シンプルで高火力!ロケットストーブは防災用にも

あごひげあざらし

2020年08月06日 19:02


ロケットストーブってご存知ですよね。薪などの木質燃料を使用する、という点では薪ストーブと同じですが、構造が違います。
大雑把に言えば煙突・燃焼室が分かれているのが薪ストーブ、燃焼室を持たないのがロケットストーブ、といった感じです。

ロケットストーブは燃料投入口からそのまま煙突になっているような構造ですね。
シンプルながら、高火力を得られ、ススや煙も少ないです。煮炊きや暖を取るという用途にピッタリなんですね。

ただし、燃焼効率が高いということは燃料消費も早いということで、薪ストーブより燃費が悪く長時間使用すると忙しないです。またロケットストーブは太い薪には不向きなので、小割りを大量に作る必要もありますね。

決して万能なストーブではありませんが、シンプルで着火もしやすく、キャンプでの火遊びや湯沸し、災害備蓄用品として注目されてますよ。自作もしやすいのでDIY派にも人気です。

で、そのロケットストーブ、バンドックからもリリースされてます。お手ごろ価格なので、自作するより手軽です。

BUNDOK(バンドック) ロケットストーブ

四角い煙突を組み合わせたような形状のバンドック ロケットストーブ。材質はステンレス板で新品時はピカピカです。周囲の景色が映り込んでまるでスケルトンのように見えますね。このピカピカの状態も新品時だけ。一度使えば焼き色が付いて風合いが変わりますよ。

L字の下側の投入口に焚き付けを入れて着火、炎が安定してくるとゴーゴーと頼もしい音を立てて燃焼します。投入口は大きくないので太い薪は入りません。適度な太さに割って使用します。投入口は3段階調整式。燃焼の具合や薪の太さに合わせて調整できますよ。

また薪以外のものでも燃料にできますね。塗装された木や接着剤を使用したものなどはオススメしませんが、木質系ならなんでもOKなのもロケットストーブです。

煙突の先端はゴトクになっているので湯沸しや煮物に使用できます。また下側にも丸いゴトクが付いているので2箇所で煮炊きできますよ。下側のゴトクは使用しないときはフタをしておけます。

収納時は下側のパーツに上側の筒を収納できるのでコンパクトです。収納サイズは約505×155×170mmとなってます。このサイズなら積載に困ることもないでしょう。

ロケットストーブ本体はかなり高温になります。地面への輻射熱も相当なものなので、グランドダメージ軽減のためタキビシートや遮熱板を使用することをオススメします。
¥6980(税込) 37%割引

より本格的なロケットストーブならペトロマックスのロケットストーブも。

ペトロマックス ロケットストーブ r33

ロケットストーブr33です。ペトロマックスというと灯油ランタンが有名ですが木質系のストーブなども多くラインナップしてますね。

ロケットストーブr33は燃焼筒の外側にヒートライザーというカバーを使用しています。燃焼筒とヒートライザーの間にある空気が燃焼によって高温になり強い上昇気流を発生させます。ヒートライザーによって燃焼筒の温度が下がりにくいこともあって、より高い火力と完全燃焼の促進ができるわけです。
バンドックのロケットストーブよりも強い火力を得られますよ。

上部にゴトクを備えているので煮炊きや湯沸しをこなします。キャンプのストーブに、災害備蓄品にオススメですね。
¥25299(税込)

ロケットストーブの欠点の一つに、煙突側から風が入ると煙や炎が逆流しやすいというのがあります。燃焼室がないので直接投入口に風が来てしまうんですね。
そのため屋内での使用はオススメできませんし、屋外でも風が吹き込まないような工夫も必要です。ご注意ください。







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