2013年04月04日
釣り用シューズのソールはどう使い分ける?
釣りに使うシューズ。ソールの形状が様々ですよね。代表的なところだと、ラジアルソール・デッキソール・フェルトソール・フェルトスパイクソールといったところになります。
ソールの使い分け、常識かもしれませんがそれぞれの特徴を知っているとよりベストなシューズがチョイスできますよね。ということで、それぞれの特徴を。
まずはラジアルソール。
これはおなじみかでしょう。一般的な長靴とかアウトドアシューズでも使われているタイプですからね。
特徴としては、未舗装路でのグリップに優れてます。泥地でぬかるみのあるような場所でも滑りにくいソールです。ソールのブロックが大きく取られているため、泥が詰まりにくく取れやすいというメリットもありますよ。もちろん、詰まるんですけどね。細かなソールパターンに比べると取れやすいです。
バスフィッシングのおかっぱりのような池、沼周りに向いてます。ルアーフィッシング以外ではヘラブナ釣りなどでも愛用されてる方が多いですよね。
またウェーダーでもラジアルソールを採用したものがあります。ボトムが泥、もしくは砂のところに向いてます。泥が詰まりにくいですし、砂地でもグリップしますよ。ただ、ウェーディングする際には足元を確認しながら慎重に歩くのは必須ですよ。グリップを過信してはいけません。
続いてデッキソール。このデッキとはもともと船の甲板を指してます。
細かい波型のサイプ(切れ込み)の入ったパターンですね。フラットで水で常に濡れているような船の上で使用するためのソールですから、用途は船です。海の釣り船が代表格。舗装されたところで履くと減りが早いですしね。
スタッドレスタイヤのパターンにも細かなサイプが入ってますが、原理は同じですね。この細かい溝に水を吸い上げることでデッキとシューズの間の水の膜を取り除くためのパターンなんです。ちなみに、上の画像はデッキソールの元祖と言われるトップサイダーのデッキソールです。
スパイクソールはソールにスパイクが埋め込まれたものです。
ゴツゴツと凸凹が多い磯場が代表的なフィールドですね。凸凹にスパイクがしっかり引っかかれば滑ることも少なくなります。これも過信は禁物ですけどね。
その反面、歩くのはあまり得意じゃないんですね。そもそも金属ピンが埋め込まれているので重くなるし、地面の凹凸にスパイクが引っかかりバランスを崩すこともあります。しっかり足を上げてスパイクが引っかからないよう気をつける必要があり、普段から足を引きずるように歩く人は要注意でしょう。
歩くのではなく、磯でしっかり踏ん張る際にスパイクのメリットが発揮されますね。凸凹の多いテトラや防波堤などでもグリップします。ただツルツルの粉を吹くようなテトラだとスパイクの掛かりはあまり期待できません。もっともあの白っぽいテトラはどんなソールでもある程度滑ると思いますが。
簡易タイプではありますが、こういったスパイクも場所によっては有効ですね。
フェルトソールはその名前のとおり、フェルト生地を貼り付けたソールです。
フェルトの表面は細かい繊維の集まりでザラザラしてます。このザラザラが海苔や海藻、藻、コケなどが付着した石の上で高いグリップを発揮します。紙やすりのような感じで摩擦抵抗によってグリップしているんでしょうね。
渓流のウェーディングではコケの付着した岩に乗ることも多いですが、そういったシーンで安心できるソールですね。ソルトでもノリの張り付いた磯やフラットな防波堤に向いてますね。ノリの生えたところでツルッといかないです。フェルトが適度なクッションになり歩いても疲れにくい、と感じるのは管理人だけ?
