キャンプや登山といったアウトドアの寝具といえば寝袋、シュラフを使用することが多いですね。
シュラフといっても形状や素材が様々です。形状ではゆったりしていてシュラフに不慣れな人でも寝やすい封筒型(レクタングラー)、保温性に優れ比較的コンパクトに収納できるマミー型があります。保温材の種類の代表は天然素材のダウン(羽毛)、比較的低価格な化繊中綿がありますね。
そして今回は素材の話です。
ダウンは保温性に優れ、軽量、収納時に圧縮するとコンパクトに収まります。ギアのコンパクト化に適した素材ですね。その反面、水濡れに弱く水分を含むと一気に保温力を失います。また濡れるとなかなか乾きませんね。現在はシェルの防水加工や撥水加工されたダウンによってある程度解消されていますが、それでも湿気や水濡れは極力避けたいことには変わりません。
化繊中綿には様々な種類が登場していてます。一般的な化繊中綿は保温性能はまずまずですが、圧縮してもダウンほどコンパクトにはなりません。保温性能を高めるほどに大きく重くなっていきます。湿気や水濡れはダウンに比べ耐性がありますが、一度濡れると乾燥までの時間はそれなりにかかりますね。
そんな中で、同じ化繊中綿でも、
ファイントラックの開発したシート状保温材、ファインポリゴンはある意味、ダウンや従来の化繊中綿を大きく凌ぐ優れたものとなってますよ。
そのもっとも大きなメリットは湿気・水濡れに強く、
乾燥時間も早い、ということ。さらに重量も同等の保温性を持つダウンに迫るほど軽量です。
特に連泊をするような場合、寝汗や結露、テント内への浸水などでシュラフは湿っていきます。ダウンや一般的な化繊中綿のシュラフは徐々に保温能力が落ちていくんですね。十分な乾燥時間を取れないとなおさらです。
ファイントラックのシュラフ、ポリゴンネストシリーズは
水分をほとんど保水せず、シート状の保温材は乾きも早いです。短時間で本来の保温性を回復しますよ。また水分を含んだ状態でも
保温性能の低下が少ないのも特徴です。
ファインポリゴンはこのほかにもシート状のため
コールドスポットができにくい、ダウンに次ぐほど軽量で収納もコンパクトになるなどのメリットもあります。
もちろん万能ではなく、シート状の保温材は「フカフカ」という感じはしませんから、寝心地という点では一般的な化繊中綿の方が管理人には好みですね。ポリゴンネストを使用する場合はシュラフマットが重要かと思います。
とはいえ、連泊する場合やシュラフが湿気や雨にさらされやすいバイクツーリングなどに大きなメリットがありますよ。ということで、前置きが長くなりましたが
ポリゴンネスト。
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストイエロー(スタッフバッグ付)
3シーズンのマミーシュラフ、ポリゴンネストイエローです。こちらは従来モデルから裏地の生地やバッフル構造が改良された2019年仕様ですね。
耐寒性はヨーロッパ基準の使用可能温度域(ヨーロピアンノーム)での試験温度で表示されています。こちらのイエローは使用下限温度として男性なら+3度、女性では+7度相当になっていますよ。とはいえ、下限温度には個人差がありますのであくまで参考値ですね。
夜間の最低気温が10度を下回らないような季節・場所に対応します。平地であれば春先から晩秋くらいの3シーズン、高地では2シーズンといったところでしょう。
首周りにはヒートロスを防ぐショルダーウォーマー付です。
レギュラーサイズは身長185cmくらいの人まで使用できます。収納サイズは直径17cm×30cm、重量はさすがに軽く約700gです。
¥37584(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストイエローショート(スタッフバッグ付)
同じく3シーズンモデルのイエロー ショートモデルです。女性や小柄な人向けで対応身長165cmまでとなります。収納サイズは直径16cm×28cm、重量約620gです。
¥35856(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストグリーン(スタッフバッグ付)
イエローよりもライトなモデルがポリゴンネストグリーン。ショルダーウォーマーを廃してより軽くコンパクトになってますね。
使用下限温度は男性なら+7度、女性では+11度となっています。平地であれば3シーズン、高地では夏を中心とした季節に対応できるでしょう。
こちらはレギュラーサイズで収納サイズは直径13cm×26cm、重量は約470gとなってます。
¥31104(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストグリーンショート(スタッフバッグ付)
こちらはポリゴンネストグリーン ショート。身長165cm程度の人まで対応します。収納サイズ直径12cm×24cm、重量約430gです。
¥29376(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストブルーUL(スタッフバッグ付)
こちらはもっともライトなポリゴンネストブルー ULです。フードやファスナーを廃して軽量化を図ってますよ。口元はドローコードで絞ることができるようになってます。
収納サイズ直径11.5cm×17cm、重量約330gでウルトラライト志向にはこの軽さとコンパクトさが評価されますね。使用下限温度は男性なら+9度、女性なら+13度となってます。対応身長は185cmまでのレギュラーサイズのみの展開です。
またインナーシュラフ的な使い方も可能ですよ。お手持ちのシュラフに組み合わせて使用することでより低温に対応することもできますね。ただ、ファスナーがないので使いやすいかは未知数です。
¥24840(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストオレンジ(スタッフバッグ付)
ポリゴンネストオレンジはショルダーウォーマーに加えファスナー部のドラフトチューブも採用した3シーズンモデル。秋冬用ライトウィンターモデルといえる、オレンジよりも保温性の高いシュラフになりますね。
男性なら使用下限温度ー2度、女性で+4度となってます。収納サイズは直径19.5cm×36cm、重量約940gです。熱の逃げやすいファスナー部の後ろ側にドラフトチューブを取り付けることでヒートロスを抑えます。
ポリゴンネストオレンジは従来同様の生地を使用してますね。マイナーチェンジは受けていません。身長185cm対応で
¥46980(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストオレンジショート(スタッフバッグ付)
こちらはショートモデルで収納サイズは直径18.5cm×34cm、重量約880gになります。
¥45900(税込)
ファイントラック(finetrack) ポリゴンネストレッド(スタッフバッグ付)
もっとも保温性の高いモデルがポリゴンネストレッドです。氷点下まで下がるようなシーンでも使用できるシュラフですね。
使用下限温度は男性でー7度、女性でもー1度となってます。収納サイズは直径24.5cm×40cm、重量は約1300gとなりますね。
¥59400(税込)