2014年06月25日
テントのメンテナンスも大切です!撥水も強化しましょう
今年の梅雨は男性的?関東地方ではある意味非常にメリハリのついた天気が続いてます。降るときはこれでもか!というくらいの土砂降り、都内ではヒョウまで降りました。そして晴れてしまえば夏日・真夏日の高温になってしまいます。
子供の頃、梅雨といえばジトジトとくもり空が続いていたような印象を持っているんですけど、そんな梅雨にはなりませんね。
ということで、キャンプでも大雨に遭遇してしまうこともあります。あまりにひどいようであれば、安全のための撤収も必要になりますが、そこまでいかないようならキャンプ続行ですよね。テントやタープの中は雨から逃れるためのシェルターになってくれます。でもそのシェルターに雨漏りがあったら?
そうならないよう、メンテナンスは必要ですね。撥水の強化はもちろん、シーリング処理のメンテナンス、幕体の補修なども必要になります。経年変化があるので、使い込んだテント程メンテナンスの必要性が高いですけど、新品に近いテントでもメンテナンスしておくことで長期間、初期性能を維持できるようになりますよ。
ということで、そんなメンテナンス用のアイテムをご紹介しておきます。
まずは撥水の強化ですね。撥水性が高くなれば幕体に雨水がしみ込むのを防止できますから、雨漏り防止に効果があります。

使い方が簡単なのがこういった撥水スプレーですね。とても手軽に使用できます。キャンプ場でテントを張ったついでに、なんていうことも可能です。ただ、スプレーは周囲に飛散するのでほかのキャンパーさんの迷惑にならないよう気をつける必要があります。また飛散する分ロスも出てしまうし、テント全体にむらなくスプレーするのは難しいし量もたくさん使います。テントによっては1本では足りませんね。
比較的新しいテントなら、要所だけに吹き付けるという手もあります。ポールと幕体が接触しているところは生地が傷みやすいですし、ルーフトップは紫外線の影響で傷みやすいし、雨水が溜まりやすい場所もあります。テントフロアも浸水しやすい場所の一つですね。そういったところにしっかり撥水スプレーをかけておくと効果があります。また地面に近い側面は泥はねがあるので撥水処理しておくと汚れが落ちやすくなりますね。
シリコンやフッ素系の撥水スプレーは透湿性を損なってしまいます。透湿性のある場所には使用しないでください。
定価¥1620(税込)のところ、¥528(税込) 67%割引

こちらはエアゾールタイプの撥水処理剤、ニクワックスのテント&ギアソーラープルーフです。ガスタイプより無駄を出しにくいスプレーですね。スプレーの粒子が粗くなるのでムラなく吹きかけるのは難しいですけど。
やはり透湿性のある素材には使用できない撥水剤です。フライシートやフロアシート、タープなどの幕体にオススメですね。紫外線から生地を守る効果もあるそうです。
定価¥1836(税込)のところ、¥1652(税込) 10%割引

塗るタイプの撥水剤がこのコールマンのテント撥水剤。キャップの中にあるスポンジに撥水剤を含ませて幕体に塗っていきます。
意外と乾くのが早いので、適当に塗っていくとどこまで塗ったか分からなくなってしまいます。範囲を決めて塗るようにすると無駄になりにくいですね。30cm四方程度を目安にしていくと塗り残しも出にくいです。スプレータイプに比べるとしっかり処理ができるからか、撥水効果の持続時間が長い感じです。
ただ、作業自体は楽とは言えませんね。全体を処理するのは結構大変ですし、量も結構使います。大型のドームテントでは1本使い切ってしまいますね。作業時に別途小さなスポンジを用意して何人かで手分けをすれば早く終わるでしょう。
定価¥3564(税込)のところ、¥3280(税込) 10%割引

MSRからは幕体用の洗剤と撥水剤のセットが登場してますね。汚れを洗剤で落としてからしっかり乾燥させて、エアゾールタイプの撥水剤を吹きかけて乾かせばOKです。汚れのひどいテントならこういったセットもいいかもしれません。
¥3240(税込)
テントにある縫い目。どうしてもそこから浸水するので、普通はシーリング処理がされてます。一般的なのはシームテープで縫い目を覆うタイプですね。このシームテープは経年劣化があるので、古くなると剥がれたりして機能しなくなります。そういう場合は古いテープをアイロンやドライヤーで温めながら剥がし、新しいシームテープなどでシーリング処理する必要がありますよ。

