2015年07月12日
シマノ シティカ!ベイトリールのニューモデル!

ン?クラドのニューカラー?なんて思ったらシマノのニューモデル、ベイトリールのシティカというモデルでした。
グレードとしてはクラドの一つ下に当たるモデルですので、14スコーピオン、15クラド、15シティカと3兄弟の完成ですね。フレームなどは共通ですのでかなり血縁関係の濃い兄弟モデルです。最上級モデルとなるのが14スコーピオン、そして最も廉価盤となるのがこの15シティカですね。

シマノ(SHIMANO) 15シティカ 200
シマノ(SHIMANO) 15シティカ 201
シマノ(SHIMANO) 15シティカ 200HG
シマノ(SHIMANO) 15シティカ 201HG
個人的な感想ですが、シティカが登場してしまったことで15クラドの存在感が一気に薄れてしまったな、と。クラドとシティカの差があまりないですからね。大きな違いといえば、ボディカラーとベアリングです。ボディカラーは見てのとおりですが、ベアリングはクラドに3つ採用されているSA-RB、これがシティカでは0になります。全てノーマルベアリングということですね。ベアリング数は同じく5つとなります。
SA-RBは防錆加工されたベアリングで、海水でも錆びや腐食が発生しにくくなってます。とはいえ、使用状況によってはSA-RBでも錆びてしまうんですけどね。ソルトウォーターメインで使用する方にはSA-RBの方が安心感があるとは思います。
フレッシュウォーターでも錆びにくいのはメリットではありますが、ソルトほど神経質になる必要はないですね。常識的な注油を行っていれば錆びの発生はかなり抑えられますから。SA-RBとノーマルベアリング、回転性能には大きな差がありませんので、フィールが大きく異なることもありません。となると、フレッシュウォーターがメインの方にとってはクラドをチョイスする大きな理由が見当たらなくなっちゃうんですね、シティカの登場によって。
スプールサイズも共通ですね。20lbクラスのナイロンラインを約100mストックできる深溝のスプールです。これは世界基準というクラドとシティカのスタンスがありますからね。日本ではもう少し浅溝でもいいかもしれません。もっとも14スコーピオンも200番サイズなので同じなんですけどね。
14スコーピオンでは全てのベアリングにSA-RBが採用されていますし、クラド、シティカではベアリングの入らないハンドルノブにもベアリングを採用しています。で、14スコーピオンもクラド、シティカとの違いはほぼ、ベアリングだけだったりするんです。ベアリングの数と防錆加工の有無ですね(厳密にはベアリングの配置がちょっと異なりますが)。ただ、ハンドルノブのベアリングはやはり巻きのフィーリングに影響があります。小さなアタリの感度では14スコーピオンが勝るでしょう。
それとスコーピオンレッドはやはりバスアングラーにとって特別な色、でもありますね。そこに価値観を見出すこともできるので、管理人としてもありだと思ってるんです。やっぱりスコーピオンは赤、という印象が強く残ってますから。
で、15クラド、15シティカ。個人的に言わせてもらえば、バスフィッシングメインで使用するならコスパの良さで15シティカをオススメします。
3モデル共通となるアルミフレーム、真鍮製大口径ドライブギア、遠心ブレーキのSVS∞、回転バランスに優れたS3Dスプール、ギアの効率に優れるX-SHIPがしっかり搭載されてます。定価ベースで4000円以上の開きがありますし、実勢価格でも15クラドより2~3000は廉価で購入できる15シティカ。十分メインタックルとして使えるリールですからね。コストパフォーマンスはかなり高いですよ。
クラドやスコーピオンの比較対象になることの多いダイワ タトゥーラと比べても、コストパフォーマンスの高さでは15シティカが勝りますね。ベイトリール入門機にもオススメできますし、ある程度のレベルのアングラーの方でも不満なく使うことのできるベイトリールです。
ラインナップはノーマルギア比の6.3:1、ハイギアの7.2:1にそれぞれ左右ハンドルが用意されてます。
定価¥22680(税込)のところ、¥14742(税込) 35%割引
ただ、15クラドにはシティカにラインナップされていないローギアモデル(パワーギア)が存在します。巻物系ルアーに使いやすい5.5:1のギア比を持つ200PGは魅力ではありますね。

クラド 200 PG 右
クラド 200 右
クラド 201 左
クラド 200HG 右
クラド 201HG 左
最上級モデルとして14スコーピオンも用意されてます。

14 スコーピオン 200 右
14 スコーピオン 201 左
14 スコーピオン 200HG 右
14 スコーピオン 201HG 左
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Posted by あごひげあざらし at 23:31
│リールの基礎知識