2014年10月16日
テントは狭いほうが暖かい!カンガルースタイル!

至極当たり前のことをタイトルにしてますが。
これからどんどん気温が下がります。キャンプ場では夏の混雑が嘘のように空きが目立ち始めますね。のんびり過ごしたい向きにはうってつけのシーズンです。もっとも積雪のないキャンプ場でも秋からクローズ、なんていうところもありますから、キャンプに行く際には要チェックですけどね。
昔、ネットもなかった頃ですが、11月くらいにキャンプに行ったら目的地のキャンプ場がクローズになってました。他に当ても無かったので柵の隙間からバイクを入れて勝手にキャンプしちゃいましたけど。
水道も使えないしトイレも鍵がかかって入れない、夜間の照明もなし、サイトは雑草だらけだったので管理棟前の駐車場だったかな、そこにテントを張ってとかなり不自由でしたが、若さで乗り切ってしまったいい思い出です。今ならネットで近隣のキャンプ場を探すでしょうね。ワイルドさは歳と共に薄れちゃったみたいです。
それはさておき、秋のキャンプ。やはり夜間の気温は下がりますから、寒さ対策は大切ですね。ウェアやシュラフ、テントマットなどのスペックアップ、ヒーター類の用意など寒さ対策はいろいろあります。
そんな寒さ対策の一つに、テント イン テント、カンガルースタイルなどとも呼ばれる方法も寒さ対策に有効ですよ。
夏であれば、就寝スペースは広くて高さがあったほうが快適です。熱気がこもりにくくなるし、人の体温による温度上昇も抑えられますからね。
これが寒い季節となると、就寝スペースはできるだけコンパクトな方が暖かいです。薄い幕体でも囲まれているだけである程度の温度確保ができますから、ミニマムなスペースの方が暖かく感じるんですよね。もちろん体温も重要な暖房要素。無駄に高さがあると熱が上に逃げてしまうので、高さも抑えた幕体が理想ですね。
ということで、リビングスペースとなるスクリーンタープ、シェルターの中に小さなテントを入れちゃうのがカンガルースタイル、と呼ばれる設営ですね。なんでカンガルースタイルと呼ばれるようになったのかはよく知りませんが、おそらく親(シェルター)の中に子供(テント)が入るから、でしょう。カンガルーのポケットのイメージですかね。
このスタイルのメリットは、就寝スペースをコンパクト化することでヒートロスを抑えられる、そしてリビングを暖房した場合に就寝スペースも暖めることができる、テント+スクリーンタープより設営が楽(テントにもよりますが)、などがありますね。
デメリットとしてはリビングスペースが狭くなってしまうことや、テントの形状などによっては入らないこともあります。なので別途新幕購入に迫られたりします。ただ、最近は大きめのスクリーンタープにはオプション品としてインナールームが用意されているものもあります。そちらもある意味、カンガルースタイルに近いので、そういったオプションをチョイスすることもできるでしょうね。
シェルター内に入れるテント、これは使用人数に合わせてチョイスする必要はありますが、もちろんあまり大きなものは適してません。なのでせいぜい大人2人お子さん2人程度までが限界でしょう。そのくらいのサイズじゃないと入りませんし、入れられてもあまり意味がないですからね。
また使用するテントのインナーテントはメッシュじゃないものを。フルメッシュやハーフメッシュは通気性抜群で保温性がありませんからね。ただ、夏にカンガルースタイルを使用するなら逆にフルメッシュがオススメなんですけど。
で、前置きが長くなりましたが、カンガルースタイルにオススメなテントを。

コストパフォーマンスの高いテントファクトリーのツーリングテントです。ジュラルミンポールを採用しながらこの価格は親切価格ですね。重量は約2.3kgとサイズを考えれば軽量です。カンガルースタイルで使用するならインナーテントだけで十分なので、さらにギアの軽量化は可能です。
横幅220cm・奥行160cm・高さ100cmの2人用モデルなので、大人2人でも就寝可能ですし、小さなお子さんなら2人+おとな1人でもギリギリいけそうです。スタンダードな構造のドームテントなので設営は簡単ですよ。
インナーの生地はやや薄めなので、寒さが気になるようならフライシートも被せてしまうといいですね。フライを被せる場合は張り綱は最小限に抑えて邪魔にならないようにする工夫は必要です。
¥10260(税込)

設営の簡単さを重視するならポップアップテントのケシュアもオススメですね。こちらは3人用サイズなので、幅200cm・奥行210cm・高さ104cmです。大きめのシェルターなら十分入れられますよね。大人3人でも就寝できる広さがあります。大人2人お子さん1人ならジャストサイズでしょう。
ポップアップテントでフライシートが一体になっているので、これはそのままで使用したほうがいいですね。ケシュアのインナーテントのメッシュパネルは閉じることができませんが、フライシートがあるのでカンガルースタイルなら寒さも気にならないでしょう。
シェルター内を暖房した場合は寝る前までフロントドアを開けたままに。寝るときに閉めればシェルターの熱を無駄にしませんよ。
¥10584(税込)

ソロユースならこういった1人用ツーリングテントのインナーを使用するのもいいですね。
ノースイーグルのインナーテントは厚みもそこそこあるので保温性も十分期待できます。カンガルースタイルにしない場合でもソロテントとして使用できますしね。サイズの割にちょっと重いのは幕体の厚みがあるから、でしょう。
¥6590(税込)

カンガルースタイルとは呼びませんが、シェルターにオプションのインナーテントを使用するというのもある意味寒さ対策になりますね。インナーの前をリビングスペースにして2ルームテントやロッジテントのように使用できます。
こちらは小川キャンパルのワンポールテント、ピルツ15用のインナーです。
5角形のフロア形状なので専用インナーマットがあると便利ですね。大人なら3人、大人とお子さんなら4人くらいまでが横になれますよ。
¥19440(税込)

スノーピークもシェルター+インナーのオプションが豊富なブランドですね。こちらは人気のリビングシェル・シールド用インナーです。リビングシェルの中に4~5人の就寝スペースを確保できますよ。吊り下げ式で取り付けも簡単です。
¥20304(税込)

こちらはリビングシェルロング Pro.用のインナーですね。リビングシェル ロング Proが元々こういった使い方を想定した大型シェルターなので、決してコンパクトな就寝スペースというわけではありませんが、専用だけあって使いやすさは抜群です。
¥30780(税込)
カンガルースタイルにするなら、やはりテントサイズ・シェルターサイズをしっかり確認することがオススメです。広さ的には十分でも、シェルターの形状などによっては入りきらない場合もありますからね。
また、夏場であればシェルター内にメッシュパネルを採用したテントのインナーを使用すると涼しくて快適です。それも夏向けカンガルースタイルですね。
アウトドアグッズならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館


Posted by あごひげあざらし at 22:47
│キャンプ