ただ、フェルトの目は細かいので砂などが詰まりやすいです。目詰まりすると極端にグリップが落ちるので定期的にブラッシングして砂を取り除く必要がありますし、柔らかい素材なので減りも早いです。
砂地や泥池のウェーディングにも不向きですね。すぐに砂や土が詰まってしまいます。
フェルトソールとスパイクソールのメリットを合わせたのがフェルトスパイクソールです。
砂地・泥地以外であれば汎用性の高いソールですね。地磯での使用率もかなり高いソールです。
スパイクソールに比べると歩いている時の引っかかりも少ないので、歩行にも向いてます。
もちろんフェルトスパイクも万能ではないので、慎重に、というのは共通ですよ。
ということで、代表的なものをいくつかご紹介しておきます。
リバレイ レッドレーベルニーブーツ
ラジアルソールのニーブーツです。足型を日本人向け(甲高幅広)にしているのでフィット感が高いですね。ロングのほか、ショート丈もあります。
ダイワ(Daiwa)SD-2402 ショートネオデッキブーツ
船上で軽快に動けるショート丈のデッキソールブーツです。これから気温の上がるシーズンに特にオススメですね。
プロックス(PROX)スパイクブーツ(ファスナー付)
リーズナブルですが十分使えるスパイクブーツです。サイドファスナーで脱ぎ履きもしやすいです。
ダイワ(Daiwa)DS-2100
機動力を重視するなら動きやすいスニーカータイプのスパイクシューズもあります。
TOPSHELLCM-318 マリンブーツ
ウォーターシューズ感覚で使えるフェルトソール。フィンとの相性もいいですよ。
リトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS)ライトウェイトWDシューズ
ストッキングタイプのウェーダーにウェーディングシューズ、上流部の渓流には鉄板の組み合わせですね。軽量で動きやすいモデルです。
阪神素地TS-923 フェルトスパイクシューズ ハイカットモデルマジック
リーズナブルで人気のフェルトスパイクシューズです。防水ではないので濡れるのが嫌な方はネオプレーン即すなどを組み合わせてもいいかも。サイズはその分大きめで。
シマノ(SHIMANO)FB-131E マジロック・ラバーフェルトブーツ
渡船のデッキ上ではスパイクは意外と滑ります。ゴムスパイクを採用したフェルトスパイクモデルもあります。
プロックス(PROX)ダブルソールスパイクシューズ
フェルトスパイクソールとスパイクソールどちらでも使えるシューズです。ベルクロテープで交換できるソールが2タイプ付属します。
ダイワ(Daiwa)RW-4300R ラジアルウェーダー
ラジアルソールウェーダーはウェーディング、フローターと汎用性が高いです。
リバレイ(Rivalley)ゴアテックス3DチェストハイブーツフットウェイダーII
中流域のウェーディングにはフェルトソール。ゴアテックスは蒸れにくいですよ。
シーンやニーズに合ったシューズ・ブーツを使うことでより安全に快適に釣りができますね。
フィッシングタックルならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館
ソールの使い分け、常識かもしれませんがそれぞれの特徴を知っているとよりベストなシューズがチョイスできますよね。ということで、それぞれの特徴を。
まずはラジアルソール。
これはおなじみかでしょう。一般的な長靴とかアウトドアシューズでも使われているタイプですからね。
特徴としては、未舗装路でのグリップに優れてます。泥地でぬかるみのあるような場所でも滑りにくいソールです。ソールのブロックが大きく取られているため、泥が詰まりにくく取れやすいというメリットもありますよ。もちろん、詰まるんですけどね。細かなソールパターンに比べると取れやすいです。
バスフィッシングのおかっぱりのような池、沼周りに向いてます。ルアーフィッシング以外ではヘラブナ釣りなどでも愛用されてる方が多いですよね。
またウェーダーでもラジアルソールを採用したものがあります。ボトムが泥、もしくは砂のところに向いてます。泥が詰まりにくいですし、砂地でもグリップしますよ。ただ、ウェーディングする際には足元を確認しながら慎重に歩くのは必須ですよ。グリップを過信してはいけません。
続いてデッキソール。このデッキとはもともと船の甲板を指してます。
細かい波型のサイプ(切れ込み)の入ったパターンですね。フラットで水で常に濡れているような船の上で使用するためのソールですから、用途は船です。海の釣り船が代表格。舗装されたところで履くと減りが早いですしね。
スタッドレスタイヤのパターンにも細かなサイプが入ってますが、原理は同じですね。この細かい溝に水を吸い上げることでデッキとシューズの間の水の膜を取り除くためのパターンなんです。ちなみに、上の画像はデッキソールの元祖と言われるトップサイダーのデッキソールです。
スパイクソールはソールにスパイクが埋め込まれたものです。
ゴツゴツと凸凹が多い磯場が代表的なフィールドですね。凸凹にスパイクがしっかり引っかかれば滑ることも少なくなります。これも過信は禁物ですけどね。
その反面、歩くのはあまり得意じゃないんですね。そもそも金属ピンが埋め込まれているので重くなるし、地面の凹凸にスパイクが引っかかりバランスを崩すこともあります。しっかり足を上げてスパイクが引っかからないよう気をつける必要があり、普段から足を引きずるように歩く人は要注意でしょう。
歩くのではなく、磯でしっかり踏ん張る際にスパイクのメリットが発揮されますね。凸凹の多いテトラや防波堤などでもグリップします。ただツルツルの粉を吹くようなテトラだとスパイクの掛かりはあまり期待できません。もっともあの白っぽいテトラはどんなソールでもある程度滑ると思いますが。
簡易タイプではありますが、こういったスパイクも場所によっては有効ですね。
フェルトソールはその名前のとおり、フェルト生地を貼り付けたソールです。
フェルトの表面は細かい繊維の集まりでザラザラしてます。このザラザラが海苔や海藻、藻、コケなどが付着した石の上で高いグリップを発揮します。紙やすりのような感じで摩擦抵抗によってグリップしているんでしょうね。
渓流のウェーディングではコケの付着した岩に乗ることも多いですが、そういったシーンで安心できるソールですね。ソルトでもノリの張り付いた磯やフラットな防波堤に向いてますね。ノリの生えたところでツルッといかないです。フェルトが適度なクッションになり歩いても疲れにくい、と感じるのは管理人だけ?
