画像一覧 
2014年12月03日
ケシュアのソロクッカー！ヒートエクスチェンジャー付き！
ケシュアからアルミ製ソロクッカーが登場してました。やはり比較的低価格なアイテムですが、なんとヒートエクスチェンジャー付きです。
ケシュアのクッカーセット ハイキングはソロユースにジャストサイズな鍋とフライパンのセットです。手の込んだ調理をするには物足りないかもしれませんが、ソロキャンプやトレッキングで凝った料理を作ることも少ないですからね。どちらかというと簡単に手早く作れて、カロリーが高いとか腹持ちがいいとか、そういったニーズが高いです。なのでこれで十分といえば十分。
で、ヒートエクスチェンジャー、もしかしたらパテントに引っかかるんでしょうか、ナチュラムさんではヒートディフューザーと呼ばれてます。呼び名は違えども同じ効果を狙ったものであることに変わりはありません。同様のものを装備しているクッカーというと、ダグのヒート１やエスビットクックセットなどがあります。バーナーとセットになるものならジェットボイルです。湯沸しが早そう、って思えてきましたよね。
ヒートディフューザーの狙いは熱効率アップです。詳しい理屈はその道の方にお任せするとして。簡単に言えば熱を逃がしにくい形状ということです。リングの内側に熱を閉じ込めるようなイメージですね。
特に効果が高くなるのが、垂直に炎が上がるタイプのコンパクトガスバーナーやアルコールストーブなどの熱量の小さな火器です。小さな熱量を無駄なくクッカーに伝えてくれますよ。ただしヒートディフュザーの内側に炎が当たらないと効果が半減します。バーナーヘッドの形状を選ぶクッカーではありますが、火力の小さいバーナーを効率よく使用するにはオススメです。燃費向上も期待できますね。
ポットの容量は約１．２Ｌです。ソロユースには十分な大きさですね。直径が１５．５cmで深さが８cm。このくらいの大きさは袋入りラーメンを作るのにちょうど良かったりします。もちろん麺のサイズによっては割らないと入らないこともあるとは思いますけど。
またフライパンも兼ねるフタは鍋の内側に入ります。この形状になっているクッカーはご飯が上手に炊ける、という特徴がありますよ。
フタとクッカーの隙間から水分が吹きこぼれる際に、デンプンを多く含んだ水分がノリのような役割をしてくれます。フタとクッカーが密着することで圧がかかり芯の残らないご飯に炊きあがるんです。火加減の調節に慣れは必要ですが、少ない燃料でも上手にご飯を炊ける可能性を秘めたクッカーですね。
フタはフライパンも兼ねます。直径１５cmなので用途は限られますが、ソロユースなら大きな問題にはなりませんね。ハンドルは着脱して付け替える構造です。シンプルですが、ひと手間かかるといえばかかります。このあたりは好みが分かれるかも。
耐腐食性を高めるハードアノダイズド加工されたクッカーですから、アルミとはいえ耐久性も期待できます。
もちろん、多少の作りの粗さや欠点もないわけじゃありません。フッ素系コーティングではないので焦げることもあります。それでもコストパフォーマンスの高さを考えれば十分納得できるんじゃないでしょうか。
￥４１９０（税込）
ケシュアからはファミリークッカーも登場しています。こちらもアルミクッカー、ハードアノダイズ加工されたものですね。
クッカーサイズはファミリー向けになっているので、ヒートディフューザーは採用されません。火力の高いバーナーを使用するわけですから、必要ないでしょう。
セットは充実してます。もっとも大きなクッカーは５Ｌサイズ（内径２１．５cm、深さ１７cm）なので、５～６人でも余裕のある大きさですね。このサイズでアルミ製クッカーというのも少数派になってしまいました。最近の主流は耐久性の高いステンレスになってきています。車で移動する場合、重さはあまり気にしないからでしょうね。とはいえ、アルミの軽さと熱伝導率の高さは捨てがたいです。沸騰するまでの時間は明らかにステンレスより早いですし、ムラにもなりにくいですから。
中鍋は３Ｌ（内径１９．５cm、深さ１２cm）、小鍋は１．６Ｌ（内径１７cm、深さ９cm）、そしてフライパン（内径２２cm、深さ５cm）とサイズは一般的なファミリークッカーと同じくらい。フタは３種類付属します。フライパンと大鍋のフタは共通になってますよ。スタッキングして収納でき、収納用のメッシュ袋も付属します。
￥９７９０（税込）
ついでにケシュアのキャンプケトルもご紹介しておきます。容量１Ｌなので、ソロではちょっと大きい、とはいえファミリーではもう少し大きくてもいい、そんな感じなんですけど。でもクッカーと同じくハードアノダイズド加工されたケトルは、統一感が出ていいんじゃないでしょうか。
￥１３９０（税込）
キャンプ用品ならこちらにも
アウトドア＆フィッシング厳選ストア ウェブ館
