2016年05月18日
ジリオンTW HLC(ハイパーロングキャスト)!間もなく入荷

昨年、9年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたダイワのベイトリール、ジリオン。Tウィングシステムを搭載したジリオンTWとして登場しました。その派生モデルとしてジリオンTW SVが登場したのが今年の2月。そしてもう一つの派生モデルが6月に登場予定です。それがジリオンTW HLC。旧モデルにもラインナップされていたハイパーロングキャスト、飛距離を重視したモデルですね。

ダイワ(Daiwa) ジリオン TW HLC 1514SH
ダイワ(Daiwa) ジリオン TW HLC 1514SHL
浜の遠投番長とも呼ばれたTDジリオンHLCは、若干ピーキーな特性ながらセッティングがはまれば大遠投が可能なベイトリールでした。もちろん誰が使っても遠投が可能、ということではなく、ある程度使いこなせなければバックラッシュの危険も高くなるといった特性です。でもシャローエリアの沖を攻めるような場合、遠投が要求されることも少なくありません。特に浜の遠投といえば琵琶湖に代表されるでしょうか。シャローエリアのブレイクを直撃するためには飛距離が必要です。100mキャストとまではいきませんが、50m以上のアベレージを出すにはそれなりのリールが要求されますね。
2016年モデルとして登場したジリオンTW HLCも飛距離を重視したベイトリールではあります。ただ、旧モデルにあったピーキーさは薄まり、より扱いやすいリールに仕上がってますね。
ベースモデルのジリオンTWと共通するのはモデルネームにもなっているTWS(Tウィングシステム)やマグシールドボールベアリング、スーパーメタルフレームなど。特に飛距離に効果を発揮するのはTWSでしょう。
キャスト時には横に広いレベルワインド(キャストポジション)からラインが放出されるので、接触抵抗が大幅に少なくなります。またリトリーブ時には逆に幅の極端に狭い位置(リトリーブポジション)にラインが収まり、スプールにタイトかつ平行に巻き取られます。キレイに巻き上がったラインは放出時に暴れにくく、これも飛距離アップに貢献しますよ。
スプールにはG1ジュラルミン製HLCスプールが採用されます。スプール径は36mmでジリオンTWと同じですが、新設計になりますね。スプール重量が軽く、キャスト初期の回転立ち上がりが速くなるのが特徴です。初速を稼ぐことで飛距離を出すという考え方になってますね。スプールの回転スピード重視だった旧モデルから比べると扱いやすくなってます。
またブレーキはマグフォースZロングディスタンスチューンです。インダクトローター可動式のマグフォースZ仕様のスプールにすることで、キャスト後半の伸びも期待できます。ベースモデルのジリオンTWを大きくしのぐ飛距離を出すことが可能ですよ。エアブレーキに比べると軽量ルアーのキャストにはあまり適してませんね。ある程度の重量のあるルアーのキャストに適してます。
スプールは14lbナイロンラインが100mストック可能な1514サイズとなります。もう少しライン容量があっても良いのかも、とも思いますね。個人的にはちょっと物足りない気もします。もっとも、12~14lbのナイロンラインやPEラインを使用するなら十分な容量でもあります。この辺は使い方次第なんでしょう。
マルチに使用できるバーサタイルモデルという性格ではありませんが、従来のHLCモデルよりは扱いやすくなってます。遠投を重視する方に。
定価¥46980(税込)のところ、¥37584(税込) 20%割引
同じくHLC(ハイパーロングキャスト)モデルはタトゥーラにも用意されます。

タトゥーラ HLC 7.3R-TW
タトゥーラ HLC 7.3L-TW
タトゥーラ HLC 8.1R-TW
タトゥーラ HLC 8.1L-TW
ジリオンより少しスプールが小さくなるタトゥーラ HLCには34mm径のG1ジュラルミン製HLCスプールが採用されます。ラインストック量はジリオンHLCとほぼ同様ですね。マグブレーキもマグフォースZロングディスタンスチューンです。
マグシールドベアリングなどは搭載されませんね。ただ、タトゥーラにはギア比8.1:1のモデルが用意されますよ。
定価¥34992(税込)のところ、¥22394(税込) 36%割引
遠投が要求されるエリアは少なくありません。あと少し、飛距離があれば届くのに!そんな悔しい思いをされた方はHLCモデルも良いんじゃないでしょうか。
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Posted by あごひげあざらし at 23:02
│リールの基礎知識