2011年08月24日
キャンプというより野営?ビビーザック色々

ヨーロッパやアメリカでは、ビビーザック(ビビィーザック)というテントスタイルも人気です。
バックパッカーにも支持されるこのテント、あまり日本のキャンプスタイルにはなじまないようですが、軽量コンパクトで用途によってははまるんじゃないかなぁ、と思うんですが。
基本的に、ビビーザックは人が一人、横になれるくらいのスペースをギリギリ確保するという程度のものです。大きなシュラフカバーみたいな感じですね。ワンポールでペグダウン必須となることが多いです。
居住空間はほぼ寝るだけ、その分軽量で設営も簡単、パーツ点数も少なく、ビバーグ用(野営用)のシェルターとして最低限の機能だけを持たせてます。
その代表格といえるのがアウトドアリサーチのビビーシリーズですね。

アウトドアリサーチの中ではもっとも廉価なモデルがこのハイランドビビィ
リーズナブルな理由は幕体の材質。他のモデルはゴアテックスを使用してますが、こちらは同じ撥水透湿素材でもPertex Shield DSリップストップ というのが使われてますね。撥水性・透湿性ではゴアテックスに劣るものの、機能性は高いです。
ホント、最低限の寝床を確保するといった形状のテントですね。ツーリングテントのような快適性は期待できませんが、雨風はしっかりシャットアウト。大人一人が十分横になれる広さは確保されます。
日本のキャンプサイトで、このハイランドビビーだけで寝ていたら、ちょっと異様な感じに見られちゃうかもしれませんね。管理人だったら、このテントにコンパクトなウィングタープを組み合わせて使用したいところです。
とはいうものの、ポールと幕体で総重量がわずか674g、パッキングサイズが36×8×10cmという数字は場合によってはかなり魅力的に映るんじゃないでしょうか。ツェルトに近い感覚で使用できそうです。
¥29400

こちらは上のハイランドビビーよりも高さを抑えて、幕体にゴアテックスを採用したオーロラビビィ
高さを抑えているため、居住性ではハイランドビビーに劣りますが、これは強風にも耐えられるように、という設計ですね。こちらこそ、でっかい寝袋といった感じです。
アウトドアリサーチのビビーザックに共通のインセクトネット(防虫ネット)は標準装備です。蚊やブヨといった害虫に悩まされることなく寝られるのは高評価です。
¥37800

ハイランドビビーと同サイズで、ゴアテックスを使用した上級モデルがこのアルパインビビィ
耐候性に優れた究極の寝袋?幕体が強化された分、重量は増えますが頼りがいは増しますね。それでも総重量は859gと軽いです。
¥44100

ナチュラムさんでは現在掲載されてませんが、アドバンストビビーというモデルもあります。こちらはアルパインビビーの居住性を若干アップしたモデルで、開口部が広くなります。出入りがしやすくなりますね。
¥56700
このアウトドアリサーチのモデルは日本では使いにくいと思われるのは仕方ないかもしれません。そして日本向けにビビーザックをリファインした(?)モデルがアライテントからリリースされてます。

ビビィシェルターというモデルですね。
こちらもシングルウォール、ワンポールでペグダウン必須という点ではビビィザックと同じですが、居住性の点ではアウトドアリサーチのモデルを大きくしのぎます。収納サイズも小さく、重量も750g程度と軽量。
トレッキングのビバーグ用としても十分使える性能を持っているし、フレームを使用しなければツェルトのように包まって使用することも可能です。
テープとビビィシェルターを組み合わせればキャンプも可能かもしれませんね。
¥23100
よりワイルドな旅を目指すなら、こんなアイテムも良いんじゃないでしょうか。
アルパインテントはこちらから
キャンプ用品はこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館


Posted by あごひげあざらし at 17:47
│キャンプ