キャンプ＆フィッシングの付録

４月になりました。関東では寒さも和らぎ、日によっては夏日も記録してます。もう外で遊ぶのにはいい季節、と言っていいでしょう。

ゴールデンウィークももう目の前、バイクツーリングにもいいシーズンです。そんなわけで、今回はツーリングテントについて、独断と偏見の管理人の考えを。あくまで、管理人の使い方・考え方がベースなので、異論もあるかとは思いますので、参考程度にみてください。

管理人が、初めてツーリングテントを購入するなら、これは外せない、という条件というと。
・設営方法がわかりやすい
・フルフライシート採用
・フライの撥水性能は１０００mm以上
・できるだけコンパクト収納、重量は重くても３．５kg以内
・メッシュパネル装備、できればベンチレーター付き

こういった感じでしょうか。
設営方法がわかりやすい、というのは、初めてのテントでは欠かせない要素ですね。クロスフレームを採用したドームテントやＡ型フレームのテントがいいと思います。ポールの本数が多い複雑なフレームは、理解できれば設営も素早く行えますが、初めてではハードルが高いように思います。ワンポールテントはシンプルですが、ペグダウンする箇所が多いところが面倒かな、と。
やっとたどり着いたキャンプサイトで設営でさらに時間がかかると、食事や風呂といった楽しみに掛けられる時間が少なくなっちゃいますからね。

フルフライシートとは、インナーテント全体をフライシートが覆うタイプのこと。管理人が初めて購入したツーリングテントはハーフフライで、ドア側はひさし程度のフライがあるだけのモンベルムーンライト２の初期のものでした。良いテントでしたが、雨が降ると出入りの度にテント内に雨水が入ってくるし、吹き付けるような雨ではやはり浸水してしまうこともありました。現在はムーンライトもフルフライとなってますね。
雨が降ったらキャンプしない、という方なら別ですが、いつ雨に降られるかはわかりませんからね。フルフライの方が安心です。

同様に雨対策でフライシートの撥水性能は高いに越したことはありません。１０００mmは最低限として、できれば１５００mmクラスのものをオススメしたいですね。

積載スペースの限られるオートバイ、できれば軽量コンパクトなものがいいですね。バイクの大きさや積載スペースにもよりますが、収納時の長さが５０cmを超えるものだとちょっと大きく感じます。重量も３．５kgでも決して軽くはありませんが、最低線でしょう。

とても暑い日本の夏、コンパクトなテントほど熱がこもりやすいですから、メッシュパネルで換気ができることは３シーズンテントとしては欠かせない要素ですね。晩秋から早春までは使用しないというのであれば、メッシュパネルを閉じられないタイプのインナーテントも涼しくていいです。また、フライシートにベンチレーターがあるとインナーテントの結露を緩和することもできますね。高温多湿な日本では換気性能の良し悪しが快適性を左右しますからね（冬は除く）。

ということで、個人的にオススメなツーリングテントをご紹介しておきます。

小川キャンパル(OGAWA CAMPAL)ミルフォード１２

非常に完成度の高いツーリングテントだと思うのが小川キャンパルのミルフォードです。１２はソロユースにおすすめですね。
フレームはスタンダードなクロスフレームを採用したドーム型。前室の高さを稼ぐリッジポールはフライシートに取り付けてから被せるように設営します。インナーテントのルーフのスリーブにポールを通して４隅に固定すればインナーが立ち上がり、フライをかぶせてペグダウンすれば終了とわかりやすいですよ。
前述の基準を完璧に満たしているミルフォード１２。前後に大きなメッシュパネル、フライシートにも効果的なベンチレーターを装備してます。重量も３kgを切ってますし収納サイズも許容範囲内と、個人的にはイチオシの入門用ツーリングテントですね。
定価￥２４６７５のところ、￥１９７００　２０％割引
追記
ミルフォードに頑丈ペグが付属するセットも登場しました。
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL)ミルフォード１２＋頑丈ペグ２０＆３０セット（各４本）

￥２０７４０　

North Eagle(ノースイーグル)イーグルツーリングドーム　ＩＩ

コストパフォーマンスの高いアイテムをリリースするノースイーグルの２０１３年モデルのテントです。テントサイズに対して重量は３．６kgとちょっと重い印象ですが、それ以外はかなり頑張ってますよ。
インナーにはメッシュパネル、フライにも大型のベンチレーターを採用してますから、換気性能が高いです。
クロスポールに前後のリッジポールを採用しているので、事前に自宅などで試し張りはしたほうがいいですが、複雑な構造ではありません。そしてなにより、収納サイズがコンパクトです。長さは４０cmを切ってますからね。リーズナブルなソロテントをお探しならオススメです。
￥６９８０

Quechua(ケシュア)ＱＵＩＣＫＨＩＫＥＲ　ＩＩ

設営の簡単さが魅力のケシュア　クイックハイカー。フライシートにインナーテント・ポールが取り付けられた状態で収納されるので、フライを立ち上げればペグダウンで設営が完了してしまいます。
クロスポールですが、ポールの方向が一般的なドームテントと違うのが特徴ですね。そのため、立ち姿も独特です。左右に狭いながらも使える前室があるので２人でも意外と窮屈さはないようです。でもおすすめはソロですが。
インナーのドア上１／３がメッシュパネルで、ここは閉じることができません。ベンチレーターはしっかり装備されていますが、真夏は熱がこもりやすいでしょう。とはいえ、設営の速さ・重量・収納サイズなどは優れてますし、撥水性能も悪くないですよ。
￥１２８００

ロゴス(LOGOS)プレミアムツアーズ－Ｌ

クロスポールの派生型、魚座型フレームを採用したソロテントです。クロスするポイントが増えることで耐風性などが向上します。さらにフライシートにアウターポールを加えたことで前室もしっかり確保されてますね。インナーテント幅が２００cmなので、背の高い人では頭がウォールに触れてしまうでしょうが、平均的な身長の方なら問題ないでしょう。
前後ドアに加え、ルーフにもメッシュパネルが採用され通気性は高いです。また吹流し式のベンチレーターもフラシートに採用されてますね。
重量は３．５kg、収納サイズがコンパクトな２９×２２×２２cmです。
定価￥２１９９９のところ、￥１９８００　９％割引

SIERRA DESIGNS（シエラデザインズ）ゾロ２

インナーテントの半分がメッシュパネルとなる通気性の高いモデルです。海外メーカーの３シーズンテントに多い形ですね。フライシートにもベンチレーター付きです。
収納サイズが６１cmと長いのが気になりますが、大人２人でも十分使えるサイズを持ってます。幅がたっぷりありますから、頭上や足元にラゲッジスペースを確保できますよ。
クロスフレームでなおかつスイベルを使用しているので設営は素早く行えます。ソロ～ペアで使える３シーズンモデルです。
￥２２８００

スノーピーク(snow peak)ランドブリーズソロラージフライセット　ＷＤ

トレッキングシーンでも定評のあるランドブリーズにラージフライを組み合わせたモデルです。インナーサイズはコンパクトですが、前室が広く使い勝手が高いですね。
クロスポールにリッジポールを組み合わせたフレームは設営も簡単。またメッシュドア・ベンチレーターで通気性も十分確保されます。収納サイズは１５φ×４０cmで、重量は２．１kgと軽量。また夏向けにはオプションのメッシュインナーも別途購入可能です。
￥３６５４０
この他にもツーリングテントはありますし、アルパインテントというチョイスもありかもしれません。管理人的におすすめなテントということでご容赦願います。

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