ノスタルジック?ガングリップスタイルロッド!グラッピー
往年のバスフィッシングでは、ベイトロッドのグリップはガングリップタイプが多かったですね。当時のベイトリールの主流は丸型のもので、高さがあるものでした。リールフットの位置も今ほど低くありません。結果、ロッドにセットすると重心が高くなってしまう上、操作性も犠牲になりがち。そんなわけでガングリップスタイルにすることでリールの位置を下げ、低重心にしてたんですね。もちろんそれ以外にも理由はあるんでしょうが、ロープロファイルのベイトリールが多くなるとガングリップは見かけなくなっていきました。
でも今年、テイルウォークからガングリップのベイトロッドが登場しましたよ。それが
グラッピーシリーズです。
テイルウォーク(tail walk) GLAPPY(グラッピー) 55ML
テイルウォーク(tail walk) GLAPPY(グラッピー) 60M
赤いブランクもレトロな印象をかもし出すグラッピー。これって70年代の復刻版?とも思わせますが、そうじゃないですね。
グリップは確かにガングリップタイプですが、往年のものよりもリールシートの下へのオフセットが少なく、現在のロープロファイルベイトとの相性が良い形状です。よく見るとグリップの形状こそガングリップですが、リールシートは現在主流のものです。要するに現行のリールシートにシングルのガングリップを組み合わせたものなんですね。
往年のものを希望される人にはがっかりかもしれませんが、雰囲気重視ならこれもありでしょう。ロープロファイルのベイトリールが主流の昨今、リールの選択肢の多さを考えればこのリールシートの方が便利なはず。今お手持ちのロ-プロベイトをそのまま使用できますよ。ショートグリップの取り回しの良さを味わってみてください。
ブランクはレッド、そして材質にグラスコンポジットを採用してます。カーボンのようなピンピンの感度はありませんし、重量もあります。でもグラスロッドならではのゆったりしたキャストフィール、スローテーパーならではのバットからティップまでロッド全体で弧を描くベンドカーブは魅力ですよ。そして粘りも強く、のされても折れることのないブランクはカーボンロッドに慣れた人には新鮮でしょう。
時にコシがない、と感じる場合もあるでしょうがロッドのしなりを利用してルアーを動かすことを覚えれば使いやすいロッドとなってくれますよ。
レングスは2種類。5.5ftと6.0ft、パワーは5.5ftはML、6.0はMですが、その表示以上に粘りますよ。55MLでも最大1OZのルアーがキャスト可能です。60Mでは2オンスクラスまで使用できますよ。それでいて1/4OZもキャストできる。これもグラスならでは、対応できるルアーの重量が幅広いんです。
トーナメント志向のロッドとは間逆に位置するロッドかもしれませんが、このグラッピーはバスだけでなくナマズゲームやネイティブトラウト、ロックフィッシュなどにも対応できるロッドですよ。
そして理屈は抜きにして楽しそうだし、格好いいロッドでもあります。
テイルウォーク(tail walk) GLAPPY(グラッピー) 55ML
¥13824(税込) 20%割引
テイルウォーク(tail walk) GLAPPY(グラッピー) 60M
¥14688(税込) 20%割引
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