2015年01月30日
15フリームス2004Hと14エクセラー2004Hを比べる!
最初に謝っておかないと。決して無駄使いじゃありません!検証記事を書くための必需品だったんです!あなたの誕生日も忘れてませんから!
最近このブログの存在が奥さんに見つかってしまってますから、佐川さんの箱を見つけるたびに視線が痛いわけです。う~ん、内緒にしておくべきだったか?でももう遅いよね。
そんなことは置いておいて。今年ダイワからリリースされた管理人注目のリールが15フリームス。何しろ、11フリームス2004改と14エクセラー2004Hを管釣で使用してますし、インフィート月下美人だって今も現役。この実勢価格1万円前後のスピニングが手元にゴロゴロしているわけです。
実際のところ、このクラスのリールは使い捨てにされる方も多いでしょう。ちょっと調子が落ちたら買い替え、みたいに。管理人はなかなか捨てられないタイプで、注油したりベアリングを交換したりとなんとなく長く使ってしまいます。
短いサイクルで買い換えても、管理人のようにしつこく使っても、それは人それぞれの価値観ですから何とも言えません。上級モデルに比べると明らかに劣る部分がたくさんありますが、実釣での機能としてはほぼ不満の出ないレベルになってる普及機。管理人はコストパフォーマンスや機能性含めて嫌いじゃありませんね。どちらかというとダイワの方が使用する機会は多いですが、ナスキーやアルテグラも手元にあったりします。
ということで、人柱的な使命感(?)でポチッといってしまったのが15フリームス2004Hです。


価格的には15フリームスは1万円台前半と11フリームスからほとんど変わりませんね。
で、エクセラーと15フリームスの比較です。どちらも2004Hという番手で条件はほぼ同じなんですが、エクセラーのギア比が6.0:1なのに対して15フリームスは5.6:1とちょっとフリームスの方がスローな設定です。
ボディは共通で、アルミ(スーパーメタルボディ)です。ローターは樹脂製エアローターで形状は14カルディアと同じ新形状というやつですね。

マグシールドが採用されているかいないか、これが大きな違いになります。マグシールド自体はパッキン程度の薄いプレート状パーツを指しますから、パーツとしては小さなものなんですね。
ハンドルの回転フィールはエクセラーより15フリームスの方が軽快に感じますが、これはギア比の違いもあるので当たり前かな。
スプール支持部はさすがにリアルフォーモデルのフリームスの方がしっかりした作りですね。スプールメタルを使用したタイプで、ベアリングこそ入りませんがスプールのブレが少ないんですよね。対するエクセラーはクリックギアで支持するタイプで、特にドラグが効いた時にスプールがブレる傾向があります。ライトラインを使用した場合、このブレがやや気になりますね。
カタログスペックでは14エクセラー2004Hは235g。15フリームス2004Hは250gと約15g増となってます。ただ、カタログスペックの重さは5g刻みで表記されてますが、実測では14エクセラー2004Hが232g、15フリームス2004Hは246gですね。
持った瞬間、2000番クラスのリールとしては重量感を感じます。一昔前のリールみたい。覚悟はしてましたが、軽量なロッドと組み合わせるとバランスが良くないかもしれませんね。
どこが違うのは、計測してみます。
スプール・ドラグノブを外したボディ・ハンドルでは15フリームスの重さは実測で196gです。じゃあ、エクセラーはというと。

192gと4g少ないだけ。単純にマグシールドに必要なパーツの重さだけ増えてる感じですね。
じゃあどこが違うかというと、やっぱりここでした。


エクセラーのスプール・ドラグノブで39g。それに対してフリームスのスプール・ドラグノブは50g。。。。。。。。11g差。ハイ、ピタリです。スプールの11gにボディの4g、合わせて15gですからね。(ウチのスケールが1g刻みで表示されるので、多少の誤差はご容赦ください)
例えば、ここにRCSの2004エアスプールとか1503スプールを組み合わせれば13~25gの軽量化は可能ですが、リール本体の価格とあまり変わらない金額のオプションスプールを取り付けるのはどうなんでしょう。それなら最初からカルディアやルビアスを購入したほうが機能的にも上ですからね。管理人、手持ちのスプールがフリームスに取り付け可能なら交換しますが、わざわざ購入することはないでしょう。
スプールやスプール支持部がバージョンアップされているので、ドラグ性能などはかなり期待できます。ドラグワッシャーの材質などで味付けを変えるのではなく、オイルで変えているそうですね。それがATD(オートマチックドラグシステム)と呼ばれるドラグです。これはテスターさんの評価もかなり高いので期待できますよ。特にライトラインを使用する管釣りやアジングなどのライトルアーフィッシングに効果が高いそうです。管釣りメインで使用する予定の15フリームス2004H、期待できそうです。
エクセラーとフリームス。価格差を考えると機能性とコストパフォーマンスの高さで個人的にはエクセラーに分があると思います。ただし、マグシールドによる防水防塵性を持ったウォッシャブルボディのフリームスの方が耐久性で勝るでしょう。特にソルトウォーターで使用した場合、その差がはっきりと出ると思います。
メインギアなどの構造はほぼ共通、ただしドラグの構成などは異なります。細番手のラインをメインに使用する場合はATDを搭載したフリームスの方が適してるでしょう。
なので、淡水域メインで極端なライトラインシステムは組まない、というニーズならエクセラー。ソルト・フレッシュどちらでも使用する方、ライトラインを使用する方はフリームス、そんな感じじゃないかと思いますね。
15フリームスとかエクセラーといった検索ワードでこのブログにたどり着く方がかなり多いようです。参考になれば幸いです。


