ダイワのエントリー向けスピニングリールとして人気のあった「レブロス」ですが、モデルチェンジ(マイナーチェンジ)で「レガリス」に。
実質的にはあまり変わってませんでしたけどね。ラインローラーのベアリングが省略され、カラーリングも変更されて登場したモデルでした。
で、今年、レガリスはそのまま継続販売しながら、復活したネーム、レブロスが登場です。「
レブロスMX」ですね。
今回のモデルチェンジで、初期のレブロスから続いたボディ金型は一新されてます。新形状のボディは軽量になりましたよ。
リールフットは一見廉価版リールの(レブロスMXも廉価版ですが)、スプリンターやリバティと同様に見えますが、新形状です。まったく新しい金型を使用して作られてますね。強度を維持しながら軽量化するために、ボディ側の付け根に肉抜きを施してあります。太さは旧モデルとほぼ同じながら、軽量化できてますね。しかも強度的にはアップしていそうな気配があります。エッジ部分が増えたことで左右へのたわみが少なくなりますからね。同一の樹脂であればおそらくレブロスMXのほうがレガリスよりもたわみにくくなっているはずですね。
同一番手の2506で比べるとレガリスの280gから250gと30gも軽量に仕上がってます。ボディ単体で30gの差ができたわけではなく、他のパーツとの組み合わせによっての軽量化ですが、30gは大きいですね。2004では35gも違います。小さいモデルほど重量の影響が大きいですから、正常に進化した、ということでしょう。
軽量化には、新形状のハンドルも貢献しているようです。レガリス・レブロスMXともにアルミ製マシンカットハンドルとなりましたが、形状は違います。シングルハンドルではレガリスのストレートなアームに対して、レブロスMXは湾曲したアームに。シマノのハンドルみたい、というのは置いておいて、っと。ダイワの上位モデルスピニングと同じ形状になりました。
ハンドルとカラーの接続部分が変更され軽くなったようです。また、カラーの素材がレガリスのアルミから、初期型レブロス動揺の樹脂に戻ったようですね。ここも特に大きな力がかかるところではないので、樹脂の軽さを活かしたんでしょう。
湾曲させることで、ハンドルを回したときにハンドルアームがボディと平行に近くなります。フィーリングは従来モデルより良いでしょうね。より自然にハンドルを回せると思います。
ダブルハンドルモデルはさらに大きく変わってますね。RCSのハンドルのように肉抜きされ、見るからに軽くなった、という印象です。またサイズに合わせてハンドル長も変更されてますね。2004Wでは80mm、2506Wでは90mmハンドルとなってます。2004Wではよりスローにリトリーブできる特性を与えられてますね。2506Wのハンドルサイズはエメラルダスなどのエギングモデルと同一サイズになります。
1003という番手が新設されましたが、ボディは2000番ベース。ただ、ハンドル長は45mmとショートになってます。これは管理釣り場での使用を前提にした設定でしょう。従来の2004では50mmハンドルでした。スローリトリーブしやすく、スプーニングにオススメです。
その他の変更点はスプールエッジの形状に変更を受けたABSⅡが早くも採用されてます。ダイワのスピニングとしてはセルテートだけに採用されてたスプール形状ですね。逆テーパーのABSでバックラッシュを減らし、逆テーパーによる飛距離の損失を放出抵抗の少ないスプールエッジで補う形です。シマノのAR-Cスプールに比べ、飛距離で劣るといわれたABSスプールですが、これでAR-Cスプールにかなわないまでも差を縮めたといえるでしょう。
まだナチュラムさんには入荷していないようですが、今後入荷すればシマノのベーシックモデル「ナスキー」といい勝負になるんじゃないでしょうか。ただ、今回のモデルチェンジでもローターブレーキの採用は見送られてしまったようです。個人的にはローターブレーキは初心者にこそ必要な装備だと思うので、低価格帯のリールには採用してほしかったんですけどね。
で、この人の立場はなくなっちゃった感があります。
ダイワ(Daiwa)LEGALIS(レガリス)2506
やはり2500番のシャロースプールモデルで280gは重過ぎました。
で、こちらが当面のライバルです。
シマノ(SHIMANO)10ナスキー 2500S
レブロスMXの定価をみても、ナチュラムさんの販売価格でもいい勝負でしょう。
ダイワのスピニングはこちらにも
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追記:レブロスMXがナチュラムさんに入荷してきました(2010/8/31)