ナチュラムさんから背負子が発売されてます。今では登山で背負子を使用する人は少数派でしょうが、管理人の若かりしころは結構背負子、使用している登山者はいましたね。
管理人自身は背負子を背負って山に行ったのは一回だけですけど。山岳部に入部してすぐ、まだ自分用のザックを持っていなかったので部室の隅に転がってたOBのお古をあてがってもらったんです。
使用してみると意外と悪くなくて、背中は蒸れにくいし、しっかりパッキングしていれば荷物の脱落も荷崩れもありません。ただ、パッキングの技術が要求されるのは確かですけどね。パッキングして先輩にチェックしてもらいながらの登山でした。
唯一、嫌だったのは行き帰りの電車の中です。先輩方は最新のザック、同期もお兄さんのザックを借りてきてましたからね。管理人だけ使い込んだ背負子。。。。。なぜか行商の人のように感じて自分だけ浮いているように思えたのを覚えてます。
なので、その後すぐにザックを購入してますからね。
でもそのザックをデビューさせる前にキスリングをあてがわれて行ったんだっけ。。。。古びたキスリングもイヤだったなぁ。。。。重いし、狭いところを通ると確実に引っかかるし。。。。別名、カニってやつですね。ある意味、修行だったのでしょう。新人はまずこれを使え!と渡されました。
昔話はこのへんで、ナチュラムさんの背負子。
ナチュラム 軽量アルミ背負子 フルアウト
昔の背負子とは隔世の感がありますね。現代のザックとのハイブリッドのような作りですよ。
アルミ製のフレームはブラックアウトされ精悍な印象になってますね。昔はシルバーやゴールドのものが多かったように記憶してますが。
ナチュラムさんのサイトの画像を見ると、登山ユースより
キャンプや
フィッシングユースを意識したもののようですね。フレームの形状はよくみると
プロマリンの背負子と同じような作りです。
背面側のフレームは
わずかに湾曲し、背中の形状に沿わせるようになってます。
そして背中の当たる部分にはクッション材を使用したパッドが
3列並びます。おそらく背中への当たりはソフトになるのでしょう。その反面、通気性は上下2つのパッドのものより劣るでしょう。
肩口はパッドがないのでフルカバーされるザックよりは蒸れにくいとは思いますけどね。
ウェストベルトは最新のザック並み。
腰に分厚いパッドを採用しています。腰で重さを支えられるので体への負担を軽減できますね。
ショルダーハーネスもパッド入りでザックと同等です。
チェストベルトまで採用されてます。
これならザックと変わらないくらい快適な背負い心地になりそうです。
背負子への積載にはメインの
太いナイロンベルト2本のほか、
計10個のリングが採用されてます。ゴムバンドやゴムネットのフックを掛ける場所にも困らないでしょう。
荷台の突き出しは約25cmあるようです。ここに収まらず多少はみ出しても
一番下に大き目の荷物を置けば積み上げていかれます。やはり時代が変わってもパッキングの基本は変わりませんね。下に重量のあるものを配置すれば重心が下がり安定しますよ。
こちらの背負子は耐荷重25kgまでとなってます。
管理人世代には懐かしいアイテムの背負子ですが、一週回って今なら新しいのかな?見られることを意識したアイテムチョイスが必要にはなりそうです。
また背負子にはレインカバーが必須です。ゆとりのあるサイズのポンチョを背負子ごと被せてしまうのが一番楽ですね。背負子は荷物の形が一定しないので。昔はビニール袋をあてがってましたが。。。。結局濡れちゃうんで、防水袋(ビニール袋)に荷物を入れるのが必須でしたね。
¥6880(税込)
現在ナチュラムさんに掲載されている背負子はこのほかにこちらがあります。
MサイズとLサイズが用意されてます。Lサイズはナチュラムさんの軽量アルミ背負子 フルアウトとまったく同サイズ。ただし背面パッドやウェストベルトは簡素なものになりますね。これは昔ながらといった感じの作りです。
ただフックを掛けるリングは多数用意されていますね。
Mサイズは一回りコンパクトで耐荷重20kgとなってます。
Mサイズは
¥3880(税込)
Lサイズは
¥3470(税込)
耐荷重60kgの本格派。フレームの繋ぎ目に継ぎ手を使用して強化しています。肩周りへの負担を軽減するグリーンボーンの新タイプですね。
荷台の高さは差し込み式で上下2段の高さ調整が可能ですよ。
¥21110(税込) 20%割引
キャスター付きで2WAYに使用できる背負子もあります。地面の状態の良いところは引いて移動できますね。
¥6780(税込)
ボックス状に組んだフレームにギアバッグを組み合わせたタイプも。
¥24024(税込) 30%割引