15フリームス 2004H

15フリームス 2004

15フリームス 2506

15フリームス 2506H

15フリームス 2508

15フリームス 2508RH

15フリームス 3012H

15フリームス 3500

15フリームス 4000

価格的にぐっとリーズナブルになるのがエクセラーですね。


14EXCELER(エクセラー) 4000

14EXCELER(エクセラー) 3500

14EXCELER(エクセラー) 3012H

14EXCELER(エクセラー) 3000H

14EXCELER(エクセラー) 3000

14EXCELER(エクセラー) 2506H

14EXCELER(エクセラー) 2506

14EXCELER(エクセラー) 2500

14EXCELER(エクセラー) 2004H

14EXCELER(エクセラー) 2004

14EXCELER(エクセラー) 1500

追記(2015/2/5)
ハンドルノブの記載を忘れてました。15フリームス、ハンドルノブにベアリングこそ入りませんが、交換は可能となってますし樹脂カラーと入れ替えればベアリング化も容易です。またRCSのオプションノブに変えるものいいですよね。
RCS Iシェイプコルクノブ
SLPW I ザイオンノブ
14エクセラーのハンドルノブは交換不可でベアリングの追加もできません。エクセラーのカスタマイズはまずはハンドルをフリームスのものに交換することから始めるといいかもしれませんね。社外品でいい物があればいいんですが、供回りハンドルはあまりパーツが出てませんから難しいです。






