2022年02月03日
同門シングルバーナー!フォアウィンズとイワタニ!

イワタニのアウトドアブランド、フォアウィンズがリニューアルされて約1年ほど。
ジワジワとシェアを伸ばしているようですが、そのフォアウィンズのシングルバーナー、マイクロキャンプストーブは一時品薄で入手が難しい状況でした。
やっと落ち着いたようでこのところ安定した入荷があるようですね。
で、そのフォアウィンズの発売元、イワタニ産業にはロングセラーのシングルバーナー、ジュニアコンパクトバーナーもラインナップされてます。
こちらはマイナーチェンジを経ながら完成度を高めた信頼のバーナーでソロキャンプや軽登山で愛されているバーナーですね。
どちらも大元は同じですがそれぞれ個性が違います。
ということでちょっと見てみましょう。


どちらもカセットガスを使用するコンパクトなシングルバーナーですが、マイクロキャンプストーブはより軽量コンパクトに仕上げてます。
軽量化やコンパクト化を期待するならマイクロキャンプストーブに軍配があがります。
とはいえ、ジュニアコンパクトバーナーもそれなりに軽量コンパクトでバイクや車で移動するキャンプユースであれば十分なサイズです。
マイクロクアンプストーブの重量186gに対してジュニアコンパクトバーナーは274gと90gほど違いますから、バックパッカーやライトトレッキングで使用するのでなければそれほど問題になる重量差ではないですよね。
収納サイズはマイクロキャンプストーブは(幅)71×(奥行)57×(高)120mmでEVA製収納ソフトケースが付属します。
ジュニアコンパクトバーナーの収納サイズは(幅)82×(奥行)68×(高さ)109mmで樹脂性ハードケースが付属。
ややマクロキャンプストーブが小さく感じますが大きな差ではありませんしケースに入れてしまうと樹脂性ハードケースのジュニアコンパクトバーナーの方も収納しやすく甲乙つけ難いですね。
どちらも電子イグナイター(圧電点火装置)が付いているので温暖な季節や標高の高くない場所ならマッチなどは不要です。ただしバーナーで故障しやすい装備が圧電点火装置でもあるので保険の意味でもマッチは携帯したいところです。
ゴトクの直径はマイクロキャンプストーブが約100mmなのに対してジュニアコンパクトバーナーは約150mmと約5cmの差があります。
ソロキャンプに限れば10cm径のゴトクであればソロクッカーには十分なサイズ。推奨されるクッカーの直径は鍋底16cm以下です。
15cm径のゴトクを持つジュニアコンパクトバーナーはソロクッカーはもちろんケトルにも対応可能なサイズですが、推奨される鍋底の直径は同じく16cm以下と同等です。
ここも甲乙つけ難いですが、安定性でジュニアコンパクトバーナーが勝りますね。マイクロキャンプストーブのゴトクはやや滑りやすいですし。
バーナーヘッドの形状はどちらもほぼ同形状で垂直に炎が立ち上がるタイプです。
多孔式で耐風性に優れたバーナーヘッドを採用してますね。
またバーナーヘッドを囲むように小さな風防を備えるのも同じです。強い風を受けると炎が乱れるので別途風防を用意したいですね。
ステンレスやチタンなど熱伝導率の低いクッカーでは焦げやすくなるのでバーナーパッドがあると調理しやすくなりますよ。
火力はマイクロキャンプストーブが2.3kw、ジュニアコンパクトバーナーは2.7kwと差が付きます。湯沸しで沸騰時間が早いのはジュニアコンパクトバーナーですね。
水量が多くなるほど沸騰までの時間に差がつきます。
以上のところで見るとジュニアコンパクトバーナーの優秀さがわかってしまいます。軽量化を重視するならマイクロキャンプストーブより軽量なバーナーはOD缶仕様に存在しますからね。
そして最も大きいのが価格差でしょう。
現在のナチュラムさん価格でマイクロキャンプストーブは
¥7150(税込)
ジュニアコンパクトバーナーは相変わらずのお手ごろ価格で
¥3718(税込)
ということで、今カセットガス仕様のシングルバーナー、どちらを選ぶかと問われれば多少の重さを気にしないのであればジュニアカセットバナーを推す管理人です。
ただし、マイクロキャンプストーブの軽さやデザイン性は評価できるので最後はお好みで、という結論になりますね。


