ダイワZ2020はロープロのRYOGA?

あごひげあざらし

2010年03月04日 12:41


ついにナチュラムさんに入荷してきました。ダイワの新しいベイトリール、Z2020シリーズ

ダイワ(Daiwa)Z2020H

このデザイン、なんとなくガンダムのザクを連想しちゃうのは管理人だけ?レベルワインダーが目に見えませんか?

とそれは置いておいて、新しいダイワのベイトリールです。このZ2020シリーズの特徴は新しいブレーキシステムでしょう。
もちろん、メインギアにはRYOGA譲りの強強度タフデジギア。磨耗強度の高い青銅系の素材なので、摩滅しにくくギア欠けも起きにくいものです。
メインフレームにはスーパーメタル、要は強度の高いアルミ系合金です。だから、パワフルフィッシングにオススメなのはもちろんですね。デザインは違うものの、強度に関してはRYOGAに並ぶほどで、ロープロタイプのRYOGAといってもいいでしょう。
でも個人的には、新しいマグブレーキに興味深々なんです。

シマノの最新のブレーキシステム、デジタルコントロールがオートマチックなら、このZ2020のマグフォース3Dはマニュアルのブレーキシステム。使いこなせる人が使えば、最適なブレーキの強さを選べる、ある意味通好みのセッティングでしょう。

なにしろ、組み合わせの豊富さが半端じゃありません。3モード×20段階マグダイヤルで60段階まで細かく設定できるんですからね。正直、管理人はそこまで細かいブレーキ調整をしないような気もしますが。あっ、管理人は使いこなせない人?

細かい調整ができるといっても、シマノのDCと同じくモード切り替えを採用しているため、管理人みたいな大雑把な人でもこの恩恵にはあずかれそうですよ。
3つのモードは、MAXブレーキ・オールラウンド・ロングキャストの3つ。このシステムの凝っているところはブレーキユニットがスライドすることでブレーキの強さを可変させているところですね。
ブレーキユニットが左右にスライドすることで、スプールに取り付けられたインダクトローターがマグネットの磁界に入っている面積を変化させます。磁力の影響を3段階にコントロールすることで、ブレーキ特性を変えるわけですね。
キャスト後半になるとブレーキの効きが弱まるようになっているため、マグブレーキ独特の常にブレーキが効いているようなフィーリングは少ないようです。
モード可変のスライドスイッチは、サイドプレート下側ですね。

磁界に思いっきりインダクトローターが入っているときはブレーキの効きがマックスに。向かい風などルアーのスピードが落ちる時に効果的ですね。スプール回転の初速を抑えることで、ラインがふけるのを防いでくれます。

オールランドモードは中間の位置になります。これが一番多用するモードだと思います。程よくブレーキが効いているため、スプールの初速もそれなりに速く扱いやすいでしょう。今までのマグブレーキと一番違和感の少ないモードですね。

で、ほぼノーブレーキに近いのがロングキャストモード。インダクトローターが磁界に掛かっている部分はありません。飛距離を重視したい時に使用するモードです。マグブレーキの特徴、スプール回転の初動からブレーキが効いてしまうという欠点を無くしてますね。

ダイワのサイトによると、オールラウンドモードでルアーにあわせた位置にマグダイヤルを合わせて使用するのが基本だそう。マグダイヤルの位置を変えずに3つのモードをチョイスすると迷わなくて済むようですね。

シマノのデジコンと考え方は近いようですが、アプローチの仕方が違うのが面白いところです。完全にベイトの弱点を消す方向にシフトしているシマノと、ベイトの味を残した上で弱点を減らす方向にシフトしたダイワ、といった構図でしょうか。
どちらも革新的なブレーキシステムですが、最終的には使い手の好みで選ぶといいと思います。

Z2020は、ボディサイズが見直されてます。徹底したコンパクト化は避けて、適度なボリュームを持たせたボディです。パワフルなターゲットとのやり取りでは、小さすぎるリールは力を入れにくい、との声に応えたサイズでしょう。また、スプールのラインストック量もナイロンなら20lbが100m、PEなら2号クラスを230mとタップリ。ソルト・フレッシュを問わず、ビッグワン狙いのアングラーにオススメのベイトリールですね。
定価¥57750のところ、¥51900 10%割引

Z2020のライバルといえば、こちらでしょうか。

シマノ(SHIMANO)カルカッタコンクエスト 200DC

デジコン搭載のカルカッタコンクエスト200DCです。ロープロと丸型の違いはありますが、どちらも200番クラスのベイトリール。ラインストック量も同じ程度です。カルカッタはギア比5.0とダイワZよりもローギアードになります。引き抵抗の大きいクランクなどにはこちらの方がオススメですね。


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