自転車廃車で自転車整備な休日

あごひげあざらし

2025年01月20日 09:04

娘が自分用のピンクの自転車に乗らなくなって2年ちょっと経ちます。

乗らなくなった理由はバイト先の後輩と自転車が丸被りしたから、だそうです。
2年ちょっと前にバイト先に入ってきた1つ年下の後輩が全く同じ自転車に乗ってるそうで。
駐輪場に同じ自転車が2台並ぶわけです。
そして娘的にはその後輩はあまり好きじゃないようで気に入らないみたい。

そんなわけでバイトに行く際は嫁さんの緑の自転車に乗るようになり、結果娘の自転車のようになっちゃったわけです。
娘が自転車に乗るのはバイトの行き帰り程度、嫁さんは時々近所のドラッグストアまで乗る程度。
上手いこと2人で使い分けてたんですが、それができなくなる事態発生。

バイトの帰り、娘が自転車で電柱に激突。
娘は電柱に顔をぶつけたものの少し腫れただけで済んだのが不幸中の幸いですね。マスクで隠せる程度です。
そして激突しても転倒しなかったのは奇跡でしょう。ぶつかったときに両足が地面について倒れなかったそうです。

ぶつけた自転車は前輪が回らなくなり、約300mの距離を引きずりながら帰ってきたので疲れ切ってました。

哀れな自転車はこちら。

フォークが後ろに押されて大きく曲がってます。ホイールも歪んでるようです。
よく見るとフレームの溶接部にクラックが発生してました。
廃車ですね。
18年くらい整備しながら使ってましたのでよく頑張りました。

そんなわけで2年以上放置されたピンクの自転車、再登板のための整備です。

屋外放置で埃まみれ、鉄メッキの錆もひどい状態ですが、走行に関わる部分は整備すれば乗れそうです。

まずは一気に洗車。車用シャンプーを使ってブラシ、スポンジ、古歯ブラシなどを駆使して洗います。
錆のひどいスチールパーツは真鍮ブラシで錆を落としておきます。

リアホイールの回転が悪いのでフリーハブにミシン油を注油しながらしつこく回し続けると錆が落ちてかなり滑らかな回転に復活。
ディレーラーも油を差しつつ古歯ブラシでガシガシ擦ったら滑らかな回転を取り戻しました。
チェーンは交換すべきなんでしょうがパーツが間に合わないので真鍮ブラシで軽くこすってからチェーンクリーナーで脱脂・洗浄、チェーンオイルを注油して使えるレベルに仕上げました。

ワイヤー類にも注油、ブレーキシューは硬化してたので手持ちの状態が良い中古と交換。
リアのローラーブレーキはパーツクリーナーをぶっかけて擦れるところはブラシで擦って汚れを落として何とか効きを取り戻しました。
脱脂した後、注油箇所にはオイルを差しておきます。
タイヤは乗らなくなる直前に新品に交換してたのでヒビはあるものの使用可能と判断。
前後チューブを新品に交換しました。

最後にメッキ部分やアルミ地はメッキクリーナーで磨いて、塗装部はシリコーンコーティングで仕上げて終了。

結局ほぼ1日掛かりで乗れる状態まで仕上げることができたわけです。

が、上の画像の後方に紺色の自転車が写り込んでます。

管理人がセコセコとフリーハブの錆落としをしていた時に娘がこの紺色の自転車に乗って颯爽と帰宅。
近所のイオンで新車買ってきやがった!バイト三昧の大学4年生は金持ってんなぁ。
「ちょっと出かけてくる」って出て行った時は洗車の真っ最中だったんだから買いに行くって言ってくれよ。

「ピンクは後輩と被っているから乗らない」、だそうです。

ピンクの自転車は嫁さん専用車となりました。

ちなみに、娘が電柱に激突した状況ですが。
走りながらポケットからスマホを取り出そうとしたら電柱にぶつかった、だそうです。

まだ電柱でよかったです。人だったら一大事になるところだったでしょう。
破損具合からすると結構スピード出てたと思います。
今後は走行中にスマホに触らないようきつく言い渡してます。
自転車も人の命を奪う凶器になりかねないことを理解させないとね。





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