低温のアイロンを当てながら貼り付けるシーリングテープです。アイロンを高温にしすぎると幕体が溶けてしまうので気をつけてください。
シーリングテープはほとんどどのメーカーでも同じような感じですが、小川のシーリングテープは25mm幅とちょっと太めなので縫い目を外さずに張り付けやすいですね。幅が狭いと縫い目からそれてしまうことがあり、手間がかかったりします。もちろん、慎重に行える人ならそんなこともないんでしょうが、アバウトな管理人は幅が広いほうが好き。
テント以外にレインウェアなどでも使用できますよ。
¥1944(税込)

こちらは20mm幅のシームテープです。コンパクトなテントやレインウェアならこちらの方が使いやすいかも。
定価¥2160(税込)のところ、¥1420(税込) 34%割引

本来はウェーダーの補修用のアクアシール。でもその防水性の高さはテントにもオススメです。縫い目に沿って塗り、しっかり乾燥させれば防水処理が完了します。ラバー系の防水材なのでしっかり縫い目を処理すれば水は入りませんよ。
ヘラなどで薄く伸ばしながら縫い目を埋めていく感じで使用します。ちょっと粘度が高いのでボテッと塗ってしまうとなかなか乾かないので薄く伸ばしましょう。しっかり縫い目にのっていれば大丈夫です。乾燥後は柔軟性もあり折りたたんでも剥がれません。
一度空気に触れてしまうと硬化が始まってしまうので基本は使い切り。小分けタイプの方が便利かも。どうしても保管する場合はファスナー付きの袋に入れて冷蔵庫に入れておくと多少は持たせることができますよ。
定価¥1026(税込)のところ、¥967(税込) 6%割引
フライシートやタープは焚き火などの火の粉で溶けて穴が開く場合があります。穴からはもちろん水が入りますから補修しないと雨漏りになりますね。大きな破損なら買い替えや交換になりますが、ピンホール程度なら補修で済ませたほうが安上がりです。

接着剤付きの補修パッチです。3種類のサイズのシートが入っているので小さな穴の補修には十分な量ですね。穴に合わせてハサミでカットすることができます。
粘着シートを貼り付けたあと約1時間で完全に接着されます。応急処置ではありますが、接着剤の耐久性があるのでしばらくそのままでも十分使えてしまいますね。手軽ですが効果は高いです。テント以外でも使用できるので、1つ持っていると便利です。ビニール系のPVCなどには使えないようですけど。
¥1080(税込)

小川のテントに多く使用されるPVC(ライトPVC)用の補修パッチです。粘着剤で貼り付けるタイプなので応急処置に便利ですね。本格的に補修するなら接着剤でシートを貼り付ける方が確実ですが、簡易的なものもニーズがありますからね。
シートからはがして貼るだけなので、現場の処置用にもオススメです。
¥1188(税込)

フライシートやタープのピンホール補修用のリペアキットです。シールタイプで応急処置用ですが、キャンプサイトで気がついた!なんて場合は便利です。濡れてしまうと接着力が落ちるので、雨が降る前に処置したいところです。
¥2700(税込)
メンテナンスとは違いますが、現場での応急処置という点ではこんなアイテムもありますよ。

シェラデザインズの補修キットです。幕体が裂けたとき用のリペアシート(リップストップナイロン)とシームグリップに加え、ポールが折れたときのための応急補修用チューブ、ショックコードなどが入ってます。補修用チューブはサイズによっては使用できませんが、メーカーが異なっても使用できることが多いですよ。折れたポールの上から被せて補強するパイプです。
¥1852(税込)

MSRのポールリペアキットは対応するポールが幅広いですよ。7mmから20mmのポールに対応できるので、キャンプ中にポールが折れた場合に現場で補修が可能です。
¥2700(税込)
雨漏りなどのトラブルはうれしくはありませんから、できるだけ対処しておくのがおすすめです。
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Posted by あごひげあざらし at 20:34
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