2015年09月26日
アブ マスビートがモデルチェンジ!マスビート エクストリーム!

アブガルシアのエントリー向けトラウトロッド、マスビートがモデルチェンジしましたね。従来モデルが「トラディッショナル」な雰囲気を重視したスタイルだったのに対して、新しいマスビートはより「現代的」な装備をまとって戦闘的な雰囲気さえ漂わせてます。それがマスビート エクストリームです。

アブガルシア(Abu Garcia) マスビート エクストリーム MES-582UL
アブガルシア(Abu Garcia) マスビート エクストリーム MES-602UL
アブガルシア(Abu Garcia) マスビート エクストリーム MES-622UL
アブガルシア(Abu Garcia) マスビート エクストリーム MES-622L
現在のところ、ラインナップはこの4本となってます。今後、バリエーションが増える可能性はありますが、エリアトラウトロッドと考えれば、シンプルなラインナップはわかりやすくていいですよね。ロッド選びで迷いにくいですから。
シリーズに共通なのは、最近のトレンドとなっているセパレートグリップの採用、だけじゃなくFuji工業製のスプリットシートも採用されてます。ブランクがむき出しになったタイプですね。
このスプリットシートのメリットは、なんといっても大幅な軽量化が果たせる、という点。必要最低限のパーツで構成されている感じですよね。だから軽いんです。ロッドの中で最も重量のかさむのがグリップやリールシートですから、この形状は軽量化への必然なんでしょうね。その代わり、リールシート部はブランクだけで支えているので、持ち運びの際は破損させないよう注意しましょう。リールをセットしていればリールフットが強度保持に貢献しますよ。
そしてもう一点が、ブランクタッチできるということ、です。ブランクがむき出しになるブランクスルー構造なので、指先でブランクにタッチすることも容易です。ブランクにタッチすることでより小さな振動も指先でキャッチできる可能性を持つ、というのがメリットになりますね。可能性と書いたのは語弊があるかもしれませんが、ラインからの入力やグリップよりもティップに近いバットからの振動を重視する人もいることを考慮して、です。
ブランクの継ぎには印籠継ぎを採用してます。手間の掛かる構造ですが、ブランクの自然な曲がりと強度を両立させられる形式ですね。そしてバットエンドにはアブのアイデンティティ、クレストマーク入りですよ。
もっとも入門用ということで、コストダウンも必須になったんでしょう。旧モデルではトップガイドにSiCリングが採用されていましたが、マスビート エクストリームにはワンランク下のOリング(ハードガイド)が採用されました。よほどのライトラインを使用しない限り、問題なく使用できますがグレードダウン感はありますね。ガイドにはFujiニューガイドコンセプトを採用し、飛距離アップ、ライントラブル低減を図ってますよ。
3つのレングスが用意されるULパワーロッドと1機種のLパワーロッドという4機種ラインナップ。
ULパワーロッドは2g前後のスプーンをメインに使用できるロッドです。また小型プラグにも対応できるレギュラーテーパーロッドなので、1本でバーサタイルに使用できますね。入門時にあまり多くのロッドを持ち込んでも使いこなせなかったり、混乱したりします。できれば1タックルでマルチに使えるものの方が釣果につながりやすいんですね。
そういう意味では最初の1本にはオススメなシリーズです。チョイスの条件は取り回し重視なら最もショートな582。お子さんや女性に特にオススメですね。小規模なポンドエリア中心に使用する場合も適してますね。
最もベーシックなのが602です。最も数の多い中規模程度のエリアにオススメです。飛距離と取り回しの良さのバランスに優れてますね。ミノーや小型クランクにもオススメです。
ロングというほどでもありませんが、最もレングスのある622。大規模ポンドでは飛距離がものをいいます。飛距離を重視する場合はこちらをオススメします。沖に魚が溜まっている場合などでは飛距離が出ないと釣果が出ませんからね。
そして622Lは3~4g程度のスプーンやバイブレーションなどのキャストも可能です。また張りのあるブランクは縦の釣りにも使えますね。ミノー中心に使用する場合もいいんじゃないでしょうか。
価格帯は実勢価格で6~7千円です。リールと併せても2万円を切る予算でタックルを組めますよ。入門にはちょうどいいんじゃないかと思います。
水温も下がり始め、トラウトシーズンもまもなくです。タックルを用意して管理釣り場に行ってはどうでしょう?
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