キャンプ＆フィッシングの付録

最近何かと話題のピストバイク、シングルスピードとも言いますね。
シングルスピードの名前の通り、変速ギアは付いてません。ウチのママチャリもシングルスピードだよ！なんて言う人もいるかもしれませんが、ピストじゃないでしょ、それ！ただの変速装置なしの自転車ですから！

ピストバイクは競技用に使われてたタイプですが、公道走行用にもリリースされてます。その特徴は、変速ギアを持たないこととクランク直結という構造。タイヤが回転すればペダルが付いているクランクも一緒に回るんですね。
一般的な自転車では坂道ではペダルを回さないで惰性で下っていけるでしょ。ピストはクランクがフリーにならないので、回し続けることになります。もしも下りでペダルを止めようとすると！
転んじゃうかもしれませんね。リアタイヤがロックしますから。でも下り坂でペダルを完全停止させるためには、相当の脚力が必要だし、空走距離もかなり必要。結果、普通はペダルを踏み続けることになるんです。

なので、公道走行用のピストバイクには、競技用ピストには装備されない「前後ブレーキ」が装着されているわけ。そうじゃないと、安全に停止できませんからね。これ、絶対に外しちゃダメですよ。なかなか止まれませんから。
（２０１１／９／２９追記）
なんてタイミングだ、と思いますが、９／２８にお笑いコンビ、チュートリアルの福田さんがピストバイクで走行中、道路交通法違反（整備不良）で警察から違反の指摘を受けちゃったそうです。こういった有名人の影響って大きいんですから、くれぐれも注意して欲しいものですね。
ちなみに、後輪はノーブレーキで、前輪にはブレーキ付だったそうです。「前後輪に有効な制動装置を備える」という点で違反になったんだそうです。前輪だけ付いていれば大丈夫、というのは誤解ですね。

そんな不便な自転車（？）、何が良いのか、といえば、シンプルで軽量な車体ならではの軽快な走りでしょうね。それとダイレクトなフィーリングでしょうか。脚力だけでスピードを制御しているフィーリングははまるらしいです。

らしいです、というのは、２回ほど管理人はピストバイクに乗らせてもらった事があるんですが。。。。。乗りにくいし、足は疲れるしで。。。。。。おそらく管理人のようにのんびり走りたい向きには合わないですね、ピストバイク。踏めば踏むほどスピードを上げられる性格の自転車のようで、かなり軽快な走りは得られるんですけどね。

ピストバイクも結構一般的になってきて、ネット通販でも簡単に手に入れられるようになってます。そんなわけでピストバイクをいくつかご紹介しておきますね。

OSSO(オッソ)７００１シングルスピード

イタリアンブランド、ＯＳＳＯ（オッソ）のピスト、７００１ＥＸです。ドロップハンドルのロードバイクで、かなりスポーティーですね。スタイルはシンプル＆クラシカルなモデルで、ピストバイクらしいともいえます。
イタリアンブランドのパーツを盛り込んだモデルですが、比較的リーズナブルなプライス設定ですね。
クロモリフレームでしなやかな乗り味だそうです。サドルはVERO VL-1133という硬めなものが装着されてますが、フレーム特性と合わせれば多少はお尻に優しいのかもしれません。
フレームサイズはちょっと大きめな５２０ｍｍ、女性には大きいですから男性向けですね。それも身長は１７０ｃｍ以上、できれば１７５ｃｍ位は欲しいところになりそうです。イタリアンだから、総じて大きめなんでしょうか。
定価￥８５０００のところ、￥４９８００　４１％割引

OSSO(オッソ)７００Ｃ　クロモリクロスバイク　ドロップハンドル　シングル＆固定ギア

こちらは７００１のちょっと豪華版？オッソ７００１ＣＸです。高級感のあるメタリック塗装のフレームは７００１ＥＸと同じものなんですがイメージはまったく違いますね。サドルやシートポストも変更されてます。
定価￥９９７５０のところ、￥７９８００　２０％割引

上の２機種はドロップハンドルのスポーティーなタイプですが、ストレートなフラットバーを装備したクロスバイクタイプにもピストバイクが登場してます。

ドッペルギャンガーＳＳ０２　ｂｕｔｔｅｒｆｌｙ

ナチュラムさんではおなじみ、ドッペルギャンガーのピストバイク、ＳＳ０２バタフライ。
フレームはドッペルギャンガーとしては珍しいハイテンスチール製となります。アルミに比べると衝撃吸収力のあるスチールフレームはピストバイクに合っているんでしょう。しなやかなフレームです。引っ張り強度に優れるハイテンスチールパイプにはラグ付きを採用。負荷の掛かりやすい溶接部にラグを採用することで、パイプの肉厚を薄くすることが可能になってます。
フレームサイズは５００ｍｍと標準的な男性なら問題なく乗れる大きさですね。身長１７０ｃｍ以上あれば問題無さそうです。

趣味性の強い乗り物のためか、各部にも手の込んだ仕上げを施してます。クラシカルでシンプルなイメージを残しながら、塗装やメッキパーツを多用することで上質な雰囲気を演出してますよ。
生産は中国となりますが、フレームのラインをマスキング塗装ではなく筆で１本１本入れるなど、生産効率のみを追求した作りではないようです。
ＳＳ０２はゴージャスな印象になりますね。
比較的リーズナブルに購入できるピストバイクとしてオススメです。
定価￥６９３００のところ、￥３２８００　５２％割引

ドッペルギャンガーＳＳ０１　ＢＥＡＳＴ

ＳＳ０２バタフライとカラーリングの異なるモデルが、ＳＳ０１ビーストです。
カラーリングが違うだけの兄弟車ですが、イメージは別物でワイルドな仕上がりですね。
定価￥６９３００のところ、￥３２８００　５２％割引

RENAULT(ルノー)ＣＲＢ７００Ｃ　Ｓｉｎｇｌｅ

こちらは自動車メーカー、ルノーの名前を冠したピストバイク、ＣＲＢ７００ＣＳｉｎｇｌｅです。
上の４機種のモデルと大きく違うのは、フレームにアルミを使用したということですね。スチールに比べ比重の軽いアルミは軽量に仕上げることが可能です。その反面、アルミはたわみにくくカッチリしたフィーリングに仕上がります。場合によっては体へダイレクトに衝撃が伝わるため、乗り心地が硬いとも言われますね。
そのフレームのネガを避けるためか、ちょっと太目のタイヤを装備。タイヤで衝撃を和らげる効果を狙っているのかもしれません。

フレームサイズはドッペルギャンガーのＳＳ０１／ＳＳ０２に比べると少し小さめの４６０ｍｍです。小柄な男性や女性でも乗れるサイズですね。
手ごろな価格でピストバイク入門にも良いんじゃないでしょうか。
定価￥３４６５０のところ、￥２７８００　１９％割引

重ねて言いますが、ブレーキは装着したままで。ブレーキを外しての走行は危険ですし、道路交通法違反で検挙されちゃいますよ！