2020年09月04日
ソロキャンプのテント選び!現在は多種多様でございます

ソロキャンプブームだそうです。
ファミキャンを卒業された人、ソロキャンプから入る人、様々でしょう。でも多分、テントは入手しますよね。ソロ車中泊やソロロッジ泊もあるとは思いますが、ちょっと違うし。
一言でソロキャンプといってもそのスタイルも様々ですよね。どんなキャンプがしたいのか、移動手段はなんなのか、ニーズも多種多様です。
なので、これがべスト!と言い切ることはまず無理です。ザックリいえば、自分の好きなテントを購入するのが一番、なんですがそう言ってしまうと終わっちゃうので、参考程度に幕のお話を。参考になれば幸いです。
その昔、ソロキャンプ幕というと山岳テント系から派生したA型フレームテント(モンベル ムーンライトとか)やクロスポールを採用するドームテント(ダンロップツーリングテントとか)程度しか選べませんでした。もう30年以上前のお話ですけど。
もちろん今でもコンパクトなA型フレームテントやドームテントも現役です。

ビッグアグネス フライクリークHVUL2EXは日本向けにモディファイされたA型フレームテントです。半自立式になりますね。
ヨーロッパ仕様ではメッシュインナーテントを採用しますが、こちらはメッシュ部分をなくし日本の気候にアジャストさせてますよ。フロントドアの上半分にメッシュパネルを採用して通気性も確保してます。
現代のA型フレームテントではハブ構造を採用し、素早い設営を可能にしています。またこちらはDAC社製フェザーライトポール、ナイロンシェルを採用することで軽量なテントに仕上げてます。重量は約1.16kgと軽く、収納サイズも14×35cm(ポールは45cm)とコンパクト。
バックパッカーやトレッカーなど重量と収納サイズを重視した用途にオススメですね。
ただし極薄のナイロン幕は取り扱いには注意も必要。火には弱いですし、尖ったもので傷がつくと裂けやすいです。グランドシートは必須装備ですね。

日本の山岳シーンで長く支持されるダンロップのテント。こちらはスタンダードモデルのVSシリーズです。クロスフレームで完全自立するテントですよ。ポール2本で立ち上がり設営もわかりやすく素早く行えます。
極限の軽さよりも耐久性を重視した作りはダンロップの伝統ですね。長く使えるテントといわれてます。ポリエステル製シェルは速乾性にも優れ乾きやすいですね。移動を繰り返すロングツーリングなどにもオススメできます。
また山岳モデルゆえに耐風性も高く、シェルやポールフックに工夫が凝らされますよ。
VS-20は2人用ですがソロユースにもオススメです。ギア収納スペースを考えればソロキャンプでも2人用が使いやすいですから。
収納サイズは25×直径15cm(ポールは37×直径5.4cm)、重量は約1.8kgです。
トレッキングシーンはもちろん、バックパッカー、バイクや自転車でのツーリングにもオススメできるオールシーズンモデルです。

こちらも2本のポールを使用しますが、ポールが2箇所でクロスするうお座型フレームを採用するバンドック ソロドーム1です。もちろん自立式。フレーム強度に優れ、風にも強いのが特徴です。また頭上スペースも広く取れるので狭くても頭上の圧迫感が少ないですね。
こちらはフルメッシュインナーを採用したテントで冬季を除く3シーズンにオススメします。ポールには軽量で強いアルミポールを、ベンチレーションも備えますよ。
比較的リーズナブルな価格のテントですが、季節さえ選べば価格以上に使えるテントです。ややインナースペースは狭いですが、前室もあるのでギア収納スペースは確保できますよ。
収納サイズは約380×150×150mm、重量は約1.9kgです。

ファミキャン幕などで使用する大型のトンネルテントが人気ですが、ソロキャンプ向けサイズもあります。同一方向のアーチ状ポールを使用するトンネルテントは設営がわかりやすいのが魅力ですね。ただし非自立式となるのでペグダウンは必須。逆に言えばペグの打てない場所では設営できません。舗装された場所などには立てられないんですね。
DODカマボコテントソロULは兄貴分のカマボコテントの構造を継承しますがグッとコンパクトに。高さはないものの前室スペースは広く、2ルームのように使用できますが、立ち上がることは無理なのであまりリビング感はありませんね。
ULはナイロンシェルを採用した軽量タイプ、とはいえ大き目のソロテントなので重量は約5.4kg、収納サイズW47×D20×H20cmとなるので、積載スペースに余裕のあるバイクや車での移動にオススメですね。
ナイロン幕は燃えやすいので焚き火などをする場合は特に注意が必要ですよ。溶けて穴が開くだけでなく燃え上がる可能性もありますから。

