2018年08月25日
9月1日は防災の日!防災グッズの点検を
地震、豪雨、酷暑、台風と自然災害のフルコンボな日本列島。今年は災害の多い年なのかもしれません。日本に限った話ではなく世界的に異常気象や災害が起きているのも気になります。
9月1日は関東大震災の発生した日、それを忘れないために制定されているのが防災の日です。この機会にお手持ちの防災グッズや非常持ち出し、非常食などの点検・確認をすることをオススメします。いざという時に使えない、のでは意味がありませんからね。
ところで、防災グッズ。
どんなシーンを想定するかで用意するものも変わってきますね。自宅に留まる場合、避難所を利用する場合、出先での遭遇に備える場合などシーンは様々。それにすべて対応できるよう、万全の用意をする、のが理想ではありますがなかなか難しい話です。それこそ想定できるシーンはたくさんあり過ぎますからね。
必要最低限のものを厳選して備えておく、というスタンスの方が収納や金銭的な負担も少なくなると思います。必要なものも人それぞれ、自分なりの防災アイテムを用意して、足りないものは手持ちのもので代用するといいんじゃないでしょうか。
自宅に留まれるようであれば、普段から使用しているものを使うことができます。ただ、ライフラインが途絶えることを想定しておく必要はありますね。電気、ガス、水道が止まったときに使う物を用意しておきたいですね。

停電、暗闇、となると懐中電灯を思い浮かべるでしょうが、個人的にはランタンをオススメします。火を使用するのは危険なこともあるので電池式がオススメですね。室内全体を照らしたり、手に提げて足元を照らしたりといった用途にはランタンです。
こちらのハイランダー1000ルーメンランタンは最大1100ルーメンと明るく、また明るさは無段階で弱~強まで調節できます。電源は単1乾電池3本で最大光量でも40時間の点灯が可能ですよ。
2台セットはファミリーにもオススメ、室内を照らす用と自宅内を歩くため用などと使い分けできます。

こちらは最大1500ルーメンのLEDランタン、そして10000mAhのモバイルバッテリーも兼ねるルーメナー2です。スマホなどの充電にも使用できますよ。情報収集に欠かせないスマホの電源用に、防災グッズとしても優秀ですね。

夜間の屋外作業や移動には両手が自由になるヘッドランプが便利です。
ペツルのティカは単3乾電池3本、もしくはリチャージブルバッテリー「コア」で点灯します。シンプルでコンパクトなティカは扱いやすく不慣れな人にも安心ですよ。スイッチを押すと弱・中・強の順番で点灯します。近距離照射に適した200ルーメンモデルなので手元作業から歩行時まで幅広く対応しますよ。ヘッドバンドには非常用ホイッスルも搭載しています。

ガスが止まると煮炊きはもちろん、給湯器やお風呂も使用できなくなります。季節にもよりますがせめて温かい食事は確保したいですよね。
湯沸しや簡単な調理ならカセットコンロが便利です。普段から鍋物などにも使えますから、お持ちの人も少なくないでしょう。
特にメーカーや製品は問いません。入手しやすいカセットガスを使用するコンロ、1台は用意しておきたいですね。

飲料水としてペットボトルを用意している人は少なくありませんが、その他にも生活用水は必要です。給水所が開設されたときに水を汲む容器も必要ですね。
こちらは20Lタンク。コック付で使いやすいタンクです。

折りたたんでコンパクトに収納しておけるタンクもあります。こちらは16Lサイズです。

満タンのタンクはとても重くなります。こういったキャリーカートも一緒に用意しておけば自宅から給水所までの道のりも楽になりますよ。
避難所に移動する場合は最低限の着替えやタオル類、薬などを持参する必要があります。避難所の備蓄品は必要最低限のものなので、自分で必要なものは持参するのが基本ですね。

水濡れに弱い薬品類、濡らしたくない衣類はこういった防水バッグに入れて持参するといいですよ。いざというときは水汲みなどにも使えます。

豪雨や台風の場合でも地震の場合でも、避難するときは歩きやすい靴、それも紐などでしっかり固定できる靴がオススメです。深い水溜りを渡るような場合、長靴は水が入ってしまうと重くて動きにくくなります。サンダルやゆったりした靴は脱げて流されてしまう可能性があります。紐を少しきつめに締めて脱げないようにして移動する方が安全ですよ。
また地震の場合は、ガレキが散乱している場所を通ることも。クギなどの尖った金属やガラス片で足を痛めないよう、踏み抜き防止のインソールが入れた靴がオススメです。上のインソールは特殊ポリエステル製の踏み抜き防止インソール。屈曲性が高く歩きやすいですよ。避難するときの靴はこれ、と決めて、その靴に入れておくといいですね。

地震や台風で避難するときは頭上からの落下物や飛来物から頭を守る必要があります。防災ヘルメットがなければお手持ちのヘルメット類で代用可能です。
ない場合は自転車用のサイクルヘルメットやスポーツヘルメット、またミニバイク用のヘルメット、工事用ヘルメットなどでカバーしましょう。さすがにフルフェイスのヘルメットは視界が狭いし異様な感じになるのでオススメしませんが。

意外と便利なのがウェットティッシュ。水が貴重になるので手を洗うのが難しくなる避難所。衛生も大切なのでウェットティッシュは持参することをオススメします。かさばらない袋入りのものが重宝しますよ。

外出時にたくさんの防災グッズを持ち歩くのは現実的ではありません。とはいえ、あると便利で携帯しやすいものはあります。
小さなライトを持っていると心強いですよ。暗闇では人間は無力ですから。スマホや携帯電話のライト機能もありますが、連絡手段・情報収集用にできればバッテリーは節約したいもの。こういった小さなアクセサリーライトをバッグに一つ、入れておきたいですね。

エレベーター内や建物内に閉じ込められた際に居場所を知らせるにはホイッスルが効果的。停電してしまうと外部との連絡が取れなくなることもありますからね。軽量コンパクトな樹脂製のホイッスルは邪魔になりにくいのでバッグにお一つどうぞ。

ねじを回したり修理をしたり、工具があると心強いことは確かです。このコンパクトなマルチツールは小さくても精度の高いプライヤーをベースにしたもの。そして小さくて使いやすくはないけどよく切れるハサミ、回しやすくはないドライバーなどの機能を搭載してますよ。ナイフレスなので銃刀法的にも引っかからない、かな。普段携帯するならそういったところも考慮しておかないとあらぬ疑いをかけられてしまうかも。
防災用品とって販売されているものは数多くありますが、それが果たして自分のニーズに合っているか、というのは自分で判断しないといけません。
必要なものやニーズを書き出して検討しながらチョイスしてくださいね。


