2014年09月21日
スノーピーク@カンブリア宮殿

関東ローカルのテレビ局ですが、先日18日に放送されたカンブリア宮殿、ご覧になった方も多いと思います。特にナチュログのブロガーさん達の視聴率は相当高かったんじゃないでしょうか。かくいう管理人も車で移動中でしたが視てました。といっても走行中ですのでじっくり見たわけじゃありませんが、一応録画もしてあります。
放映されない地域もあるとは思いますが、スノーピークの山井社長がご出演されてました。スノーピークの商品を紹介するんじゃなく、企業理念に視点を置いた番組ですが興味深くて面白かったですね。
スノーピークのイメージというと、どんな感じでしょう?高品質?独創性?ユーザーフレンドリー?高価格?
人によって違うでしょうが、管理人的には「トレンドを作る」とかオリジナリティと言った言葉が浮かびます。他社と同じようなコンセプトの商品でも一味違うとゆうか、使いやすさやアイデアが詰まっている印象ですね。そしてそのコンセプトを追いかけたモデルを他社がリリースしてトレンドが出来上がるという流れがあります。
社長をはじめ、社員の方がキャンプフリークという環境ならでは、でしょうか。社員の方自身がヘビーユーザー、スノーピーカーだから生まれるアイデアなんでしょうね。使っているからこそわかる、「あ、こうしたい」とか「こうだったら」を商品化できる環境の会社なんですね。正直なところ、羨ましいです。趣味を仕事にするとつまらなくなる、なんていう話もありますが、スノーピークに関しては違うようですね。
で、そのカンブリア宮殿で紹介されていたアイテム、覚えてる限りで書いておきますね。

スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク30【お得な6点セット】
ロングセラーにして大ヒット商品、ソリッドステーク。鍛造スチールのペグです。
スノーピーカーじゃくても使用している方は多いですよね。どんな地面でもしっかり打ち込めるペグの代表格ですから。溶岩帯である河口湖湖畔にキャンプした時、ソリステを持ってて良かったと実感しました。数センチ下はゴツゴツした溶岩。プラペグはもちろんアルミペグも歯が立ちませんが、ソリステはガッツリ打ち込めましたからね。楽々打ち込めたわけじゃありませんが、ペグを打ち込めずに岩に張り綱を結んでいる方を尻目にしての設営はちょっと優越感(?)を感じましたよ。
今回の放送で初めて知ったのですが、作っている会社は小さな町工場なんですね。それは知りませんでした。燕市・三条市の地場産業の技術が生きているんですね。もともとは鍛冶屋さんだった工場だそうで、鉄を鍛える技術はさすがです。
ペグとしては決して安くないし、重さもあります。場合によってはソリステ以外の選択肢もあるでしょうが、鍛造スチールペグじゃないと、というニーズも必ずあります。その先駆けなのがこのソリッドステークシリーズですね。
30cmの他、ツーリングテントなどでも使えるソリッドステーク20や大型タープなどで使うソリッドステーク40も用意されてます。

スノーピーク(snow peak) 焚火台Lスターターセット
これからがシーズン本番、焚き火台です。
焚き火というと、以前は直火が主流でした。正直なところ、管理人も昔は石を並べて直火でやってたことがあります。グランドダメージという言葉が登場して直火禁止のキャンプ場が多くなり、火といえば常設かまどやガソリン・ガスのバーナー、炭火のBBQグリルが一般的になりましたね。
でも炎は煮炊きのためだけというわけじゃなく、見ているだけで面白かったり、独特の雰囲気を作り出してくれたりもするわけです。ランタンの明かりとは違う灯りでもありますね。
で、この焚火台。コールマンなどの海外製品では焚火台というジャンルも早々登場してましたが、国内メーカーではほとんどありませんでしたね。そこで登場したこの焚火台。コンパクトに収納できるのは日本のキャンプシーンに合わせた作りです。パタパタと折りたたんでコンパクトに収納できる焚火台ですから。
今でこそ折りたたみ式の焚火台やグリルは多いですけど、以前は少なかったですよね。簡単にセッティングできて持ち運びもしやすいというのが魅力です。今やこの形が定番となりました。
焚火台にオプションを使用することでグリルとしても使用できるスグレモノ、これも定番になってますね。
サイズはS・M・Lとニーズに合わせてチョイスが可能、オプションも豊富に用意されてます。

スノーピーク(snow peak) FDチェア ワイド レッド
村上龍氏が絶賛したフォールディングチェア、FDチェア ワイドです。
フォールディングチェアは各社からたくさんリリースされてます。それぞれに工夫も凝らされ、座り心地を重視したものや収納性を重視したものなど様々です。
で、このFDチェアはというと、シンプルな折りたたみ構造で取り扱いが簡単、そして座り心地も悪くない、と完成度が高いです。このフレーム構造、コンパクトチェアでよく見かけましたよね。左右にフレームを開くだけ、昔はヘラブナ釣りの方達がよく使ってた印象があります。そのシンプルなフレーム構造を活かしながらアームレストや背もたれを採用したモデルがこちら。適度なテンションを持った座面は長時間座っても疲れないと言われます。
収納サイズはコンパクトとは言いませんが、薄型になるのでラゲッジに積載するときも積みやすいです。オートキャンプスタイルなら軽くて積み込みしやすいFDチェア、オススメです。

スノーピーク(snow peak) ワンアクション テーブル竹
山井社長が嬉しそうに紹介していたのが印象的だったワンアクションテーブル。こちらはありそうでなかった、簡単設営・撤収のテーブルです。
2つに折りたたまれた天板を開くと自動的に足が飛び出してきます。一瞬でテーブルがセットできるのはアイデアもの。ロールトップテーブルのように天板を広げる必要もないし、一般的なフォールディングテーブルのように脚を組み立てる必要もありません。サイト構築を素早く終わらせて楽しみましょう!というコンセプトが伝わってきます。
しかも、安定感にも優れてます。精度の甘いテーブルだと、ガタガタガタガタと落ち着きませんよね。ワンアクションテーブルはそういった点でもスグレモノ。しっかりと安定した使い心地になってます。これは作りの良さとその重量からくるものでしょう。
フォールディングテーブルとしては決して軽くはありませんからね。このサイズで約10kgと結構重量があります。キャリングハンドル付きの収納ケースのおかげで持ちやすいんですけど、移動距離が長かったり高いところに上げようとすると堪えますね。持ち運びの容易さよりも使っている時の安定感を取ったテーブルです。実際、持ち運ぶ時間は短時間、テーブルとして使用している時間の方が長いのでそこは我慢?
こういったワンアクションのようなギミック、スノーピーカーさんにはたまらないんでしょうね。管理人も実は嫌いじゃありません。作りの良さと天板の素材感(竹材)もいいですしね。
この他、アメニティドームやメッシュシェルターといった幕体、ホットサンドクッカーのトラメジーノ、ガスストーブのギガパワーストーブ 地、和鉄ダッチオーブンなども紹介されてました。どれも個性的で独創的なスノーピークらしい商品の一部。ユーザーとの直接対話や地場産業を大切にしているブランドということが視ている方に伝わったと思いますよ。
放映地域外の方もオンデマンドなどで視聴できるので、視てはいかがでしょう。