ワンタッチテントも増えてます。設営は大きな傘を開くような要領で行い、短時間で完了させられますね。フライシートとインナーテントが一体になっているものであれば本当に短時間で設営できます。
こちらのDODライダーズバイクインテントはインナーテント・フライシートが一体で、寝室スペースとリビングスペースを一気に作り出せます。広い前室はバイクを収納できるほどです。もちろんバイクによっては幕に接触することもありますが、キャノピースタイルにすればほとんどのバイクは納まりますね。
ただワンタッチテントはかさ張りがち。こちらのライダーズバイクインテントは収納サイズW61.5× D23× H23cm、重量は約5kgとなってます。積載スペースに余裕のある車種にオススメなテントです。

設営がわかりやすいワンポールテントもコンパクトサイズならソロキャンプに。インナーを使用するのもいいですし、インナーレスでシェルタースタイルも。
ワンポールは自立しないのでペグダウンは必須です。ペグの本数はドームテントなどよりも多くなりますよ。
このテントファクトリーTCワンポールテント180Vはポリコットンを使用したワンポールテント、ですが、フロントにAフレーム(Vポール)を入れることで居住性を高めてます。入り口付近の高さを稼げるのでフロアの広さも無駄になりにくいですよ。
インナーテントはありませんが、前後ドアにメッシュパネルを採用したことで通気性も高くなってますね。
熱に強いポリコットン幕、スカートも付いているので冬の焚き火キャンプなどにもオススメできますね。収納サイズは70×20.5×20.5mm、重量は約5kg。車や大型のバイクでないと積載が難しいですね。

こちらもワンポールテントですが、こちらは軽量コンパクトなモデル。ワンタイガーアイアンウォールチムニーテント。チムニーは薪ストーブをインストールできる煙突用窓付きです。
とはいえ、ソロ向けサイズのワンポール、薪ストーブもコンパクトなものを。暑くなりすぎるし、酸欠も不安ですからね。また軽量なナイロンシェルは熱に弱いので配置も慎重に。
メッシュのインナーテント付きなのでストーブを考えずに春から秋の3シーズンテントとしてもオススメできます。インナーは着脱可能ですよ。
収納サイズ46×15cm、重量約1.6kgなので徒歩キャンパーさんにもオススメできますね。

軍幕としておなじみのパップテントもソロキャンプに使用する人が少なくないですね。本物のパップテントはキャンプでは若干ハードな印象ですが、パップテントをモチーフにしたテントなら快適度も備えてますよ。
こちらはワンタイガーのパップテントインスパイア系、スーパーシェルターの別注モデル。幕はポリコットン製です。フロントにはメッシュパネル、後方にもベンチレーションとして機能する窓を備えますよ。本物のパップテントにはない装備ですね。
広さはミニマムですがフロントキャノピーにすればリビングスペースも作り出せますよ。こちらはポールやガイラインも付属します。
収納サイズはW60×H23×D18cm、重量約4.5kgとなってます。

グランピングなどでも人気のベル型テントもコンパクトなものはソロユースに使用できますね。ソロなら居住性文句なしです。
こちらはノルディスクのアスガルド、の最小サイズ、アスガルドテックミニ。大人2人でも使用できる広さはありますが、ソロでゆったりワンルームテントとして使うのもありですね。
幕はポリコットン製、ポリエステルを65%配合したテクニカルコットンとナイロンを使い分けてます。ルーフに撥水性の高いナイロン、サイドウォールなどにポリコットンです。軽量で撥水性も備えます。
収納サイズ28*20*26cmとコンパクト、重量は約4kgです。こちらはポールが付属しませんが、コンパクトに収納できますね。

A型フレームを前後に使用するロッジテント、ユドゥンの最小サイズ、ユドゥンテックミニもソロユースに。こちらもポール類は付属しませんが。
本体のみですが収納サイズ28*20*26cm、重量約4.2kgと軽量コンパクトに仕上げてますね。
こちらもルーフにナイロン、ウォールにポリコットンを採用しています。
ソロテントといっても車などで移動するなら大き目のテントも持ち込めます。逆に徒歩やバイク、自転車であれば積載スペースを圧迫しないものを選びたいですね。