最近このブログの存在が奥さんに見つかってしまってますから、佐川さんの箱を見つけるたびに視線が痛いわけです。う~ん、内緒にしておくべきだったか?でももう遅いよね。
そんなことは置いておいて。今年ダイワからリリースされた管理人注目のリールが15フリームス。何しろ、11フリームス2004改と14エクセラー2004Hを管釣で使用してますし、インフィート月下美人だって今も現役。この実勢価格1万円前後のスピニングが手元にゴロゴロしているわけです。
実際のところ、このクラスのリールは使い捨てにされる方も多いでしょう。ちょっと調子が落ちたら買い替え、みたいに。管理人はなかなか捨てられないタイプで、注油したりベアリングを交換したりとなんとなく長く使ってしまいます。
短いサイクルで買い換えても、管理人のようにしつこく使っても、それは人それぞれの価値観ですから何とも言えません。上級モデルに比べると明らかに劣る部分がたくさんありますが、実釣での機能としてはほぼ不満の出ないレベルになってる普及機。管理人はコストパフォーマンスや機能性含めて嫌いじゃありませんね。どちらかというとダイワの方が使用する機会は多いですが、ナスキーやアルテグラも手元にあったりします。
ということで、人柱的な使命感(?)でポチッといってしまったのが15フリームス2004Hです。
価格的には15フリームスは1万円台前半と11フリームスからほとんど変わりませんね。
で、エクセラーと15フリームスの比較です。どちらも2004Hという番手で条件はほぼ同じなんですが、エクセラーのギア比が6.0:1なのに対して15フリームスは5.6:1とちょっとフリームスの方がスローな設定です。
ボディは共通で、アルミ(スーパーメタルボディ)です。ローターは樹脂製エアローターで形状は14カルディアと同じ新形状というやつですね。
マグシールドが採用されているかいないか、これが大きな違いになります。マグシールド自体はパッキン程度の薄いプレート状パーツを指しますから、パーツとしては小さなものなんですね。
ハンドルの回転フィールはエクセラーより15フリームスの方が軽快に感じますが、これはギア比の違いもあるので当たり前かな。
スプール支持部はさすがにリアルフォーモデルのフリームスの方がしっかりした作りですね。スプールメタルを使用したタイプで、ベアリングこそ入りませんがスプールのブレが少ないんですよね。対するエクセラーはクリックギアで支持するタイプで、特にドラグが効いた時にスプールがブレる傾向があります。ライトラインを使用した場合、このブレがやや気になりますね。
カタログスペックでは14エクセラー2004Hは235g。15フリームス2004Hは250gと約15g増となってます。ただ、カタログスペックの重さは5g刻みで表記されてますが、実測では14エクセラー2004Hが232g、15フリームス2004Hは246gですね。
持った瞬間、2000番クラスのリールとしては重量感を感じます。一昔前のリールみたい。覚悟はしてましたが、軽量なロッドと組み合わせるとバランスが良くないかもしれませんね。
どこが違うのは、計測してみます。
スプール・ドラグノブを外したボディ・ハンドルでは15フリームスの重さは実測で196gです。じゃあ、エクセラーはというと。
192gと4g少ないだけ。単純にマグシールドに必要なパーツの重さだけ増えてる感じですね。
じゃあどこが違うかというと、やっぱりここでした。
エクセラーのスプール・ドラグノブで39g。それに対してフリームスのスプール・ドラグノブは50g。。。。。。。。11g差。ハイ、ピタリです。スプールの11gにボディの4g、合わせて15gですからね。(ウチのスケールが1g刻みで表示されるので、多少の誤差はご容赦ください)
例えば、ここにRCSの2004エアスプールとか1503スプールを組み合わせれば13~25gの軽量化は可能ですが、リール本体の価格とあまり変わらない金額のオプションスプールを取り付けるのはどうなんでしょう。それなら最初からカルディアやルビアスを購入したほうが機能的にも上ですからね。管理人、手持ちのスプールがフリームスに取り付け可能なら交換しますが、わざわざ購入することはないでしょう。
スプールやスプール支持部がバージョンアップされているので、ドラグ性能などはかなり期待できます。ドラグワッシャーの材質などで味付けを変えるのではなく、オイルで変えているそうですね。それがATD(オートマチックドラグシステム)と呼ばれるドラグです。これはテスターさんの評価もかなり高いので期待できますよ。特にライトラインを使用する管釣りやアジングなどのライトルアーフィッシングに効果が高いそうです。管釣りメインで使用する予定の15フリームス2004H、期待できそうです。
エクセラーとフリームス。価格差を考えると機能性とコストパフォーマンスの高さで個人的にはエクセラーに分があると思います。ただし、マグシールドによる防水防塵性を持ったウォッシャブルボディのフリームスの方が耐久性で勝るでしょう。特にソルトウォーターで使用した場合、その差がはっきりと出ると思います。
メインギアなどの構造はほぼ共通、ただしドラグの構成などは異なります。細番手のラインをメインに使用する場合はATDを搭載したフリームスの方が適してるでしょう。
なので、淡水域メインで極端なライトラインシステムは組まない、というニーズならエクセラー。ソルト・フレッシュどちらでも使用する方、ライトラインを使用する方はフリームス、そんな感じじゃないかと思いますね。
15フリームスとかエクセラーといった検索ワードでこのブログにたどり着く方がかなり多いようです。参考になれば幸いです。

15フリームス 2004H
15フリームス 2004
15フリームス 2506
15フリームス 2506H
15フリームス 2508
15フリームス 2508RH
15フリームス 3012H
15フリームス 3500
15フリームス 4000
価格的にぐっとリーズナブルになるのがエクセラーですね。

14EXCELER(エクセラー) 4000
14EXCELER(エクセラー) 3500
14EXCELER(エクセラー) 3012H
14EXCELER(エクセラー) 3000H
14EXCELER(エクセラー) 3000
14EXCELER(エクセラー) 2506H
14EXCELER(エクセラー) 2506
14EXCELER(エクセラー) 2500
14EXCELER(エクセラー) 2004H
14EXCELER(エクセラー) 2004
14EXCELER(エクセラー) 1500
追記(2015/2/5)
ハンドルノブの記載を忘れてました。15フリームス、ハンドルノブにベアリングこそ入りませんが、交換は可能となってますし樹脂カラーと入れ替えればベアリング化も容易です。またRCSのオプションノブに変えるものいいですよね。
RCS Iシェイプコルクノブ
SLPW I ザイオンノブ
14エクセラーのハンドルノブは交換不可でベアリングの追加もできません。エクセラーのカスタマイズはまずはハンドルをフリームスのものに交換することから始めるといいかもしれませんね。社外品でいい物があればいいんですが、供回りハンドルはあまりパーツが出てませんから難しいです。


