日本には初上陸、個人輸入物などでは見かけましたが、今月から正規輸入販売の始まりましたMSR(エムエスアール)の
ウィンドバーナーパーソナルストーブシステムがナチュラムさんに入荷してきました。
昨日ご紹介したポケットロケット2同様、注目のバーナーです。
MSR(エムエスアール) ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム
短時間でお湯を沸騰させることができる上に、ヒートロスが少なくガスの消費量を抑えることのできるバーナーセットです。
パッと見た感じ、ジェットボイルによく似ていますね。基本的な構造はほぼ同じですが、MSR独自のシステムも取り入れられてます。
バーナー部を完全にカバーする形状を採用しているため、横風の影響をほとんど受けないのがこのウィンドバーナー。ステンレスメッシュの板で囲われたバーナー部には吸気口を備えます。燃焼に必要な空気はこのメッシュと吸気口から取り入れますよ。
そしてこのバーナー、ラジエントバーナー機構というのを採用しています。炎を直接クッカーに当てるのではなく、メッシュ状の熱交換器からの放射熱で加熱する構造ですね。そのためクッカーに均一に熱が伝わるんです。
さらに専用ポットの下部カバーに覆われほぼ密閉に近い状態で熱を伝えるため、ヒートロスも少なく風の影響も受けにくいというわけです。
バーナーの最大火力は1800kcal弱と大きくありませんが、ヒートロスが少ないので燃費も良く沸騰時間も早い、というわけです。
バーナー部には圧力調整器(プレッシャーレギュレーター)も備えているので、低温でも火力が落ちにくく連続燃焼にも強くなってますね。
また専用ポットには蛇腹状の金属板、ヒートエクスチェンジャーを備えているので熱効率も高いです。
ポットの容量は1L(実質600ml)、断熱カバーが標準装備です。
使用時は
背が高くなってしまうため、バーナーの安定性を確保するキャスタースタンドも標準装備。安心です。
収納時はポットと付属の樹脂性ボウルの中にバーナー、スタンド、ガスカートリッジまで収納可能なオールインワンとなってます。重量はカートリッジを除いた状態で約465gです。決してウルトラライトなモデルではありませんが、クッカーまで含めた重量なので重くもないですよ。
ネックとなるのは価格でしょうか。トレッキングシーンなどで素早くお湯を沸かしたいシーンに便利なバーナーですが、3万円近い価格で二の足を踏んでしまいます。
¥28600(税込)
ウィンドバーナーストーブシステム専用のポットも別途購入可能です。
¥11000(税込)
MSRのバーナーには専用ガスカートリッジが推奨されてます。
イソブタン80%、プロパン20%の配合で寒冷下でも十分な性能を発揮します。110g容量は
¥715(税込)
227gサイズもあります。
¥880(税込)