2012年07月20日
夏の寝床に!コットも快適ですよ!
キャンプの寝床、というとウレタンなどのマットを敷いてその上に寝袋。このパターンが多いとは思いますが、欧米ではキャンプコット(キャンプベッド)も人気の寝床です。
畳の文化の日本では床(地面)に横たわることにあまり抵抗がりませんが、ベッドで寝るのが当たり前の欧米ではアウトドアでもベッド派の人も多いそうです。
管理人は自宅での収納スペースなどの関係で、キャンプコットは所有していませんが、何度か友人からお借りして使用したことがあります。寝袋とはまた違った寝心地ですが、メリットもありますね。
管理人が使用したシーズンは、3月の春先と7・8月の夏でした。特に快適に感じたのは夏。
平地にあるオートキャンプ場で、夜になってもあまり気温が下がらず寝苦しいかな、というような日でしたが、コットは涼しいんですね。
地面と背中の間に空間があるためか、熱がこもりにくくなるんですね。コットに横になって上からサマーシュラフを掛けただけで朝までグッスリ寝ることができました。というか、朝起きた時にはシュラフは下に落ちてましたが。
お借りしたコットはGIコットという自衛隊御用達のもの、現在ナチュラムさんでもモデルチェンジしたカモカラーのものが掲載されてますが、それの昔のやつのようです。
クロスのテンションもしっかりしていて妙に体が沈むこともなく寝やすかったですね。
逆に気温の低かった3月のキャンプでは、地面の冷たさを感じることがなく暖かく感じました。ただしこの時はコットの上にインフレーターマットを敷いて3シーズンシュラフに潜り込んでましたが。
友人の話では、もっと寒い時はコットの上に床に届くくらいの大きめのクロスを掛けてしまうと、コットの下を風が通り抜けることがなくなりさらに暖かく感じるそうです。
夏涼しく、冬暖かい。コットってそんなアイテムなんですね。
コットを置くことで、コットの下の空間を収納スペースとして使用することも可能です。インナーテントの空間を有効に使用できるのも魅力ですね。
ネガティブな要素としてはやはり収納サイズでしょうか。最近ではコンパクトに収納できるものも登場していますが、一般的にはフレームが長くなってしまうので収納に悩む「長物」となってしまます。車によってはラゲッジに入りきらないこともあるかも。重量もそれなりにありますし。
とはいえ、ルーフボックスやルーフキャリアなどを使うことで積載も可能なので、快適な夏の寝床を手に入れたい方は一考の価値がありますよ。
キャンプコットには大きく分けて「収束型」と「組み立て型(GIベッド)」があります。収束型はキャンプチェアでもおなじみ、広げるだけで出来上がるタイプ。組み立て型はバラバラになったフレームとクロスを組んでいくタイプですね。
手軽に展開できるという点では収束型。ただ、物によってはクロスのテンションが緩く、寝ている時に体が沈み込んで寝返りしにくくなったりします。そうすると翌日体が痛くなることも。
組み立て型はクロステンションが高く、しっかりした寝心地です。体が沈み込むことが少なく寝返りも打てます。その代わり、テンションの高いクロスにポールを押し込んでいくため組立が大変なものもありますね。GIコットは組み立て型で、シートテンションも高いもの。ラスト1本のフレームを押し込むのはかなりの力技でした。。。。。。。ほぼ間違いなく女性では厳しいでしょう。
どちらも一長一短ありますが、現在ナチュラムさんで人気のコットをご案内しておきます。
Hilander(ハイランダー)アルミGIコット
価格破壊な(?)ハイランダー アルミGIコット。組立式のコットですね。
このタイプのコットとしては驚きの低価格ですが、評価は高いです。耐久性も悪くないようですね。コットの耐久性のキモはクロスの伸びの少なさとフレームの丈夫さ。使用する回数によっても耐用年数が変わりますが、充分使えるようです。
やはり組立式なので、最後の1本のフレームは力技になるでしょうが、比較的簡単らしいですね。
収納サイズはやはり長さ95cmと長物です。重量はアルミフレームのおかげか約5.5kgと平均レベルより軽いですね。
コットを一度使ってみたい、というニーズには充分応えてくれるでしょう。4000円程度で購入できるので懐に優しいですからね。
¥3980
ノーブランドGIベッド ワンタッチ式
自衛隊御用達のGIベッドの現行モデルですね。管理人が使用したもののモデルチェンジ版で、組立が圧倒的に簡単になったようです。最後にフレームを入れる構造は同じようですが、ツメにスプリングを使用したことで作業性が向上してますね。
重量は約8kgと旧モデルよりも軽量化されてます。それでいて耐荷重130kgと大柄な人でも安心の強度を持ってますよ。やはり大柄な人も多い自衛隊ではこのくらいのスペックは欲しいでしょうからね。
収納サイズは長さ98.5cmとこちらも長物。これは仕方ないですね。
¥11800
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL)アルミGIベッド
