2012年02月25日
12イグジストがまもなく入荷しますよ!

ダイワスピニングリールのフラッグシップシリーズ、2012年注目のニューイグジストがまもなくナチュラムさんに入荷します。
ハイエンドらしいリールに仕上がっているようですよ。待望のフルモデルチェンジ、待っていた人も多いんじゃないでしょうか。

今回ちょっと個人的に意外だったのは、ボディ&ローターの素材にZAION(ザイオン)を使用してきたことです。ボディにはマグを使うかな、と思ってたんですが、オールザイオン、カーボン樹脂です。
ダイワとしてはこのザイオンにかなり自信があるということなんでしょう。ハイエンドもカーボン樹脂の時代に突入ということですからね。
ボディは既にザイオンを使用したモデルがありましたが、ローターまでザイオンを使用したのはこの12イグジストが初です。10セルテートや11カルディアのローターよりもさらに肉抜きされた軽量ローターになってます。もうスカスカ、ローターの基本骨格だけで出来ているような超軽量ローターですね。
ローター軽量化の恩恵は、ダイレクトな操作フィーリングと感度の向上にあります。巻く・止めるといった動作がスムーズに行えますから、感覚と意識のズレが発生しにくくなりますよ。もちろんリトリーブ中のルアーの波動や潮流までも感知できるほど感度もアップしますし。正直なところ、ここに高感度なロッドを組み合わせたらすごいでしょうね。管理人みたいな万年中級アングラーでは、情報量が多すぎて混乱してしまうかもしれないほどです。
同時にハンドルも大幅な軽量化を施し、マグネシウム性だったSTEEZカスタムよりも軽いそうです。回転パーツを徹底的に軽くしたことで慣性重量を減らしてます。だからダイレクトで高感度なリールとなるんですね。
発表当初から話題だったのが、ラインローラーに採用されたマグシールドでしょう。ボディとローターの間にはすでに10セルテートで採用されてましたが、この12イグジストではラインローラーにも搭載してます。
磁性を持ったオイルで皮膜を作ることで海水や異物の侵入を防ぐマグシールドは、接触抵抗がないため回転が軽くなるメリットがあります。ベアリング性能をフルに発揮できる構造ですね。ローターに関してはセルテートでも好評ですが、今回はラインローラーも。
ラインに付着した海水などが最も多く掛かる部分のひとつがラインローラーです。ここのベアリングはある意味消耗品と考えている人も多いわけは、海水などによるダメージが一番大きい、ということですからね。
ここにマグシールドを採用したことで、ラインローラーベアリングの耐久性・寿命が長くなり長期間性能を発揮するようになります。
管理人としては、回転パーツのローターの、それも最も慣性の働く外側にあるラインローラーを重くするようなマグシールドはバランスが悪いんじゃないの?なんて思ってましたが、そこはさすが大手メーカー。十分わかってるんですね。
従来からのエアベールとほとんど変わらない大きさになっているし、マグシールドの大きさも最小限です。重量的にも旧イグジストとほとんど変わらないようです。注油作業も不要で、というか厳禁なのでラインローラーはメンテナンスフリーとなりました。パッキンも不要になっているので、ローラーの回転はすごいみたい。ラインにとっても優しいラインローラーです。
それと、ベールとラインローラーにあったつなぎ目がなくなってます。完全な一体仕上げですね。効果の程はとにかく、見た目の質感が圧倒的に向上しましたね。
メインギアにはセルテートと同様、ジュラルミン鍛造マシンカットギアを採用。このギアの滑らかさはセルテートでも実証されてますね。
ドライブベアリングを支えるボディカバーにはアルミを採用してます。意地悪な言い方をすれば、やっぱり精度と強度ではアルミが上?適材適所と考えれば良いんでしょうけど、ザイオンに自信を持っているなら、ザイオンでもよかったんじゃないかぁ、と。
ボディ・ローターだけでなくスプールにも軽量化が施されてます。鍛造アルミではなく、エアスプールにアルミ製スカートの組み合わせですね。樹脂スプールにメタルコーティングしたエアスプールに強度の必要なスカートにはアルミという構造は手間ひまがかかってます。アルミスカートはマグシールドを採用したことで、防水・防塵の役割から解放され剛性部材の役割だけを担いますから、肉抜きも大きくなってますね。
現在のダイワテクノロジーをこれでもか!と詰め込んだ12イグジスト。ハイエンドモデルでしか味わえないフィーリングと満足感の期待、大です。
ラインナップはこちら。
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 1003
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2004
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2506
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2506H
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2508PE-H
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2508PE-DH
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2510PE-H
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 2510R-PE
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 3012
ダイワ(Daiwa)12 イグジスト 3012H
ダイワスピニングはこちらにも
フィッシングタックルならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館





Posted by あごひげあざらし at 11:29
│リールの基礎知識
この記事へのトラックバック
話題のニューモデル、12イグジスト。昨日、なじみの釣具屋さんで触らせてもらいました。買う気は全くない、というか、買えないんですけどね。それを分かっていながら、快くケースか...
12イグジスト!見てきました!【キャンプ&フィッシングの付録】at 2012年03月07日 00:28
少し前、スピニングリールの素材といえば汎用樹脂、アルミ、マグネシムといったところがメインでした。でもダイワから07ルビアスがリリースされてからというもの、カーボンボディを...
カーボンボディなスピニングリール!増えましたねぇ【キャンプ&フィッシングの付録】at 2012年06月08日 18:07