2014年12月21日
現代版ククサ!?クピルカのテーブルウェア

北欧フィンランドの伝統的な食器、ククサの人気が高くなってます。フィンランドの北部、ラップランドに住んでいたサーメ人に伝わるマグカップ(スープボウル?)のことです。
白樺のコブ材をくり抜いて手作りされるククサは、親が子の幸せを願いながら作って贈るものだそうです。ククサを贈られた人は幸せになる、とも言われてますね。自然の素材から作られるので、同じものは2つと存在しない、そんなところも魅力ですよ。
特徴的なのはハンドル部でしょうか。1つ穴のもの、2つ穴のもの、3つ穴のものなどバリエーションがありますが、そのハンドルには革紐を取り付けているものがほとんどです。遊牧民だったサーメ人は生まれながらにしてアウトドアに生きる人々。移動を繰り返す生活で、常に自分のカップを持ち歩くために革紐で留めていたようです。
白樺のコブ材で作られたククサはとても魅力的ではありますが、現代の生活で使おうとするとやはり気を使いますね。コーティングは施されてませんから、クルミ油などで油脂を補充する必要があります。
また洗剤を使用すると油を取り除いてしまいますし、食洗機や食器乾燥機もNGです。急激な温度変化でククサが割れてしまうことがありますからね。また衝撃にも強くないので、硬いものに強くぶつけるのもダメですね。
本物のククサはやはり大切に育てていく、というスタンスでお使いになる方がいいと思います。
で、もっと現代の生活で使いやすくアレンジされたものがありますよ。それがKUPILKA(クピルカ)のアイテムです。

クピルカでもっとも小さいマグカップがこのクピルカ5マグカップです。容量は約50mlとなってますから、お猪口かショットグラスかというサイズになるんじゃないでしょうか。アルコール度数の強い酒をクッと煽るのにいいのかな。
クピルカの製品は、木製ではなく木質樹脂といったほうがいいのかもしれません。50%の木質に50%の樹脂成分でできてますからね。本格的なククサが欲しい、という向きには満足できないかもしれません。でも樹脂成分を使用したことで、食洗機も使用できますし、洗剤で洗うことも可能です。デイリーユースで気楽に使えるククサテイストのフィンランド製食器、という感じになりますね。
デザイン的にもあの独特のハンドル形状にはなってません。より普通な感じ。でも革紐を通せる穴は採用されてますから、腰にぶら下げて野山を歩くこともできますよ。
やはり手彫りのククサに比べると価格もリーズナブルで手を出しやすいですね。
¥1512(税込)

こちらはマグカップとして使える大きさの210mlサイズ、クピルカ21です。やはり素材は木質と樹脂で出来てますから、取り扱いもしやすく気軽に実用で使い倒せるマグカップですね。
¥3555(税込)

こちらは上のクピルカ21にプレートSサイズ、ティースプーンがセットになったアイテムです。ギフトにも使えるボックス入りですよ。
ティースプーン、プレートの素材ももちろん木質と樹脂で取り扱いもしやすいです。
¥5616(税込)

こちらはスプーン、フォーク、ナイフ、ティスプーンのカトラリーセットです。素材は同じですから食洗機、洗剤OKです。
¥2268(税込)

Lサイズのプレートは料理をのせるのにちょうどいいサイズになってます。カップからプレートまでクピルカで統一するならオススメです。
¥4104(税込)

で、こちらはマグカップL、ボウル、カトラリーをボックスに収めたタイプ。ギフトボックスですからプレゼントにももちろんお勧めですし、自分で使ってもいいんですよね。
¥8434(税込)
クピルカのアイテムはククサではありません。ククサのテイストを現代風にアレンジした実用的で取り扱いしやすい食器です。毎日使いたい食器ですね。
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