エリアフィッシングではライトラインを使用するため、スピニングリールを使用するのが主流です。
とはいえ、ベイトリールを使いたい!という方もいます。特に大型のトラウトが多く放流されているようなエリアでは、ベイトリールならではの巻き上げパワーは魅力ですし、コントロールキャストをしたい人にもベイトは人気ですね。
そして今月、シマノから新しいベイトリールがリリースされました。それが09カーディフS DC!デジコン装備の専用モデルです。
シマノ(SHIMANO)09カーディフ50S DC
シマノ(SHIMANO)09カーディフ51S DC
50Sは右ハンドル、51Sは左ハンドルと左右両ハンドルが用意されているので、お好みでどうぞ。個人的にはスピニングで慣れちゃってるから左ハンドルの51SDCが好みかな。
リールのベースになっているのはもちろん、カルカッタコンクエスト50シリーズ。これに、メタニウムMgDCに搭載されているDCシステム、I-DC4をエリア向けに味付けして搭載です。ボディ外側のダイヤルで4つのモードに可変できますよ。
I-Lはロングディスタンス。最もスプール回転を上げられる遠投モードです。目いっぱい飛距離を伸ばしたい、飛距離を重視したセッティングなので、4つのモードの中ではもっとも扱いがシビアになります。とはいえ、強い向かい風の時やフロロラインを使用している時を除けばこのモードでも十分トラブルを抑えられますね。
I-Mはミドルディスタンス。I-Lよりは扱いやすいモードです。ほとんどこれだけで通せちゃうんじゃないか、というくらい優しい設定。空気抵抗の少ないペンシルなどをキャストする場合でもこのモードはオススメです。もちろんスプーンのキャストもこのモードで十分です。よほどの向かい風でもなければ、このモード固定でもいいくらい。
I-Aはオールラウンド。オールラウンドというだけあって、ブレーキの設定は少しきつくなります。空気抵抗の大きいルアーをキャストする時でもトラブルを起こしにくいです。購入当初、慣れるまではこのオールラウンドモードのほうが安心でしょう。また3g以下クラスのスプーンのキャストもこのモードが最適かも。
I-Wはウィンドモード。さすがデジコンとうならされるのはこのモードですね。カーディフでなく、メタMgDCで使用してみましたが、強風時にラインがふけることなくバックラッシュがほとんどおきません。こんなに楽チンでいいの?と思うくらい安心してキャストできます。その分ブレーキは強くかかっているので飛距離は出せませんが、バックラッシュで時間をとられることがないので便利なモードです。
軽量なルアーを使用するエリアフィッシングでは、ベイトリールでのキャストが難しいんですが、このデジコン搭載のカーディフだったら3g程度のスプーンでも問題なくキャストできそうです。
エリアで使用されるラインはどんどん細くなり、現在では2lbクラスを使用する人もいるくらい。ハイプレッシャーのエリアでは魚の警戒心の薄らぐ細いラインがやはりバイトが多く感じますからね。
さすがにベイトリールではあまりに細いラインではベイトの持ち味を発揮させられないので、4lbくらいでいいんじゃないかな、と思います。このカーディフSのスプールは、超々ジュラルミン軽量シャロースプールを搭載。カルカッタコンクエスト シャロースペシャルよりも少しラインストック量を増やしてあるのも、4lbをメインに想定しているからでしょうか。4lbラインは100mストック可能です。
ドラグ設定もエリアに合わせたカーディフエリアドラグ搭載で、微調整が可能。ライトラインでもラインの力を目いっぱい引き出すことができます。
カルカッタコンクエスト50 シャロースペシャルでエリアでも十分な実績を作ったシマノですから、エリア専用設計となったアーディフDCもかなり期待できそうです。
個人的に一番問題になりそうなのは、価格、かな。。。。。。。
定価¥71400のところ、¥57120 20%割引
エリアフィッシングでも使用できるベイトリールというと、この他には
シマノ(SHIMANO)カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)50
シマノ(SHIMANO)カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)51
シマノ(SHIMANO)05 カルカッタ 50
シマノ(SHIMANO)05 カルカッタ 51
このほかにダイワでは、プレッソやリベルトピクシーあたりくらいでしょう。
エリアフィッシングについてはこちらでも
フィッシングタックルならこちらもオススメ
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館