2019年01月19日
ヤシガラをリサイクル!エコ燃料のココナッツチャコール
森林伐採など環境破壊が叫ばれている昨今。燃料としての木材を使用することも環境負荷がないとはいえません。もちろん最近は間伐材や廃材を利用した炭や薪も多く、環境へ配慮されてますけどね。
そんな中、注目されているのが「ヤシガラ」。椰子の実の外側の殻ですね。ジュース、ココナッツミルクなどを採取した後に残るヤシガラは従来は捨てられるだけのものでした。現地ではヤシガラをそのまま燃料として使用していますけどね。
もともと廃棄されていたヤシガラも炭化させて成形炭にすれば、アウトドアで使用頻度の高い炭として使えるわけです。木材を伐採せず環境負荷が少ないエコ燃料とされてますよ。
製造過程で二酸化炭素は発生しますが、木材よりは少ないそうです。炭として使用した場合も二酸化炭素は発生しますが、ヤシの成長過程で吸収された二酸化炭素を大気に戻すという考え方をすればほぼ、0となります(あくまで考え方ですが)。

ナチュラムさんで取り扱いが始まったハイファイブのココナッツチャコールもヤシガラを使用した成型炭です。
こちらのココナッツチャコールの売りは環境負荷の少なさと燃焼時間の長さ、着火性の良さ、だそうですが。燃焼時間の長さと着火性の良さは相反するはず。
ナチュラムさんのインプレッションでも着火性は成型炭としてはあまり良いとはいえないようですね。とはいえチャコールスターターやトーチなどを使用すれば大丈夫そう。木炭を使用していると思えば気にならないんじゃないでしょうか。
それよりも公称5時間といわれる燃焼時間の長さが魅力ですね。実際のところ、5時間は大げさなようですが、2~3時間の燃焼が可能なようで、成型炭としてはかなり火持ちのよい製品だと思いますよ。燃焼温度も高いようです。
他社製のヤシガラ成型炭を使用したことがありますが、さすがに2時間は持ちません。大きさとしては豆炭くらいのサイズ、豆炭だったらさらに短時間で燃え尽きてしまいますよね。
ココナッツチャコールは不純物や油分も少ないのか、あまり爆ぜないそうです。爆ぜると火傷をしたり衣類やテント、イスなどに穴が開くこともあります。爆ぜないのはいいですよね。また煙も少ないそうで、前室やテント内で使用する場合でも気になりにくいです(テント内での使用は自己責任ですが。一酸化炭素にご注意)。
ココナッツチャコールは一般的な段ボール箱でなく、トートバッグ風のハンドル付のパッケージ。持ち運びもしやすいし、ポップなカラーリングも気分を盛り上げてくれますね。またベルクロテープで口を封できるようになってます。使い残しの保管時に便利ですね。
火持ちがいいので1回の消費量も少なくなります。そしてこのココナッツチャコール、かなりお安くコスパもいいですよ。
3kgと10kgの2サイズが用意されてます。
3kgは
¥886(税込)
10kgでも
¥2754(税込)
同じくヤシガラを使用した成型炭はロゴスからも発売されてますね。エココロロゴス・ラウンドストーブシリーズです。
エココロロゴス・ラウンドストーブは着火性抜群です。そのかわり燃焼時間は木炭に劣ります。取り扱いしやすく短時間で焼きに入れるので、チョイ焼きしたいときなどはこちらの方がオススメになりますね。
ココナッツチャコールに比べると割高感はありますけど。
自然を楽しむアウトドアライフ、環境にも敏感な人が多いですよね。ヤシガラ燃料は環境負荷の少ない燃料ですよ。

