スペシャルなカーディナル!3E(スリーエンデベッド)

あごひげあざらし

2008年12月28日 08:09

名品といわれるものは数多くあります。リールの世界では、アブのカーディナル33、カーディナル3もその一つでしょう。
管理人がルアーフィッシングを始めた頃、アブカーディナルというと、とても高価な高性能リールでした。とてもじゃないけど小学生の身分では所有することはできない憧れのモデル。

復刻モデルも登場し、一時本気で購入を考えましたが、購入にいたらないまま現在まで所有したことがありません。
で、今回、限定のスペシャルなモデルが登場してます。管理人みたいにカーディナルに憧れた世代にはかなり気になるモデルです。

アブガルシア(Abu Garcia)カーディナル3E(スリー・エンデベッド)

パッと見ただけで、オリジナルから変更されているのはカラーリング。カーディナル3のクリーム色のボディは落ち着いたシルバーに、スプールはシルバーアルマイト。そしてハンドルノブは、ラウンド型になってます。オールドアンバサダータイプですね。

このカーディナル3Eは、爆釣チャンネルでもおなじみ、難波伸敏氏のこだわりから生まれたスペシャルな限定モデルなんです。だから、変更点がカラーリングやノブ形状だけ、なんてことはありません。

個人的に一番驚いたのが、サイレントストッパー採用でしょう。カーディナルといえば、軽やかな「カリカリ」というハンドル回転音が特徴、近くで使用している人がいればすぐわかるほどの特徴ある音なんですが、このエンデベッドはサイレント仕様です。
あの音が嫌い、という人もいれば、あの音がしないとカーディナルじゃない、とか様々な意見があるでしょうが、個人的には、これもありだと思います。

また、ギア比も少し高めの5.3に変更。ノーマルは5.1です。ストリームでの使用ではこの高めのギア比が吉と出るでしょう。アップストリームキャストで流れに負けないスピーとでリトリーブするのにピッタリです。渓流で多用される国産スピニングの1000~2000番のリールに対して、オリジナルのカーディナル3は2500番程度の巻き上げスピードを持ってます。ハンドル1回転で約60cmのラインを巻き取ります。3Eはギア比を上げたため、ハンドル1回転で約62cmのラインを巻き取れます。
わずか2cmですが、この差は結構大きいです。

さらに、ラインがヨレるといわれることがあるカーディナルシリーズですが(使い方次第という話もありますが)、その対策も施されてます。ラインローラーの形状が変更され、ローラーの径を大径化するとともに、ベールアーム側に向けてテーパーがつけてあります。
現行のカーディナル300シリーズなどの形状に近く、糸ヨレを減少させています。ベアリングなどは入っていませんが、テンションがかかればキチンと回転するブッシュ入りです。

オリジナルカーディナルのファンの方には賛否両論あるでしょうが、実用性を向上させたリファインモデルとして管理人は評価しております。インスプールならではの、軽いローターやコンパクトなボディは今見ても魅力的ですからね。
限定生産なので、無くなり次第終了です。アブカーディナルを使ってみたい、とお思いの人にオススメします。
定価¥35700のところ、¥32100 10%割引

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