2012年12月02日
冬の車のトラブルに備えて!こんなのが便利です

今年はとても寒い冬になる、という長期予報が出てますね。原因はいろいろあるんでしょうが、「寒い」という事実は変わりません。寒い冬に備える必要はありそうです。
冬に備えたいものの一つに車がありますね。生活の足、レジャーのお供に活躍してくれる車ですが、トラブルを起こすと厄介です。自分で対処できないものは仕方ありませんが、できるだけ備えておくのは必要じゃないでしょうか。
冬のトラブルで一番多いのが「バッテリー上がり」だそうです。寒くなるとバッテリーは自己放電しやすくなり、弱るのも早いですからね。
もっとも手っ取り早いのが、まるっと新品バッテリーに交換してしまうこと。使用状況にもよりますが、3年程度経過したバッテリーは多かれ少なかれ弱ってきてますから、思い切って交換してしまうのが一番効果的ですね。
そこまで古くないとか、もう少し頑張って欲しい、という場合なら、市販のバッテリー強化液を入れるという手もあります。でも最近のシールド型のメンテナンスフリーバッテリーだと補水するためのキャップがないものも多いですから、できませんね。現実的なところとしては、ブースターケーブルを携帯するしていくことでしょう。近くに他の車があればブースターを繋ぐことでとりあえずエンジンは始動可能ですからね。

ブースターケーブルも規格がありますが、軽乗用車を含む一般的な車なら80A規格のブースターケーブルがあれば大丈夫。エンジン始動は十分可能です。
手助けしてくれる車のドライバーさんが、車に詳しいとは限らないので、ブースターケーブルの繋ぎ方や使い方は覚えておいたほうがいいですね。そこでざっくりと説明します。
1.車同士を近づけます。これはケーブルが届くようにするためで、場合によって横付けだったり向かい合わせだったり。できるだけバッテリー同士の距離を近づけましょう。
2.故障車のバッテリーのプラス端子(赤いカバーがかかってる方)にケーブル(赤いケーブル)を接続、続いて救援車のプラス端子に接続します。
3.救援車のバッテリーのマイナス端子にケーブル(黒いケーブル)を接続します。最後に故障車にマイナスにケーブルを接続するんですが、故障車側はバッテリー端子ではなく、エンジンブロックに繋ぎます。マイナスの端子に接続すると火花が飛んで着火の危険もありますし、ヒューズを飛ばしてしまうこともありますからね。エンジンブロックに繋いでもエンジンは始動しますからご安心を。
4.接続した状態で5分くらい救援車をアイドリングさせます。これで故障車のバッテリーに充電を行います。その後、救援車のアクセルを踏み込んだ状態で故障車のセルを回します。あまり長時間セルを回すのは避けて、一度で始動しなければ、少し時間を空けて再度セルを回してください。
5.エンジンが掛かったら、故障車のエンジンは掛けたままでブースターを外します。取り付けの逆の順で外してください。
6.エンジンが掛かったらバッテリーを充電できるところか、バッテリー交換ができる場所まで走って、対処してもらうのがベストですね。途中で寄り道などしてエンジンを止めないように。
これでもエンジンが掛からない場合は、バッテリー以外の故障の可能性も疑ってくださいね。
今年は雪の少ない地方でも降雪があると言われてます。関東地方の平野部でも雪の降る日がありそうです。スタッドレスタイヤに交換している人は走行が可能ですが、ノーマルタイヤでの走行は危険以外の何者でもありません。走行を控えるのが理想ですが、どうしても、というのならタイヤチェーンを用意するべきですね。
タイヤチェーンにはゴムチェーン(樹脂チェーン)とスチールチェーンがあります。応急用に用意するなら収納場所をとらないスチールチェーンを常備しておくといいんじゃないでしょうか。ゴムチェーンはかさばりますからね。

昔からあるはしご型のスチールチェーンです。欠点もありますが、とりあえず走行することは可能になります。雪の積もっていない場所ではかえって滑りやすく、乗り心地も悪いので取り外す必要がありますけど。
かさばらずにリーズナブルな価格なのがこのタイプのチェーンです。緊急用として用意するのなら、十分でしょう。ただし、走行スピードは控えめに(30km/h推奨です)。
装着方法は事前に確認・練習しておくことが必要ですね。慣れてしまえばそれほど難しいものじゃありませんが、手順を理解していないと時間がかかってしまいますから。昔の鉄チェーンに比べると、テンションバンドのフックが樹脂製になってたりしてますね。
樹脂製の収納ケース入りなので、スマートに収納可能です。ダンボールなどの箱に入ったものは一度使用してしまうと収納するのに苦労しますからね。
自分の車のタイヤサイズを確認の上チョイスしてください。

はしご型を進化させた形状がこの亀甲型と言われるタイプです。ゴムチェーンよりもコンパクトに収納できるのは同じですが、ワイヤー製のガイドを使用しているため薄型で径が大きくなりますね。
雪上性能ははしご型を上回りますよ。横滑りも少なく、乗りここちもはしご型より穏やかです。チェーンに合金製を使用しているので切れにくく、細身になってますからローダウンなどでクリアランスの少なくなった車でも装着可能です(程度にもよりますが)。
装着方法がはしご型と異なるので、事前の確認はしたほうがいいですよ。
走行スピードははしご型と同様、控えめにお願いします。

ゴムチェーンとしては、高いシェアと長い歴史を誇るのがバイアスロンシリーズです。時間をかけて改良されたことで取り付けもより簡単になり、走行性能や耐久性も向上しました。現在のシリーズは時速50km/h以下での走行が推奨されてますね。乗り心地はソフトでチェーンをつけているのを忘れそうなほどですが、忘れちゃダメですよ。
収納サイズは相変わらずですが、雪上性能ははしご型を大きく凌ぎます。亀甲型とはいい勝負でしょうが、乗り心地の良さはバイアスロンですね。
スタッドレスタイヤに交換される場合、夏タイヤを保管しておく必要が出てきます。意外とかさばるタイヤ&ホイールですが、こういったスタンドを使用すると少しは省スペース化可能です。

こちらもタイヤサイズを確認の上、サイズを選んでください。
雪道走行で万が一スタックしてしまった場合、スコップがあると救出がスムーズに行えます。

ことらはリーズナブルなポリカーボネート製。車載用といっても作りはしっかりしてますね。積載を考えて柄が短いのが特徴かな。

雪だけでなくぬかるみからも救出するならこういった剣先スコップが使いやすいです。フォールディングタイプでコンパクトに収納でき、収納袋も付属します。車に1つ、放入り込んでおくといざという時に重宝しますね。

積もった雪を取り除くのに便利なのがスノーブラシです。ロングタイプで最長180cmまで伸縮可能なので、背の高いミニバンでも使用できますね。
備えあれば憂いなし、用心に越したことはありません。
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Posted by あごひげあざらし at 14:26
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