キャンプ＆フィッシングの付録:ガス？ガソリン？ＳＯＴＯストームブレイカー登場！

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2018年03月17日

ガス？ガソリン？ＳＯＴＯストームブレイカー登場！

本来なら昨年春のニューモデルとして登場するはずだったＳＯＴＯのマルチフュエルバーナー、ストームブレイカー。１年の発売延期を経て発売となりました。

ＳＯＴＯストームブレーカー
ただのガスバーナー、ガソリンバーナーであれば発売延期などもなかったでしょうが、ストームブレイカーはマルチフュエルバーナー。しかもノズル交換不要という画期的な構造だったため製品化が遅れてしまったんでしょう。新商品なのにケチがついた、とみるより、しっかりと作り込まれてきた、と良いように解釈したいですね。

マルチフュエルバーナーの多くはノズル交換などが必要になりますが、このストームブレイカーでは不要です。バーナーヘッド周辺のパーツを交換することなくＯＤ缶ガスとガソリン（ホワイト・レギュラー）に対応します。これは画期的、特にガスとガソリンの組み合わせですからね。液体燃料のガソリンと気化燃料のガスを同じノズルで安定燃焼させるのはすごい技術ですよ。特性の大きく異なる燃料ですからね。
バイクでのキャンプツーリングなどではバイクとガソリンを共用できるのはメリットです。ホワイトガソリンよりも入手しやすくコストも抑えられますしね。安全性と手軽さではＯＤ缶ガスが勝ります。ニーズに合わせてチョイスできるのがマルチフュエルの魅力ですね。

ガソリンを使用する場合は別途ＳＯＴＯ広口燃料ボトルを用意する必要があります。スマートポンプはＭＵＫＡストーブと同じものが付属してきますね。ポンピングの加減がわかりやすく使いやすいポンプです。そして点火。ガソリンストーブの多くで必要とされるプレヒート（余熱）も不要です。点火した瞬間、赤火が大きくなりますが、短時間で青火の安定燃焼になりますよ。これはバーナーヘッドにあるヒートパイプがしっかり働くからですね。とても扱いが簡単なガソリンバーナーになります。

ガスを使用する場合はさらに簡単で、付属のガスバルブにＯＤ缶ガスを下向きに取り付けたらバルブを開いて点火するだけ。すぐに安定燃焼になりますよ。ポンピングなども不要で取り扱いしやすいです。
点火装置は付属しないのでチャッカマンなどの火種は必須ですね。

すり鉢状のバーナーヘッドはＭＵＫＡストーブなどとは異なります。中央を凹ませることで横からの風に影響されにくくするのが目的です。ガス噴出口が風にさらされにくいので消えにくいんですね。もちろん風の強さにも左右されるので風除けとなるものは必要ですが、風に強いバーナーに仕上げてます。燃料も無駄にしにくくなってますよ。

フレキシブルホースと回転式のゴトクによって収納サイズもコンパクトです。幅65X奥行65X高さ90mmなのでクッカーなどに収納しておくことも可能ですね。ゴトク径は１７０ｍｍなので大型のクッカーにも対応可能です。本体重量は約２２５ｇ、ガスを使用する場合はガスバルブの５３ｇが加わります。ガソリンを使用する場合はスマートポンプの１７０ｇがプラスされますね。そして別途燃料も必要です。

しっかり練り直されて発売されたストームブレイカー、いいと思います（天津？）。
￥２２６８０（税込）

もうひとつ新製品を。ＳＯＴＯの新しいガス２バーナーです。

SOTO　レギュレーター2バーナー GRID

レギュレーター２バーナーＧＲＩＤは薄型のテーブルトップ２バーナーになりますね。もちろんマイクロレギュレーターを搭載した低温や連続燃焼に強いガスツーバーナーですよ。燃料はカセットガスを使用します。
ゴトクまでの高さはわずかに１１６ｍｍと超薄型。天板の下にはカセットガスがぴったり納まる程度の隙間しかありませんね。収納時に折りたたんだりすることはできませんが、このくらいの厚みであればその必要もないでしょう。組み立て不要で収納ケースに収めることができますね。

薄型なのでテーブルトップで使用することができます。鉄板焼きやたこ焼きを目の前で、というようなシーンにも使えますね。もちろん最大火力２５００ｋｃａｌと十分な熱量があるので幅広く調理に使用できますよ。天板とゴトクは汚れに強いステンレスで耐久性も高いですね。
風防も付属します。３ｃｍほどではありますが、効果は高いです。風防の素材はアルミですね。

重量は２バーナーとしては軽量な２．２５ｋｇ。ギアのコンパクト化・軽量化を狙う人にもオススメですね。
￥２５９２０（税込）
２バーナーＧＲＩＤにはオプションパーツも早速登場してます。