日本メーカーのキャンプコットとしては長い歴史を持つ小川キャンパルのアルミGIベッドです。そのため完成度が高く、不満の出ないモデルと言えます。
シートも補強がしっかり入れてあるため耐用年数も長いですね。大きな欠点は見当たりません。重量も5.8kg程度で十分軽量と言えますし。
強いて言うなら収納ベルトの構造が使いにくい、ということくらいでしょうか。
定価¥13650のところ、¥10920 20%割引
体格のいい方向けにはワイドモデルも用意されてます。横幅がスタンダードの66cmから76cmへ10cmアップ、長さも12cm伸ばされた202cmとなってますよ。
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL)アルミGIベッドワイド
定価¥15750のところ、¥12600 20%割引
Coleman(コールマン)GIコット4
キャンプコットでも長い歴史を持つコールマン。やはり欧米ブランドだけあって改良を重ねて完成度を高めてますね。
このGIコットは4代目になります。組立も随分簡単になってますよ。
欧米のスタンダードサイズなのか、このコットの幅は88cmもあります。ゆったり使用したい人にはこのサイズは重宝するでしょう。テントサイズによっては人数分を入れるのが大変かもしれませんけど。耐荷重は100kgとやはり余裕があります。
定価¥16380のところ、¥14800 9%割引
日本ではスタンダードなサイズですが、コールマンではスリムと呼ばれる幅64cmのモデルもあります。
Coleman(コールマン)イージースリムコット2
こちらはフレームにスチールを使用しているため約9kgとなってます。
定価¥9975のところ、¥8980 9%割引
ロゴス(LOGOS)コンパクトキャンプベッド
組み立て式ですがGIベッドといわれるフレームとは構造が違います。とてもコンパクトに収納でき、高さも抑えたスタイルなので、コンパクトなテントでも十分使用できるモデルですね。ツーリングキャンプなどにも使える軽量・コンパクトコットです。
フレーム構造もシンプルで、畳んだ長さは64cm程度です。重さも4kg程度なので持ち運びしやすいですね。
組立サイズが少し小さく、幅約61cm、長さ約182cmになります。大柄な人だと足が出てしまいますが、圧倒的な収納サイズの魅力は捨てがたいですね。
シートテンションも比較的しっかりしていて、寝心地も悪くありません。
定価¥3999のところ、¥3530 11%割引
ユニフレーム(UNIFLAME) リラックスコット
広げるだけで出来上がる収束型のコットですね。モデルチェンジによってカラーリングが変わり、価格もグッとリーズナブルになりました。それでいて旧モデルと変わらない機能を維持してます。
収束タイプに魅力はなんといっても手軽に展開できる、ということ。フレームを広げるだけで完成ですからね。
収束タイプの中でもユニフレームのリラックスコットは寝心地がしっかりしています。3つの収束チェアをつなげたような構造で、8本の脚がしっかりと体重を支えてくれますよ。シートクロスのテンションもこのタイプとしては比較的高めになります。
ただ、やはり収納サイズは大きめです。長さは77cm程度になりますが、幅があるので大きく感じますね。重量も約7.5kgと軽くはないですね。
¥9900
ロゴス(LOGOS)オートレッグストロングベッド
こちらは収束型というより折りたたみ型かな。やはり広げるだけで出来上がるのがお手軽で魅力ですね。
フレームを広げると自動的に脚が出てくるので、設営が非常に素早くできます。一般的な収束タイプとはフレーム形状も違い、GIベッドに近い構造ですからシートクロスもテンションが高いですよ。
個人的にはかなり気に入っているベッドですが、収納サイズは平均的で重量も約7.5kgと軽くはありません。でもお手軽さは捨てがたいんです。
定価¥7699のところ、¥6920 10%割引
Quechua(ケシュア)L 100 CAMP BED
ケシュアのベッドも収束型でフレーム形状はGIベッドに近いものです。そのためシートテンションも高めになってます。
やはり設営・撤収の早さが魅力ですね。価格もリーズナブルですよ。
¥6980
Hilander(ハイランダー)ワンアクションキャンプベッド2
一般的な収束型というとこの6本脚のものになるでしょう。設営撤収が非常に簡単です。
シートクロスのテンションを保つのが難しい形状ですが、このモデルでは4本のサイドポールを追加したことでテンションを保ち、腰への負担を減らしてます。収束型とは思えない寝心地ですね。
ただ、この形状は頭と足元に支えがないので安定感で劣るように感じます。慣れで解消するのかもしれませんが、足側・頭側に腰掛ける際はご注意を。耐久性の評価がイマイチなのも不安要素かな。
¥4980
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Posted by あごひげあざらし at 11:24
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