ただ、フェルトの目は細かいので砂などが詰まりやすいです。目詰まりすると極端にグリップが落ちるので定期的にブラッシングして砂を取り除く必要がありますし、柔らかい素材なので減りも早いです。
砂地や泥池のウェーディングにも不向きですね。すぐに砂や土が詰まってしまいます。
フェルトソールとスパイクソールのメリットを合わせたのがフェルトスパイクソールです。
砂地・泥地以外であれば汎用性の高いソールですね。地磯での使用率もかなり高いソールです。
スパイクソールに比べると歩いている時の引っかかりも少ないので、歩行にも向いてます。
もちろんフェルトスパイクも万能ではないので、慎重に、というのは共通ですよ。
ということで、代表的なものをいくつかご紹介しておきます。
リバレイ レッドレーベルニーブーツ
ラジアルソールのニーブーツです。足型を日本人向け(甲高幅広)にしているのでフィット感が高いですね。ロングのほか、ショート丈もあります。
ダイワ(Daiwa)SD-2402 ショートネオデッキブーツ
船上で軽快に動けるショート丈のデッキソールブーツです。これから気温の上がるシーズンに特にオススメですね。
プロックス(PROX)スパイクブーツ(ファスナー付)
リーズナブルですが十分使えるスパイクブーツです。サイドファスナーで脱ぎ履きもしやすいです。
ダイワ(Daiwa)DS-2100
機動力を重視するなら動きやすいスニーカータイプのスパイクシューズもあります。
TOPSHELLCM-318 マリンブーツ
ウォーターシューズ感覚で使えるフェルトソール。フィンとの相性もいいですよ。
リトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS)ライトウェイトWDシューズ
ストッキングタイプのウェーダーにウェーディングシューズ、上流部の渓流には鉄板の組み合わせですね。軽量で動きやすいモデルです。
阪神素地TS-923 フェルトスパイクシューズ ハイカットモデルマジック
リーズナブルで人気のフェルトスパイクシューズです。防水ではないので濡れるのが嫌な方はネオプレーン即すなどを組み合わせてもいいかも。サイズはその分大きめで。
シマノ(SHIMANO)FB-131E マジロック・ラバーフェルトブーツ
渡船のデッキ上ではスパイクは意外と滑ります。ゴムスパイクを採用したフェルトスパイクモデルもあります。
プロックス(PROX)ダブルソールスパイクシューズ
フェルトスパイクソールとスパイクソールどちらでも使えるシューズです。ベルクロテープで交換できるソールが2タイプ付属します。
ダイワ(Daiwa)RW-4300R ラジアルウェーダー
ラジアルソールウェーダーはウェーディング、フローターと汎用性が高いです。
リバレイ(Rivalley)ゴアテックス3DチェストハイブーツフットウェイダーII
中流域のウェーディングにはフェルトソール。ゴアテックスは蒸れにくいですよ。
シーンやニーズに合ったシューズ・ブーツを使うことでより安全に快適に釣りができますね。
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Posted by あごひげあざらし at 12:21
│フィッシング
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ブーツ・ウェーダーの中敷きに!サブリナインソール!【キャンプ&フィッシングの付録】at 2013年04月24日 08:23