登山のお供のシングルバーナー、オススメは?

あごひげあざらし

2022年06月09日 19:02


登山、トレッキング。
日帰りでサクッと登って下りてくるならバーナーは無くてもいいですが、テント泊を伴う場合は必要ですし日帰り登山でも湯沸かしなどをするならバーナーがあると便利です。

登山ではギアの軽量化が体力消費に大きくかかわるのでバーナーもできるだけ軽くてコンパクトなものが望まれますね。

そんなわけで個人的に登山のお供にオススメなシングルバーナーをご紹介しておきます。あくまで個人的な意見であって登山スタイルや同行者の有無などによっても違います。
今回はソロ登山でテン泊を伴うニーズに絞ってご紹介しますね。季節は冬季や晩秋、早春を除く穏やかなシーズンという前提にしておきます。


PRIMUS(プリムス) P-115 フェムトストーブ

プリムスの超軽量ストーブ、P-115フェムトストーブは本体重量わずか56gです。シングルストーブの中でも超軽量の部類に入りますね。
軽量なだけでなく収納サイズもコンパクトでかさばりません。ギアの軽量化・コンパクト化を目指すならオススメの一台ですね。

コンパクトながらも火力は最大2.5kw/2100kcalを確保しているのでソロユースであれば不足は感じませんよ。
バーナーヘッドには耐風性の高いマイクロメッシュ(MFMM)を採用。垂直に立ち上がる炎と合わせて風に強くなってますね。
ただクッカー中央が特に過熱しやすい傾向があり熱伝導率の低いチタンやステンレスのクッカーを使用する場合は真ん中が焦げやすいです。バーナーパッドを使用すると火力は落ちるものの焦げ付きは軽減できますよ。

3本爪ゴトクは安定性では4本爪に劣るもののコンパクトなクッカーであれば不安はありません。ゴトクの直径は最大で120mm、最小で80mmです。爪が1枚少ない分軽量ですね。
圧電点火装置付きですが標高の高い場所では機能しないことがあるのでマッチなどを持参ください。
¥8250(税込)


SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター

着脱式のゴトクを採用するSOTOのマイクロレギュレーターストーブ ウインドマスターSOD-310。こちらも本体重量は60g、3本爪ゴトクが7g、4本爪ゴトクは27gと軽量ですね。最小で67gになります。

最大火力は3.3kw/2800kcalとこのサイズとしては強力です。湯沸かしも短時間で済ませることができますね。
バーナーにはマイクロレギュレーターを搭載し低温、連続燃焼に強くなってます。氷点下近くの気温でも点火可能なガスバーナーは少数派ですよ。
炎は垂直に立ち上がるタイプですり鉢状のバーナーヘッドは風の影響を軽減してます。

ソロ登山であれば3本爪のトライフレックスのみで対応できます。ゴトクの直径は100mmです。グループユースであれば4本爪のフォーフレックスで。直径は144mmになります。

こちらは標準装備のトライフレックスにオプションのフォーフレックスをセットにしたパッケージになります。
¥8500(税込)


SOTO マイクロレギュレーターストーブ  SOD-300S

マイクロレギュレーターストーブ SOD-300Sは折りたたみ式ゴトクを採用したシングルバーナー。こちらも重量は73gと軽量ですね。
3本爪のゴトクは折りたたみ式で使用時は直径94mmでソロには十分なサイズです。
火力は最大3.3kw/2800kcalとウィンドマスターと同じですが、バーナーヘッドの形状は山型になってます。クッカーの底に広く炎が当たるので調理に適したヘッドです。
多孔式なので立ち消えしにくくなっていますが風の影響は受けるので風防があるといいですね。

マイクロレギュレーター搭載で低温に強くドロップダウンも起こしにくいバーナーです。
圧電点火装置はボディ内部に配置され故障しにくくなってます。ただし標高の高い場所では点火しにくいのでやはりマッチなどが必須ですね。
¥7000(税込)


MSR(エムエスアール) ポケットロケット2

MSRのポケットロケット2も超軽量なシングルバーナーですね。重量は73gと軽量で収納サイズもコンパクトです。
火力は2143kcalと強力ではありませんがソロユースで不足のないレベルを確保してますよ。

バーナーヘッドの形状は縁を高くして風の影響を受けにくくなってます。またヘッド上に防風効果のあるY字型ウィンドクリップも備えてますよ。
炎は垂直に立ち上がるタイプですね。

なお燃料にはMSR純正のイソプロガスカートリッジが推奨されてます。他社製では配合比の違いで不完全燃焼を起こすこともあるそうなのでこれは守ってください。
¥8250(税込)


SOTO アミカスポットコンボ

SOTOのアミカス SOD‐320はマイクロレギュレーターは搭載しませんがオーソドックスでコンパクトなバーナーですね。
本体重量は81gと軽量です。最大火力も3.0kw/2600kcalと十分なスペックです。気温が氷点下にならないようなシーズンであれば問題なく使用できますよ。

ゴトクの外形は106mm、内径は42mmでソロクッカーサイズになります。4枚爪でクッカーの安定性も高いですよ。
すり鉢状のバーナーヘッドは耐風性も備えます。垂直に立ち上がる炎は立ち消えしにくいですね。

こちらはソロクッカーとセットになったアミカスポットコンボ。ちょっとお得なセットです。
¥6900(税込)


スノーピーク(snow peak) ギガパワーストーブ「地」オート

スノーピークのギガパワーストーブ「地」オートも軽量コンパクトなバーナーですね。こちらは点火装置付きのオートです。重量は点火装置付きで90gですね。ロングセラーモデルだけあって完成度の高いバーナーです。

火力も2500kcalと十分なパワーを持ってます。バーナーヘッドの形状は炎が大きく広がるタイプで耐風性より調理のしやすさに優れますね。使用時は風防を携帯することをオススメします。
4本爪のゴトクはクッカーの安定性が高いですよ。

初期モデルから材質変更を経て軽量化も果たしてます。
¥6820(税込)


PRIMUS(プリムス) 153ウルトラバーナー

P-153ウルトラバーナーは重量こそ116gとなりますが決して大きくはありません。サイズが大きくなる分大きめのクッカーやフライパンなども使いやすいです。
また火力も3600kcalとハイパワーです。ソロではもちろん2~3人での使用にも対応可能ですね。

バーナーヘッドには風を遮るようにゴトクを配置し耐風性を確保してます(X字ゴトク)。4枚爪ゴトクで大型クッカーの安定性にも優れますよ。ゴトクは折りたたみ式で延長も可能。最大で148mm径に。最小では90mmです。

燃料調整バルブには遮熱版が追加され操作性を高めてますよ。
¥10450(税込)

登山では気圧や気温の低い高所で使用することになるのでガスはカートリッジの内圧が高いODガスをオススメします。CSガスでは点火できないシーンでもODガスなら点火させられる可能性がありますからね。
またカートリッジをクッカー内に収納することでギアのコンパクト化も可能ですよ。







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