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2019年11月07日
ユニフレームの新製品！セパレートバーナーＵＳ－Ｓがやっと！
ユニフレームの新しいシングルバーナー、セパレートバーナー ＵＳ－Ｓがようやく発売されましたね。ナチュラムさんにも入荷してきてます。発売予定がずいぶん延期されましたが、安全の証、ＰＳＬＰＧマークも取得してますよ。この取得の関係で遅れたんでしょうか？
燃料・バーナー分離式のシングルバーナーです。旧モデルとなるＵＳ－トレイルオートの後継モデルとなりますね。
初期のＵＳ－トレイルオートはチタン製のゴトクを採用したもので、その後ステンレスゴトクへ変更、そしてその直系後継機種としてセパレートバーナーＵＳ－Ｓと進化してます。
ＵＳ－トレイルオートから大きく変わったのはゴトクの形状です。３本の脚兼ゴトクから４本脚のゴトクへ変更され、安定性が向上しました。大型のクッカーを載せても安心感がありますよ。もちろんシェラカップなどの小さなクッカーにも対応します。ゴトクの直径などがわからないのですが、画像で見る限りＵＳ－トレイルオートと同等の１５ｃｍくらいでしょう。
最近人気のソロ向け鉄板も燃料分離式なら安心ですね。
バーナーヘッド周りの形状はゴトクを除くとＵＳ－トレイルオートとほぼ同じ印象です。大きな変更はありませんが、その分信頼性というアドバンテージがありますね。初期モデルからすれば１５年以上使用されているわけですからね。
ただ、最大火力はＵＳ－トレイルオートより控えめなスペックになりました。ＵＳ－トレイルオートではプレミアムガス使用時で３９００ｋｃａｌでしたが、セパレートバーナーＵＳ－Ｓではプレミアムガス使用時で３０００ｋｃａｌに。これは同じくユニフレームの燃料一体型のシングルバーナー、ミニバーナーＵＳ－７００と同じスペック。バーナーヘッドの構造などはＵＳ－７００と同じなのでしょう。
ただ、ＵＳ－トレイルオートとミニバーナーＵＳ－７００は火力の差はそれほど大きくなかったので、たぶん、基本構造は同じだと思いますよ。
燃料消費時間はセパレートバーナーＵＳ－Ｓに表示されていないのですが、火力から想像するとミニバーナーＵＳ－７００と同等でしょう。
一つ気になるのは、点火ボタンの位置も従来通りなところですね。バーナーヘッドに取り付けられた遮熱板の端に付いてます。樹脂性の点火ボタンはカバーされていないので、鉄板など輻射熱の強いものを使用して長時間燃焼させると点火ボタンはかなり高温になるでしょう。溶けないまでも再点火で熱いと思います。
あまりそういった使用方法は想定されていないのかな？管理人だったら不安なので遮熱板を何とか自作するかな。
燃料側には軽量化が施されました。ＵＳ－トレイルオートではテーブルトップバーナーと同様のものを使用していましたが、カートリッジを安定させる脚がステンレス板でした。セパレートバーナーＵＳ－Ｓではステンレス線に変更されてます。わずかですが軽くなるでしょう。
また燃料調整バルブのつまみも木製のものからステンレス製へ。ここは個人的に木製ノブが好きだったので残念ですが、耐久性や使い勝手は向上してますね。木製ノブは経年劣化で割れたりするし、小さいのでグローブをしたままでは回しにくかったですからね。収納時はハンドルを折りたためるのでかさばりません。
燃料ホースは従来モデルと同じもののようです。しなやかで扱いやすいホースですね。
収納サイズは約１２５×１２０×７５（厚さ）mm、重量は約４５０ｇです。メッシュの収納袋も付属します。ライバルとなりそうなＳＯＴＯのレギュレーターストーブフュージョンと比べると、一回り大きな印象で重量も約２００ｇ重くなりますね。フュージョンは燃料接続部に一部樹脂を使用していたり、ホースがちょっと短いなどの違いがあるのでまぁ、妥当なところでしょう。
ウルトラライト志向の人には重さがネックになりそうですが、ツーリングキャンプや車でのキャンプであればあまり大きな問題にはならないと思います。燃料分離式としては平均的なスペックじゃないでしょうか。
長い歴史を持つバーナーです。鉄板などを使用するなら燃料分離式が安心ですよ。
￥９０６５（税込）
プレミアムカセットガス３本が付属するセットも登場です。
￥１０３３８（税込）
同じくユニフレームの燃料分離式バーナー、テーブルトップバーナーＵＳ－Ｄは生産を終了しました。おそらくＰＳＬＰＧマークを取得して新しいモデルとして登場してくれるんじゃないかと思いますが、まだ購入が可能ですよ。
ダッチオーブンも載せられる頑丈なシングルバーナーです。重量や収納サイズはかさむものの、人気の高いシングルバーナーでしたね。
￥１１０００（税込）
そして管理人が今年購入したＳＯＴＯレギュレーターストーブフュージョン ＳＴ－３３０。セパレートバーナーＵＳ－Ｓの直接のライバルになります。
収納サイズや重量ではフュージョンが勝ります。ただ、こちらもそれなりに欠点はあるのでどちらが優れているか、というと微妙なところですね。
燃料取り付け部の耐久性やゴトク（脚）の若干のがたつき、さらに脚を固定する部分の摩滅の心配など欠点がないわけじゃありません。燃料ホースもユニフレームよりはしなやかさに欠けます（その分丈夫ですが）。もう３ｃｍくらい長くてもいいかな、とも思います。
ただ、点火スイッチは燃料側にあるので熱の影響は受けませんね。火力は十分強力です。垂直に炎が立ち上がるタイプなので、シーンによってはバーナーパッドも欲しくなりますよ。
ゴトクサイズはフュージョンの方が少し大きいです。直径１６５ｍですね。
どちらが良いか、と訊かれると難しいところです。個人的にユニフレーム支持者なのでセパレートバーナー、と言いたいところですがフュージョンオーナーだし。
それぞれメリットがあるので、ニーズと好みでチョイスしてください。
￥１０７４６（税込）
燃料一体型のユニフレーム ミニバーナーＵＳ－７００もあります。セッティングが超簡単で火力も十分備わるシンプルなバーナーです。ゴトクが小さいのでソロ専用と割り切るならオススメできます。
￥５５００（税込）
