2015年03月12日
シマノ クラド200!グローバルなベイトリール!

シマノの2015年ニューモデルです。クラド200。輸出用モデルでキュラドというのがあります。それがそのまま国内に投入されたということになりますね。

元々が日本向けのスコーピオンの海外モデルという位置付けだったクラド(キュラド)、この2015年モデルもそれを踏襲しています。なので14スコーピオン200の兄弟モデルということになりますね。
大きく違うのはそのボディカラーです。スコーピオンレッドを纏ったスコーピオン200に対して、クラドはすっきりとしたシルバーボディ。個人的にはシマノといえばスコーピオンレッドと言ってしまう世代の管理人ですが、アンタレス世代ならシルバーもシマノのイメージなんでしょうか。どちらにしても好みでチョイスできるようになるわけです。
兄弟機とはいえ、全く同じというわけではありません。国内向けに専用チューンされているスコーピオン200に対して、こちらのクラドはグローバルスタンダードと呼ばれるモデルですからね。メインターゲットは北米市場となるかと思います。北米市場ではタフであること、壊れにくいということが強く要求されるそうです。
そのためでしょうか、ベアリングの数はスコーピオン200の7つより2つ少なくなってますし、全てSAーRBを使用しているスコーピオンに対してクラドではSAーRBが3つ、ノーマルベアリングが2つと簡素化されてます。ベアリングよりもブッシュの方がヘタリにくい場合もあるんでしょう。
日本ほどシルキーなフィーリングを求めていない北米市場向けの実践的な設計でもあるんでしょうね。また自分でメンテナンスする人が多いアメリカでは、入手しやすいベアリングの方が好まれるらしいです。このサイズのベイトリールならほぼ淡水域で使用することになるそうなので、コストのかかかるシールド防錆ベアリングは必要最低限でいい、ということなんでしょうね。合理的といえば合理的。
フレッシュウォーターで常識的に使用した場合、すべてのベアリングをSAーRBにする必要はないかな、と管理人も感じてます。その分リーズナブルにしてくれた方がいいですからね。
で、それ以外のスペックに関してはスコーピオン200とクラドに違いがありません。スプールサイズも同じ、重量も同じ、ブレーキシステムも同じ。
違いといえば、スコーピオン200には設定されていないローギアモデルが存在することくらいでしょうか。PG(パワーギア)のギア比は5.5:1で、クランキングスペシャルといった感じがしますね。
なんにしても既に熟成されたギアシステムやボディを持ったクラドです。初期トラブルの心配も少なく、オススメできるベイトリールに仕上がってますね。シルバーボディが好きな方には魅力的なんじゃないでしょうか。

シマノ(SHIMANO) クラド 200 右
シマノ(SHIMANO) クラド 201 左
シマノ(SHIMANO) クラド 200 PG 右
シマノ(SHIMANO) クラド 200HG 右
シマノ(SHIMANO) クラド 201HG 左
定価¥27000(税込)のところ、¥18900(税込) 30%割引
ニューモデルということで、まだ割引率が低くスコーピオン200との価格差が小さくなってます。今後割引率が高くなればクラド、買いなんじゃないでしょうか。

14 スコーピオン 200 右
14 スコーピオン 200HG 右
14 スコーピオン 201 左
14 スコーピオン 201HG 左
こちらは現行スコーピオン200シリーズ。割引率の関係で価格差はないですね。
定価¥29160(税込)のところ、¥18954(税込) 35%割引
ベイトリール入門でもこのクラスのリールをチョイスしておけば、後後買い換える必要もあまりなくなります。入門用だからとあまりに安いモデルを購入すると耐久性がなかったりしてかえって高くつきますからね。
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Posted by あごひげあざらし at 22:57
│リールの基礎知識