2014年10月29日
車の足元にも冬装備が必要ですね
関東地方にも木枯らしが吹きました。そしてさらに北のエリアでは積雪の報も入ってます。
これからちょっと標高の高いエリアや北の方に車で出かける場合はタイヤなど冬装備が必要ですね。管理人はスタッドレスタイヤを所有していないので、タイヤチェーンを車に積み込みます。関東平野周辺ではそれで十分、だと思ってたんです、少し前までは。
昨年・今年と大雪に見舞われた関東地方。あちらこちらでスタックした車が。中には道の真ん中に放置されている車まで。関東地方って雪の備えがありませんから。自身や周囲の安全を考えると本気でスタッドレスの導入を検討すべきかもしれませんね。
スタッドレスタイヤとまでは言いませんが、せめて最低限の駆動力を得られるよう、チェーンなどを備えておきましょう。取り付けに不慣れでも持っていればガソリンスタンドなどに飛び込んで装着をお願いすることができます。走るのが危険だと思えば、安全な場所に車を置いて帰るという手もあります。チェーンを装着していれば駐車場に入れることもできますよ。スタックして邪魔な位置に車を放置するのだけはやめてくださいね。
ただしタイヤチェーンはもちろんスタッドレスタイヤも過信は禁物です。特にタイヤチェーンは緊急用ですから走行スピードも抑え目に、ブレーキもアクセルもジワ~と踏むのが鉄則ですよ。急ハンドルも危険なので、曲がる際にはエンジンブレーキを効かせながら早めに減速してゆっくり大きく曲がるようにしてくださいね。
で、タイヤチェーン。管理人は収納性の高さで鉄チェーンを用意してます。ゴムなどの樹脂チェーンよりコンパクトなのでラゲッジを圧迫しません。緊急用のアイテムに場所をとられるのは嫌、というのが大きな理由ですが、雪上の絶対的なグリップもゴムチェーンよりも高い赤な、と思っているのも理由ですね。最新のゴムチェーンは使用したことがないんですが、10年くらい前のものは乗り心地以外はスチールチェーンに劣るように感じました。今はどうなんでしょうか。

こちらが管理人の使用しているチェーンとほぼ同じ、コーニック ノープロブレムチェーン ラリーツーです。収納ケースの色は変更されているようですが。
取り付け方法は昔ながらのはしご型チェーンとはちょっと違いますが、付け方を理解すれば比較的簡単です。タイヤの裏側でチェーンをつなげたら表側のラチェットにチェーンを通して引っ掛けるだけ。スプリングとラバーで走れば自動的に締まっていきますが、ちょっと走ったら確認する方が安全なのははしご型チェーン同様ですね。
走った感じははしご型と全く異なります。乗り心地がいいです。もちろんスタッドレスにはかないませんが、はしご型に比べると快適ですね。ハンドルに伝わる振動も少ないですよ。
はしご型よりも細めになる10mmの硬質チェーンを使用していることと、ダイヤモンドパターンといわれるチェーンの形状が乗り心地をよくしてますね。バッタンバッタンという振動がほとんどなくなります。
またタイヤの回転方向に直角にチェーンが位置するはしご型は横滑りに弱い弱点がありますが、回転方向と平行に位置するチェーンがあることで横滑りも防止してますよ。
そして個人的に一番大切な収納サイズ。ミニバンの2列目シート下などにも余裕で収まる薄型なので、置き場に困らないのがお気に入りです。
1万円前後で購入できるので、個人的には費用対効果も高いと思っているチェーンです。
ただ、細めのチェーンを使用しているので、ミニバンでも1.8トンを超えるものには耐久性の面でお勧めできません。ウチのヴォクシーはギリギリのところですね。アルファードクラスにはRV対応のものが安心ですよ。

重量のあるミニバンやRV車向けの亀甲パターンチェーンです。一般車向けよりも太い特殊鋼を使用して耐久性を高めてます。取り付け方法はコーニックとほぼ同じ感じですから、購入後に試着して手順を理解しておきましょう。

収納サイズこそ大きいものの、取り付けも改良されより簡単になったバイアスロン・クイックイージー。雪上性能も高いと言われてます。完全凍結したミラーバーンでなければそこそこ安心できるかな。
大きなメリットとしては、関越トンネルも装着したまま走行が可能ということでしょうか。関東から上越方面に行く場合、関越トンネル手前でチェーンの着脱はかなり面倒でしたからね。スピードも50kmくらいまで許容範囲なので、雪道なら十分なんじゃないでしょうか。
耐久性もスチールチェーンより高いと言われてますから、車を買い換えるまでずっと使えるでしょう。
ついでにびっくりプライスのタイヤチェーンをご紹介しておきますね。


北欧のブランド、スーリーが開発したイージーフィットとサミット。最短12秒で着脱できるチェーンです。雪上性能はかなり評価されてますが、驚くのはその価格ですね。6万円、7万円クラスになります。車によってはスタッドレスタイヤも手が届いてしまう価格帯ですね。
とはいえ、ドライ路面ではスタッドレスよりも夏タイヤの方が快適だし燃費もいいですから、緊急用と割り切ればアリなのかもしれませんね。
サミットの方はホイールの固定ボルトを使用してアタッチメントを取り付けるので、適合車種は要確認ですね。
雪道走行、非積雪地のドライバーさんは苦手意識を持つ方も多いです。どうしてもという時は仕方ありませんが、一番安全なのは乗らないこと、でしょうね。


Posted by あごひげあざらし at 20:13
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