2014年10月15日
モアザンベイトPESV8.1TW!ターゲットはシーバス!
ダイワのシーバスルアーブランド、MOREHAN(モアザン)からベイトリールがリリースされてます。シーバスルアーというと、スピニングリールが主力ですが、ベイトリールを使用するメリットも確かに存在します。専用モデルが各社から登場することでひとつのカテゴリーとして定着しそうですね。すでにシマノからはエクスセンスDCが登場してますし、シーバス専用とはされていなくても転用可能なモデルも各社多数存在しますから。
そんな中で、シーバスルアーのフラッグシップモデル、モアザンのネーミングを冠したベイトリール、モアザンPE SV8.1 TWが登場したわけです。


ボディベースは国内モデルで最も近いモデルがタトゥーラです。アルミ製(スーパーメタル)のフレームを採用しています。また輸出仕様にはよりモアザンに近いモデルとしてジリオンーTWSというモデルが存在しますね。こちらは今後国内向けにリリースされるかもしれません。
重量と強度、ソルトでの耐腐食性という点でアルミ合金のニーズは高いです。素材として絶対的な軽さではダイワのエアメタル(マグネシウム合金)が勝りますが、耐腐食性という点でマグは劣ります。またザイオン(カーボン樹脂)は展性がないため粘りが少なく、実用強度という点と加工性の高さでアルミが勝りますね。
シーバス用ベイトリールという点で見ればダイワはアルミのメリットが高いという結論になったんでしょう。重量的にはずば抜けて軽量というわけじゃありませんが、220gは決して重くはないですね。シーバスベイトロッドとの組み合わせでは、このくらいの重さがあったほうがタックルバランスも取りやすいかもしれませんよ。
モアザンベイトならではの機能として、マグシールドボールベアリングが搭載されてます。すでにおなじみマグシールド、磁性体オイルで海水などをブロックするシールドシステムですね。ベアリングのリールドの内側に磁石を挟み、磁性体オイルで隙間を埋めてます。シールドベアリングといえども隙間を完全になくすことは難しかったんですが、その隙間に磁性体オイルを使用することで非接触防水構造を可能にしてますね。
非接触なのでベアリングの回転を損なわず、また海水の侵入を防ぐので塩噛みやサビといったトラブルも回避できます。
もちろんベアリングなので、永久に使用できる、というわけじゃありません。回転によって摩耗はしますから。サビや塩噛みがないのでベアリングの寿命までしっかり使用できる、ということですね。耐久性に優れ、新品時のフィーリングが長期間持続するのが魅力です。
マグシールドベアリングはクラッチカムとピニオンボールベアリングの2つに採用されてますね。
そして、タトゥーラ、ジリオンTWSと同じく、レベルワインダーにはTウィングシステムを採用しています。ターンアラウンドスタイルと呼ばれる第2世代TWSですね。
キャスト時とリトリーブ時、異なる機能を要求されるのがレベルワインダーです。キャスト時は放出抵抗を抑えるため、大口径な方が機能的。リトリーブ時はスプール上にラインをキレイに巻き上げるため、ラインの太さに近い幅が理想です。
TWSはレベルワインダーをハーフ回転させることで異なる要求を両立させてます。放出抵抗を抑えつつキレイに巻き上げる、それが可能になってますね。
絶対的な飛距離は、レベルワインダーの放出抵抗だけでは決まりませんが、アドバンテージにはなります。スプール回転やブレーキセッティングなどの要素が決まればかなり期待できますよ。
スプールは現在シーバスルアーで主流のPEラインにアジャストさせたジュラルミン製軽量スプールです。PEライン1.0号が約200mストック可能です。PEラインがきれいに巻き上がる専用スプール形状ですね。
SVコンセプトを採用するモアザンPE SV TW、ブレーキにはマグブレーキと遠心ブレーキのハイブリッド、エアブレーキシステムが搭載されます。スプールに搭載されたインダクトローターが遠心力で出入りします。スプール回転に合わせてローターが移動するため、フルキャストではブレーキ有効ゾーンにローターが移動しブレーキを効かせます。またピッチングなどの低速時にはローターの移動が少なくなりブレーキを抑制。伸びのあるキャストが可能になりますね。
スプール回転に合わせたブレーキパワーを得られるため、バックラッシュしにくくPEラインにも適してますね。PEライン使用時のバックラッシュは致命的なことになりかねませんから。
エアブレーキシステムは、メカニカルブレーキ(キャスコン)を0セッティングすることが推奨されてます。インダクトローターとマグネットの距離が重要視されるためですね。緩めすぎるとキャスト時にスプールが暴れてしまい、ブレーキセッティングが狂ってしまいます。逆にきつすぎるとスプール回転がスポイルされてしまいます。
ダイワとしては、キャスコンはスプール位置の左右調整ノブと捉えることを推奨してますから、一度合わせたらもう触らないのが原則ですね。
キャスコンが決まったらあとはマグブレーキのみでブレーキを調整してください。
この他、ドラグはアルティメイトトーナメントドラグ、マスターギアには耐摩耗性に優れたハイパーデジギア、90mmクランクハンドル、ザイオン製サイドプレートなどが搭載されてますね。
ナイトシーバスでもマグブレーキをMAXにしていればほぼノーサミングで使用できるモアザンベイト。デイシーバスなら飛距離重視のセッティングも可能です。
ベイトリールならではのキャスティングアキュラシー、巻き上げパワーはシーバスルアーでも魅力ですよね。
右ハンドル・左ハンドルともに
定価¥54000(税込)のところ、¥48600(税込) 10%割引
同じくモアザンブランドからリリースされるシーバスベイトロッドもラインナップされてますよ。エアガイドシステムなどを搭載した高感度ロッドに仕上げてます。
シマノのシーバスルアーブランド、エクスセンスのベイトリールはデジコンブレーキ搭載です。ナイトシーバスでもバックラッシュしにくいのが魅力ですね。
12エクスセンス DC
13エクスセンス DC 左
定価¥43200(税込)のところ、¥29480(税込) 32%割引
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