません。
ホースの中に水が通るとホースはめちゃくちゃ重くなります。そのホースを引きずりながら移動するわけで、地面との摩擦で簡単に穴が開くようでは使い物になりませんからね。
また水を通すので防水性も重要。でも水を通せば表面に水が沁み出してくるようにできてます。そうすることで多少火の粉が落ちても燃えないようになるわけです。場合によってはそれでも焦げたりすることはありますけど。
消防団では俗にお漏らし、ピンホールが開いてしまい漏水し始めると廃棄してました。まだ使えそうに見えても、火災現場で盛大にお漏らしをさせているとみっともないですし、ピンホールに強い水圧が掛かると破裂する可能性がありますから。応急処置でホースバンドというもので穴を押さえますが、これは漏水防止じゃなく破裂防止の作業ですね。
と前置きが長くなりましたが、消火ホースをリサイクルしたログキャリーです。

ファイヤーホースキャリー、材質はメチャクチャタフな消防ホース。薪を入れて重さが掛かっても千切れませんし、長く使えるアイテムだと思います。
リサイクルの手作りなので、ホースの使用箇所によって柄やサイズは微妙に異なりますね。またホースのメーカーも複数あるので、メーカーロゴや商品名が異なります。
ちなみに管理人の居た分団ではサクラとキンパイのホースを使用してました。アシモリもあったかな?それ以外にもメーカーはありますね。
でもこのホースの再利用、大変だと思います。丈夫なアラミド繊維に樹脂やゴムの加工がされてますから、裁断は大変な作業です。そして同様に縫製も大変でしょうね。手間隙掛かると思います。
そんな手間隙かけたログキャリー。ちょっとお高くても欲しくなってしまいますね。
¥11000(税込)
11月9日、本日から秋の火災予防運動が実施されてます。火を取り扱う機会の多くなるシーズンです。くれぐれも火災にはご注意ください。
暖房器具を使い始める際には、点検・メンテナンスを施してからがオススメです。ストーブなどは一度屋外で試運転して安全を確認してから屋内で使用することをオススメします。


Posted by あごひげあざらし at 11:02
│アウトドアグッズ