2012年07月12日
ガソリンシングルバーナーも捨てがたい!

ガソリン燃料のシングルバーナー、というと管理人的にはコールマンの508スポーツスターを連想しちゃうんですが、シングルバーナーの市場は現在ガス燃料のモデルの方が多彩になってます。
扱いやすい、燃料の交換や保管が簡単、カセットガスなら入手しやすい、などのメリットがありますからね。
とはいえ、ガスは低温に弱かったり、空になったガスカートリッジの処分が面倒だったり、中途半端に余ったガスカートリッジが溜まってしまったり、というデメリットもありますよね。
管理人が初めて手にしたガソリンシングルバーナーは、GIストーブというやつでした。多分SMP社だったと。M1950だったかな、1983年製のモデルでしたね。ポンプの中に予備のニードルなんかが入ってていかにも頑丈なバーナーでした。レギュラーガソリンも使用できるというのがツーリングキャンプで魅力だったんですよね。いざとなれば燃料はバイクのガソリンタンクから入手できますから。結局、何回かタンクから拝借しましたしね。
現在で言うとコールマンのフェザーストーブに近いモデルでしょう。ヒートパイプなどは装備していなかったので、バーナーヘッドの形状は現在のオプティマスNo.85 NOVA+のような形でした。火力調整は利かなかったけど、十分使えました。収納ケースがクッカーを兼ねる形でしたが、細長い筒丈のクッカーでしかも作りもイマイチで、クッカーとしては使いませんでしたね。
使わなくなったのでオークションに出品したら結構な金額で落札していただきました。
そんな思い出話はさて置き、現代のガソリンシングルバーナーは設計の古かったGIストーブとは隔世の感があります。機能的にもだいぶ進化してますからね。

ガソリンシングルバーナーでは現在最も進んでいると思われるのがSOTOのMUKAストーブですね。
ガソリンバーナーのネガティブをほとんど解消しているといっても良いんじゃないでしょうか。
まず操作が圧倒的に簡単。プレヒート(余熱作業)が不要ですね。正確には点火直後には若干赤火が出るんですが、すぐに青い火に代わり安定燃焼になりますから、不要といっていいでしょう。
燃料を加圧するポンピングは必須ですが、ポンピングの適正圧力が簡単にわかるインジケーターも装備されます。カン・コツに頼ることなく使えるのは便利ですね。
点火・消化が簡単なだけでなく、タンクの圧抜きを兼ねたセルフクリーニング機能も採用しているので、メンテナンスもより簡素化されてますね。
さらにジェネレーター交換などを必要としないで、レギュラーガソリンも使用可能です。というか、メーカーサイトでは積極的に赤ガス(レギュラーガソリン)の使用をすすめているような感じです。バーナーの比較表を見ても、赤ガスをすすめてますね。
ガソリンバーナーとしてはかなり有効な火力調整も可能で、凝った料理にも挑戦できそうです。バーナー単体では
定価¥17325のところ、¥15800 8%割引
必需品の燃料ボトルなどがセットになったものもあります。
SOTO【MUKAストーブ(ムカストーブ)】+【広口フューエルボトル700ml】+着火用トーチセット
SOTO【MUKAストーブ(ムカストーブ)】+【広口フューエルボトル700ml】セット

プリムスがリリースした新しいガソリンストーブがこのエクスプレスVFスパイダーストーブ。スパイダーストーブというネーミングはガスを燃料とするシングルバーナー、エクスプレス・スパイダー・ストーブにも。
バーナーヘッドの形状やプレヒートパイプの取り回し、ゴトク形状などはガスのスパイダーストーブと同様になってますね。プレヒートパイプを装備したことで余熱の簡略化ができるようになってます。点火直後は赤い火が出ますが、すぐに安定燃焼になりますよ。
このバーナーはガソリンシングルバーナーとしてはとてもコンパクトに仕上げているのが特徴ですね。本体重量は173gと軽く、ポンプセットや燃料ボトルを合わせても381gです。コンパクトな燃料ボトルを使用していることもあり、ポンプもコンパクトですね。バーナー本体の収納サイズもガスバーナーに引けを取らない大きさです。ソロユースや日帰りトレッキングでも持て余さないのが魅力ですね。
3本爪のゴトクは大きめのクッカーでは不安定になりがちですが、ソロユースなら十分な安定感と言えるでしょう。燃料とバーナーが別体式なのでボトルの過熱も少なく扱いやすいモデルです。
絶対的な火力はガソリンバーナーとしてはもの足りませんが、その分低燃費で容量の小さなボトルでも十分なんでしょう。燃料はホワイトガソリン専用となってます。
定価¥15540のところ、¥13209 15%割引

MSRの名品、ウィスパーライトのマルチフーエルモデルがこのインターナショナル。ウィスパーライトの静かな燃焼音はそのままにレギュラーガソリン、灯油にも対応させてます。
多少マイナーチェンジしたようで、1割程度軽量化されてます。ゴトクと脚の形状が変わってますね。より安定感を増したデザインです。
長年培われたウィスパーライトの機能を継承しているため、シンプルでメンテナンス性に優れたガソリンバーナーですね。お約束のプレヒートは必要ですが、使いこなす楽しさと思えば苦にならない?
設計は正直古いので、弱火などには対応できませんが、ドラゴンフライで定着したMSR=爆音というイメージを覆す静かなバナーです。弱火にできるという点ではドラゴンフライも捨てがたいです。燃焼音の大きさを気にしないならドラゴンフライかな。
ランニングコストを抑えるなら灯油を使用するのがオススメですし、ススなどが気になるようならホワイトガソリンと使い分けられるのも魅力。
¥12075

オプティマスの伝統の一品、111にNOVAのバーナーヘッドを組み合わせたモデルがこのハイカープラス。伝統と最新技術の融合?
筐体は大きめで、大きめのクッカーにも対応します。収納サイズも決してコンパクトとはいえませんが、スクエアな形状はパッキングには便利ですね。使用時はタンクを外付けするのでさらに大きくなります。
NOVAのバーナーヘッドは余熱も短時間で済むし、火力も申し分ありません。また火力調整も利きますよ。燃焼音は比較的静かで、シューシューと控えめながら頼もしい音だと感じてます。
このモデルもマルチフューエルで、ガソリン・灯油・ジェット燃料などにも対応してますね。
構造的にはシンプルですし、メンテナンスもしやすいモデルです。
定価¥37800のところ、¥26460 30%割引

GIストーブを民生用に改良したのがコールマンフェザーストーブ。タンクや脚に面影が残りますが、バーナーヘッドの形状は現代的ですね。プレヒートパイプを装備したことで着火もカンタンになってます。
タンク一体のモデルとしてはコンパクトでこれはGI譲りかな。弱火ができるところは進化の証ですね。
また非常時にはレギュラーガソリンも使用可能です。積極的に使用できるとしていないのはやはりレギュレーターの耐久性を考えてでしょう。
定価¥9450のところ、¥8800 6%割引

最後に508スポーツスターⅡのお買い得セットを。
ガソリン1L缶が2つ付属します。
¥6980
ガソリンバーナー、通年バーナーを使用するなら低温に強いのが魅力ですね。
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Posted by あごひげあざらし at 15:09
│キャンプ
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