キャンプ＆フィッシングの付録:スーパーベーシック！アルテグラブラザース

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2008年12月17日

スーパーベーシック！アルテグラブラザース

０５アルテグラは実売１万円前後のミドルレンジのスピニングリール。
コストパフォーマンスも高く、実力・評価ともにスーパーベーシックモデルというにふさわしいと思います。
ラインナップも１０００番から６０００番まで豊富ですから、ワゴンセールのリールじゃちょっと。。。。。という人には良い選択肢ですよね。

シマノ(SHIMANO)０５’アルテグラ　１０００Ｓ　ＡＲ－Ｂ

そんなアルテグラ、管理人もかつて所有してました。若干重量はありますが、ドラグの効きもそこそこ良くてハンドルの回転も悪くないリールでしたね。一つ上のバイオマスターなどに比べると少し劣るものの、実用上大きな不満はありませんでした。
リールフットの付いているボディはアルミ合金、フタのほうは樹脂というハイブリッドボディは剛性も高く、シーバスで使用した感じでは弱さもなかったです。ジギングなどでは使用したことがないのでわかりませんけど、使っている人も結構いらっしゃるので問題ないみたいですね。

個人的には、あのカラー（シャンパンゴールド？）とオシュレーションスピードがちょっと好みじゃなかったですけど、入門用やサブリールにはオススメできるモデルでした。

そんなアルテグラ、ここ１年で兄弟機種が増えました。アルテグラをベースに、ハンドルやスプールを変更したチューニングバージョンですね。コストパフォーマンスが高く、最新のＡＲ－Ｃシャロースプール、マシンカットハンドルなどで武装してます。

バスフィッシングやエリアフィッシング、シーバスフィッシングなどで人気があるのが、アルテグラアドバンス。

シマノ(SHIMANO)アルテグラ　アドバンス　２５００Ｓ

ボディカラーがダークブルーメタリックになっているアドバンス。シャロースプールのみのラインナップは１０００Ｓ、２０００Ｓ、２５００Ｓ、４０００Ｓの４サイズです。ルアーフィッシング全般を対象にできるモデル構成ですね。
１０００Ｓはエリアフィッシングやメバリングにジャストサイズ。１０００番では重さも気にならないし、入門用と呼ぶには惜しいくらいの仕上がりです。ドラグもライトライン向けにセッティングされているので、３ｌｂ以下のライトラインでも安心してやり取りできるモデルです。
２０００Ｓはトラウトのミノーイングやバスのライトリグにピッタリ。ボディのベースが２５００と共通なのでちょっと現在のレベルでは重いかな。
２５００Ｓはバスフィッシング、シーバス、エギングなど、一番用途の広いサイズでしょう。こちらも重量的には軽くはないものの、ハンドルがしっかりしているので、パワーでやり取りしてもハンドルのガタが気になりません。
４０００Ｓはサーモンフィッシングやシーバスのビッグワン狙いなど、大型がターゲット。アルミハイブリッドボディの強度があればこそのモデルですね。樹脂製のリールフットはこのクラスになると頼りないですからね。

すべてのモデルにスプール支持部はＡ－ＲＢのベアリング入りです。ドラグの滑り出しがスムーズで、ルアーフィッシングにオススメです。ＡＲ－Ｃスプールはラインの放出抵抗が少なく、飛距離が出すことが可能。同じクラスのダイワのモデルに比べると、感覚的には１割増くらい、飛びますね。ただ、スプールエッジはアルマイト加工、ベースモデルのアルテグラのチタンリップに比べると柔らかいです。固い物などにぶつけると傷がつきやすいので気をつけましょう（管理人は傷をつけてしまい、スプールが使用できなくなりました。護岸エリアで擦っちゃうとガサガサになるからお気をつけを！）。

エギング専用モデルとして登場しているのが、セフィアＢＢです。

シマノ(SHIMANO)セフィアＢＢ　２５００ＳＤＨ

エギングモデル、セフィアの兄弟機となってますが、血縁関係が濃いのはアルテグラ。ボディカラーはダークグレーメタリックです。
エギングで人気のあるダブルハンドルモデルと、シングルハンドルモデルのラインナップ。ダブルハンドルはダイキャスト製、シングルハンドルはマシンカットになってます。
ハンドルノブにはＥＶＡ製のものを採用。滑りにくく、掴みやすいノブです、これ。海水でも腐食しにくいし。一時期所有してましたが、イカを触ったあとの手で掴んでも滑りにくいんです。力を入れやすい形状なので、しゃくり続けても指先が疲れにくいですね。
このハンドル・ノブはリールサイズが同じなら互換性があります。用途に合わせてハンドルだけを交換するのもアリかもしれませんね。ハンドル固定用のネジごと交換すれば、アルテグラにも装着可能です。スプールももちろん交換可能ですね。

Ｗハンドルモデルは、このサイズのモデルとしてはちょっと重量級の２９０ｇ。この重さが気になり手放した次第です。。。。。

ロックフィッシュモデルなのがソアレＢＢ。

シマノ(SHIMANO)０８　ソアレＢＢ　１０００Ｓ

ボディカラーはダークブラウンメタリック。もちろん、近親者はアルテグラです。ソアレは遠縁のおじさんみたいなものかな。。。。。。
このソアレだけ、他の２機種とはちょっと違うセッティングです。
１０００Ｓはメバリング対応モデルで、滑りにくく海水にも強いＥＶＡを採用しています。ＥＶＡのノブは気温が下がった時でも冷たくならないので、冬がメインのメバリングにはオススメです。エギングノブに比べると一回り小さく、指先でつまんでのリトリーブもしやすいです。
基本的にはアドバンスとの違いはカラーリングとノブだけですね。冬の管理釣り場でもこのノブはお勧めですよ。アドバンス１０００Ｓとは互換性があるので交換もアリですね。

ソアレＢＢ３０　２５００ＨＧＳは、アルテグラシリーズ唯一のハイギアモデルです。アルテグラシリーズはサイズによって５．０～４．６のギア比ですが、ＨＧＳは６・０：１のギア比です。
根に潜ろうとする大型のロックフィッシュを潜られる前に引っ張り出すためのセッティングですね。ヒットした瞬間、間髪入れずに一気に巻き上げることができるので、大型狙いには最適です。エギングでもハイスピードでエギを躍らせたい時にはこのギア比は武器になりますね。

スーパーベーシックモデルだからこその、派生機種ということでしょう。コストパフォーマンスが高いので、この兄弟、ねらい目ですよ。

なお、深溝のスプールはアルテグラのみのラインナップです。アドバンス・セフィアＢＢ・ソアレＢＢ共に互換性があるので、深溝スプールが必要な場合はアルテグラのスプールを用意しましょう。