2014年07月06日
エメラルダスMXデビュー!14カルディアベース

ダイワのエギングブランド、エメラルダスシリーズに新しいリールが追加されましたね。従来のラインナップはルビアスベースのエメラルダスとレブロスMXベースのエメラルダスINFでしたが、ちょっとグレードの差がありすぎるなぁ、と。そして新しく登場したエメラルダスMXがその中間を埋める形になりました。ベースは14カルディアですね。

ダイワ(Daiwa) 14エメラルダス MX2508PE-H-DH
ダイワ(Daiwa) 14エメラルダス MX2508PE-DH
ダイワ(Daiwa) 14エメラルダス MX2508PE
ダイワ(Daiwa) 14エメラルダス MX2508PE-H
ラインナップは計4機種、ノーマルギア比(4.8:1)とハイギア比(5.6:1)にそれぞれシングルハンドルとダブルハンドルが用意されてます。
ネーミングにMXと入ってしまうと、どうしてもレブロスMXベースのリールのように感じられてしまいますが、14エメラルダスMXのベースモデルは今年登場した14カルディアとなります。誤解されなければいいんですけど。
ベースの14カルディアは、11カルディアのマイナーチェンジバージョンともいえるリールです。11カルディアと共通のボディに新形状のエアローターを搭載、またピニオンギアの支持部には11カルディアでは樹脂ブッシュだった箇所にベアリングを配置して2ボールベアリングとしていますね。
新形状のエアローターは、残念ながらザインではなく汎用強化樹脂製となってますが、強度確保のツボはしっかり押さえてますから、強度低下は起こしてないようです。同等の強度を確保しながら、削れる場所は削ったという形状ですね。
ローター軽量化の恩恵は使ってみればわかります。巻き始めの初動が軽く、ここでローターの軽さを実感。さらにリトリーブ中の小さな変化もハンドルを通して感じ取れる、より高感度なリールになりますよ。従来は気がつかなかった潮流やボトムの変化もキャッチ可能になりますね。回転パーツの軽量化は、慣性が働くためわずかでも大きな成果を出しますね。
デメリット、とまでは言いませんが、ローター軽量化によって慣性が少なくなるため、高速連続リトリーブでは手抜きができなくなりますね。ローターが回り続けよう、とする力が少なくなりますから。釣りのスタイルによっては従来のローターを好まれる人もいるかもしれません。
ピニオンの2BB化は回転フィーリングの向上と耐久性アップにつながります。ピニオンギアのブレが少なくなるため、ギアの歯当たりもより精密になりますからね。ギアにかかる負担が少なくなることで耐久性が向上するんです。
ボディにはカーボン樹脂のザイオンを採用、ラインローラーもベアリング入りとなってます。ドラグワッシャーにはハイエンドモデルのイグジストと同じものが使われますから、ドラグ性能も向上しましたね。
そして14エメラルダスMX独自の装備というと、軽量なエアスプールの採用とEVAのパワーライトノブです。結果、ベースのカルディアより約10gの軽量化を果たしてますね。スプールはPEライン0.8号が約150mストック可能なエギングサイズです。そしてエメラルダスシリーズのアイデンティティ、エメラルドグリーンのカラーを配置してますよ。
ベースモデルとの価格差は定価ベースで約4500円程度に抑えられているので、スプールとハンドルノブをグレードアップしたことを考えればちょっとお買い得、といったところですね。
春のエギングシーズンはもう終盤ですが、これから秋の数釣りシーズンも控えてます。タックル更新にはちょうどいい季節じゃないでしょうか。
現在のところ、即納ではありませんが秋には間に合いますよ。
ダイワのスピニングはこちらにも
フィッシングタックルならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館




Posted by あごひげあざらし at 19:57
│リールの基礎知識