今ではもうニッチな分野となってしまった感のあるスピンキャストリール。
現在はリールの主流からは外れてますね。ラインナップしているメーカーもモデル数も少なくなってます。
キャストの簡単さは高く評価できるスピンキャスト。
とはいえ巻き上げパワーの弱さや低いギア比が現代のフィッシングシーンには合わなくなってしまったのでしょうね。
そんなスピンキャストですが２年程前にアブガルシアが海外向け（というか北米・ヨーロッパ向け）に新たにリリースしたモデルがありました。
マックススピンキャストです。
マックスシリーズはアブガルシアのモデルでもエントリーモデルに位置付けられてます。なので手軽に使用できるスピンキャストリールとしてオススメできますよ。
シリーズには最上位機種のプロ、ミドルグレードのSTX、スタンダードグレードのXがラインナップしてます。
そのマックススピンキャストがナチュラムさんに掲載されてます。
正式な日本向けモデルではなく北米仕様の輸入品ですね。輸入元はツネミ釣具さんです。
アブガルシア(Abu Garcia) マックスプロ スピンキャスト 10
こちらは最上位機種になるマックスプロ スピンキャスト１０。実物はお目に掛かっていないので詳細はよくわからないところが多々ありますが、デザインは結構いけてるんじゃないでしょうか。
ボディサイズは旧モデルのアブマチックSXとほぼ同じくらいのようで重量も２３８gと同じです。
スピンキャストリールとしては軽量な部類に入りますね。
ギア比は３．６：１とローギアードです。
ボディはアルミフレームを採用とのこと。敢えてフレームと記すところを見るとアルミフレーム＋樹脂カバーという構成でしょうか？
フロントカップはアルミ製だそうです。ちょっと
凝った造形をしてますね。
内部構造はアブマチックSXで採用されたSマチックは採用されていないようで従来からのローターが前進する構造に戻っているみたいです。
Sマチックは斬新な構造ではありましたがトラブルもあったようなので止めてしまったのかな。
スプールはオシュレート機構なしですね。スプール位置が変わらないのでラインの巻き上がりは中央が太くなる形状になりますね。
クラッチボタンの位置は低めに押さえられているのでオフセットハンドルでなくとも操作性は良さそうですよ。
現行のベイトロッドとの相性はいいようです。
ライン付で０．２５ｍｍのナイロンラインが１００ｍ巻いてあるそうです。８～１０ｌｂクラスのラインに相当しますね。
用途からするともう少し細いラインに巻き替えたいところです。
決して高級リールではないので巻きのフィーリングや仕上げなどに不満は出るかもしれませんがちょっと面白そうなリールですよ。一応ベアリングは３BB＋１RBとなってます。
￥８９０９（税込） １０％割引
アブガルシア(Abu Garcia) マックス STX スピンキャスト 10
ミドルグレードとなるマックスSTXスピンキャスト１０です。
こちらは樹脂ボディにアルミ製カップを組み合わせたモデルのようですね。ドラグダイヤルはアルミ製です。
マックスプロと同等のサイズでギア比やライン容量も同じです。重量は２３０gとなってます。
ベアリングが２BB＋１RBと１つ減らされてますね。
￥８４１４（税込） １０％割引
アブガルシア(Abu Garcia) マックス X スピンキャスト 10
スタンダードグレードのマックスXスピンキャスト１０です。
こちらは樹脂ボディにステンレス製カップを組み合わせます。クラッチやドラグダイヤルも樹脂製ですね。
安っぽさを感じてしまうのは致し方ないと思います。
ギア比は４．３：１のローギアで重量は２５０ｇ。ダイワのスピンキャストとほぼ同じ重量になってます。
ベアリングは１ＢＢ＋１ＲＢと必要最小限に抑えられてますね。
ライン容量はプロ１０と同じです。
￥５４４４（税込） １０％割引
アブガルシア(Abu Garcia) マックス X スピンキャスト 15
マックスXスピンキャスト１５は１０よりも一回り大きなボディ、スプールを採用します。ボディサイスはアブマチック１７０と同等になりますね。要するに大き目です。
そしてこちらはスピンキャストとしてはかなり高速な５．２：１のハイギアを搭載しますよ。巻き上げスピードの遅さがネックになるスピンキャストの中ではかなりスピニングリールに近い感覚で使えそうです。
ただ想像ではありますが、巻き上げは重くなってそうですね。
ラインは０．３３ｍｍナイロンが９０ｍ巻いてあります。おそらく１６ｌｂ、４号相当のラインですのでこちらは巻き替えて使うことをオススメします。ちょっと太すぎる感じがありますから。１０～１２ｌｂくらいに抑えたいですね。
重量は２９８gとギリギリ、アンダー３００gに収まります。
￥５９３９（税込） １０％割引
スピンキャストリールはネガティブはあるもののキャストのしやすさ、低いギア比なので魚との綱引き感も味わえます。
メインのリールとしては物足りないかもしれませんが、サブリールとして使ってみるのも面白いですよ。